早く出すために手を抜かない。30分待ったお客さまが「待った甲斐があったよ」と言ってくださった。一所懸命の向こうにお客さまの笑顔がある。
(新居浜店 阪さんの研修レポートから抜粋)
◆◆ユッケ騒動
今回のユッケ騒動は同じ外食に身を置くものとして、いろいろ考えさせられるところがあります。
以前は、トレンドとして外食に【安全安心】の風が大きく吹いていました。
当時はお客さまのニーズの一番が安全安心でした。
何故なら、その頃は大手食品会社による食品偽装問題が社員からの内部告発により発覚し、大問題になっていましたからね。
しかし…2008年9月に起きたリーマンショック以降、デフレの風が吹き荒れて、お客さまのニーズがガラリと変わり、【安全安心】から【安さ】が一番のニーズに変わりました。
今は、多くの大手外食企業が【安さ】を武器にお店を展開して、デフレの中で大きな躍進をしています
今回のユッケ騒動を思うにあたり、この【安さ】というニーズにより、間違った経営戦略をとったことが今回の騒動の原因(真因)になったのではないかと思います。
通常1000円ほどするユッケが、280円で食べれることに誰も疑問をもたなかったのです。
マルブンは小さな企業ですから、大手のような【安さ】を武器にした戦略はとれません。
しかし…間違わないでくださいね。
すべての大手企業が安さを大切にして品質を無視しているわけではありません。
私たちの何倍も何倍も安全には気を使ってます。
中には大手と言えども、中には価格で勝負していない企業もたくさんあります。
また価格で勝負している企業がすべて安全を無視しているわけでもありません。ほとんどの大手企業は安全安心な食材を使ってますから誤解のないようにお願いしますね。
大企業の凄さはバイイングパワーという資本力があることによる買い付けの力です。お金のない中小企業にはとれない戦略です。
マルブンの話に戻りますが、私たちはトーホーさんなどの取引業者さんや取引農家さんにご尽力いただき、商品の価格を上げないで、食材の質を高める戦略をとりました。
全く逆の戦略です。
私は本的には、すごく安くいいものが食べれるのはおかしいと思っています。
また…
商売は、私たちだけでやるものではありません。
お客さま、取引業者さま、私たちの三方よしの精神で取り組むものなのです。
三方よしの精神では、商品は適正な価格と言われる金額になるのです。
ユッケ騒動が、マルブンの未来にとっていい教訓になりました。
◆◆中心軸を持て!
今朝は、ナトゥーレの店舗会議でした。
ナトゥーレも南高井店や他の店と同じく様々な成長課題があります。
先日、お客さまにピッツァのお待たせがあり、ご不満を与えてしまったようです。
お客さまは激しくお怒りになり、「マルブンは小松だけでやっとればよかったんだ。大きくするからこんなことになるんだ。昔の小松が一番よかった」と言われたそうです。
猪谷店長が、声を震わせて、深夜私に報告の電話をくれました。
悲しく辛い嫌な思いをさせてしまったね。ごめんね。
今日の会議では、そのことについても話し合いました。
私は自分が現場に居た当時の小松のマルブンがよかったとは思いません。
確かに!ものすごい数のお客さまが毎日遠くからご来店していただいていました。1日12回転くらいしていましたからね。
昔のマルブンと今を比べると、今の料理や使っている食材の質、働いているスタッフの質や能力、接客のレベル、店舗力など、どれをとっても今のほうが何倍も何倍も素晴らしいです。
当時私が作っていたパスタと、今のパスタでは勝負になりません。今のほうがおいしいです。
今もし!昔の小松店があったら、半年保たないでお店をたたんでしまうでしょう。
それくらい違います。
お客さまが昔のマルブンに抱いている思いは残念ながら幻想に過ぎません。
お客さまが言いたかったことは、そのようなことではなく、「しっかりせんかい!昔の小松のマルブンは、お客さま満足に気合いが入っていたぞ!」ということではないでしょうか。
◆◆軸
お店は、お客さまが使われるものですが、しかしお客さまの要望ばかり聞きすぎてはうまくいきません。
お店でお客さまを喜ばせるやり方を考えるのは、私たちなのです。
私たちが、このようにして楽しんでいただこう、このお店の良さを知ってもらおう、このような接客で楽しんでもらおうと考えた中で、楽しんで食事していただくことが大切なのです。
私たちは何業なのか、何を価値としてお客さまに提供するのか、これをしっかりと中心軸においてお客さまの意見を聞くことが大事なのではないでしょうか。
中心軸がしっかりとすれば、お客さまからあれこれ言われてもブレることはありません。
お客さまに迎合することがお客さま満足ではないことを理解してください。
しっかりとした中心軸を持とう!
