◆◆今週のことば
現場の痛みがトップに伝わっていない
――これは企業の病気だ。
★関連記事は、月刊「理念と経営」7月号に掲載されています。
(76~79ページ「オムロン株式会社の創業者 立石 一眞」)
◆◆オンリーワン経営
オンリーワン経営を実践する上で、「1(イチ)」という言葉はとても重要なキーワードです。
● 何かで1番になる・・・「ナンバーワン戦略」
● 何かで初めてになる・・「ファーストワン戦略」
● 何かで唯一になる・・・「オンリーワン戦略」
今月のオンリーワン経営は、『1の戦略』で起死回生を、と題して、常識を打ち破る「ナンバーワン」「ファーストワン」「オンリーワン」への挑戦について考えます。
ご紹介する企業は、新潟県南魚沼郡の白瀧酒造。
市場が低迷している清酒業界において、同社は見事に危機的状況を乗り越えました。
起爆剤となった商品が「上善如水」(じょうぜんみずのごとし)。
清酒の業界のターゲットは、主に上戸の中高年男性でしたが、「上善如水」のターゲットは驚くべきものでした。
「上善如水」のターゲット:【スキーに来る20代のOL】
つまり、「清酒を飲みたくない」「買いたくない」という顧客をターゲットにしたのです。
そこを逆手にとって、この従来とは全く違う「ニッチ市場」で「ファーストワン」「ナンバーワン」「オンリーワン」を狙いました。
どの分野においても「1番」や「最初」は、消費者や生活者にインパクトを与えるというマーケット理論「一番手の法則」を実行されたのです。
当然、「味」「パッケージ」「売り方」「造り方」、すべてが従来とは違う戦略を練らなければなりません。
それでも、前社長の高橋敏氏は、この戦略を推し進めます。
新たな生産システムの構築や、女性が好むようなデザインへの変更、飲み切れるタイプに入れ物を変更するなど、ターゲット顧客にマッチするように全てを変えていきました。
また酒販店に対して、「決して、酒が好きな人や強い人には、売らないでください」と逆発想のPRを行ない、これが的中。
越後湯沢の地で、ファーストワン、ナンバーワン、オンリーワンを実現しました。
逆転の発想で、見事に起死回生を果たしたのです。
大切なことは、業界の常識を捨てて「1の戦略」を考えることです。
そこに大きなチャンスを発見できるかもしれません。
★関連記事は、月刊「理念と経営」7月号に掲載されています。
(54~55ページ「オンリーワン経営」)
現場の痛みがトップに伝わっていない
――これは企業の病気だ。
★関連記事は、月刊「理念と経営」7月号に掲載されています。
(76~79ページ「オムロン株式会社の創業者 立石 一眞」)
◆◆オンリーワン経営
オンリーワン経営を実践する上で、「1(イチ)」という言葉はとても重要なキーワードです。
● 何かで1番になる・・・「ナンバーワン戦略」
● 何かで初めてになる・・「ファーストワン戦略」
● 何かで唯一になる・・・「オンリーワン戦略」
今月のオンリーワン経営は、『1の戦略』で起死回生を、と題して、常識を打ち破る「ナンバーワン」「ファーストワン」「オンリーワン」への挑戦について考えます。
ご紹介する企業は、新潟県南魚沼郡の白瀧酒造。
市場が低迷している清酒業界において、同社は見事に危機的状況を乗り越えました。
起爆剤となった商品が「上善如水」(じょうぜんみずのごとし)。
清酒の業界のターゲットは、主に上戸の中高年男性でしたが、「上善如水」のターゲットは驚くべきものでした。
「上善如水」のターゲット:【スキーに来る20代のOL】
つまり、「清酒を飲みたくない」「買いたくない」という顧客をターゲットにしたのです。
そこを逆手にとって、この従来とは全く違う「ニッチ市場」で「ファーストワン」「ナンバーワン」「オンリーワン」を狙いました。
どの分野においても「1番」や「最初」は、消費者や生活者にインパクトを与えるというマーケット理論「一番手の法則」を実行されたのです。
当然、「味」「パッケージ」「売り方」「造り方」、すべてが従来とは違う戦略を練らなければなりません。
それでも、前社長の高橋敏氏は、この戦略を推し進めます。
新たな生産システムの構築や、女性が好むようなデザインへの変更、飲み切れるタイプに入れ物を変更するなど、ターゲット顧客にマッチするように全てを変えていきました。
また酒販店に対して、「決して