◆◆人のマネジメントの基本は人間観を知ることからはじまる。
マネジメントには、仕事の管理と人の管理があります。
仕事の管理はやり方がわかれば、意外と簡単ですが、人の管理は簡単には出来ません。
私は人の管理の基本は、人間観を知ることからだと思います。
人はどんな人でも…
1.愛されたい
2.認められたい
3.必要とされたい
4.ほめられたい
と思っています。
これは、大人でも子供でも同じではないですか。
この四つの基本欲求のうち、愛されたい以外の三つは仕事から得られます。
この、認められたい、必要とされたい、ほめられたいが叶うようにするのが、人財育成なのです。
あなたと一緒に働けてよかったよ。
あなたが居てくれて助かりました。
あなたは凄い人だね。
って言われいですよね。
こんな人の気持ちを知ることから、人のマネジメントはスタートします。
◆◆勇気は愛情から
昔、子供がいじめに合いました。
私は親としてどうすれば、何を言えばいいのか悩みました。
結論は、愛情をいっぱい与えようと思いました。
息子を呼び、いじめの事は何も言わないで…
「あのなぁ、お父さんはお前の味方やからなぁ~」
と言って抱き締めてやりました。
息子は中学生でしたから、妙に照れたみたいでしたが、その二日後、見事にいじめっ子に立ち向かっていきました。
人はたっぷりの愛情を感じることで勇気が出ることを学びました。
社員さんも同じですね。
大切に思ってあげる。
そんなことが人のマネジメントにはいるのです。
(新居浜店 阪さんの研修レポートから抜粋)
◆◆ユッケ騒動
今回のユッケ騒動は同じ外食に身を置くものとして、いろいろ考えさせられるところがあります。
以前は、トレンドとして外食に【安全安心】の風が大きく吹いていました。
当時はお客さまのニーズの一番が安全安心でした。
何故なら、その頃は大手食品会社による食品偽装問題が社員からの内部告発により発覚し、大問題になっていましたからね。
しかし…2008年9月に起きたリーマンショック以降、デフレの風が吹き荒れて、お客さまのニーズがガラリと変わり、【安全安心】から【安さ】が一番のニーズに変わりました。
今は、多くの大手外食企業が【安さ】を武器にお店を展開して、デフレの中で大きな躍進をしています
今回のユッケ騒動を思うにあたり、この【安さ】というニーズにより、間違った経営戦略をとったことが今回の騒動の原因(真因)になったのではないかと思います。
通常1000円ほどするユッケが、280円で食べれることに誰も疑問をもたなかったのです。
マルブンは小さな企業ですから、大手のような【安さ】を武器にした戦略はとれません。
しかし…間違わないでくださいね。
すべての大手企業が安さを大切にして品質を無視しているわけではありません。
私たちの何倍も何倍も安全には気を使ってます。
中には大手と言えども、中には価格で勝負していない企業もたくさんあります。
また価格で勝負している企業がすべて安全を無視しているわけでもありません。ほとんどの大手企業は安全安心な食材を使ってますから誤解のないようにお願いしますね。
大企業の凄さはバイイングパワーという資本力があることによる買い付けの力です。お金のない中小企業にはとれない戦略です。
マルブンの話に戻りますが、私たちはトーホーさんなどの取引業者さんや取引農家さんにご尽力いただき、商品の価格を上げないで、食材の質を高める戦略をとりました。
全く逆の戦略です。
私は本的には、すごく安くいいものが食べれるのはおかしいと思っています。
また…
商売は、私たちだけでやるものではありません。
お客さま、取引業者さま、私たちの三方よしの精神で取り組むものなのです。
三方よしの精神では、商品は適正な価格と言われる金額になるのです。
ユッケ騒動が、マルブンの未来にとっていい教訓になりました。
◆◆中心軸を持て!
今朝は、ナトゥーレの店舗会議でした。
ナトゥーレも南高井店や他の店と同じく様々な成長課題があります。
先日、お客さまにピッツァのお待たせがあり、ご不満を与えてしまったようです。
お客さまは激しくお怒りになり、「マルブンは小松だけでやっとればよかったんだ。大きくするからこんなことになるんだ。昔の小松が一番よかった」と言われたそうです。
猪谷店長が、声を震わせて、深夜私に報告の電話をくれました。
悲しく辛い嫌な思いをさせてしまったね。ごめんね。
今日の会議では、そのことについても話し合いました。
私は自分が現場に居た当時の小松のマルブンがよかったとは思いません。
確かに!ものすごい数のお客さまが毎日遠くからご来店していただいていました。1日12回転くらいしていましたからね。
昔のマルブンと今を比べると、今の料理や使っている食材の質、働いているスタッフの質や能力、接客のレベル、店舗力など、どれをとっても今のほうが何倍も何倍も素晴らしいです。
当時私が作っていたパスタと、今のパスタでは勝負になりません。今のほうがおいしいです。
今もし!昔の小松店があったら、半年保たないでお店をたたんでしまうでしょう。
それくらい違います。
お客さまが昔のマルブンに抱いている思いは残念ながら幻想に過ぎません。
お客さまが言いたかったことは、そのようなことではなく、「しっかりせんかい!昔の小松のマルブンは、お客さま満足に気合いが入っていたぞ!」ということではないでしょうか。
◆◆軸
お店は、お客さまが使われるものですが、しかしお客さまの要望ばかり聞きすぎてはうまくいきません。
お店でお客さまを喜ばせるやり方を考えるのは、私たちなのです。
私たちが、このようにして楽しんでいただこう、このお店の良さを知ってもらおう、このような接客で楽しんでもらおうと考えた中で、楽しんで食事していただくことが大切なのです。
私たちは何業なのか、何を価値としてお客さまに提供するのか、これをしっかりと中心軸においてお客さまの意見を聞くことが大事なのではないでしょうか。
中心軸がしっかりとすれば、お客さまからあれこれ言われてもブレることはありません。
お客さまに迎合することがお客さま満足ではないことを理解してください。
しっかりとした中心軸を持とう!
◆◆人のマネジメントの基本は人間観を知ることからはじまる。
マネジメントには、仕事の管理と人の管理があります。
仕事の管理はやり方がわかれば、意外と簡単ですが、人の管理は簡単には出来ません。
私は人の管理の基本は、人間観を知ることからだと思います。
人はどんな人でも…
1.愛されたい
2.認められたい
3.必要とされたい
4.ほめられたい
と思っています。
これは、大人でも子供でも同じではないですか。
この四つの基本欲求のうち、愛されたい以外の三つは仕事から得られます。
この、認められたい、必要とされたい、ほめられたいが叶うようにするのが、人財育成なのです。
あなたと一緒に働けてよかったよ。
あなたが居てくれて助かりました。
あなたは凄い人だね。
って言われいですよね。
こんな人の気持ちを知ることから、人のマネジメントはスタートします。
◆◆勇気は愛情から
昔、子供がいじめに合いました。
私は親としてどうすれば、何を言えばいいのか悩みました。
結論は、愛情をいっぱい与えようと思いました。
息子を呼び、いじめの事は何も言わないで…
「あのなぁ、お父さんはお前の味方やからなぁ~」
と言って抱き締めてやりました。
息子は中学生でしたから、妙に照れたみたいでしたが、その二日後、見事にいじめっ子に立ち向かっていきました。
人はたっぷりの愛情を感じることで勇気が出ることを学びました。
社員さんも同じですね。
大切に思ってあげる。
そんなことが人のマネジメントにはいるのです。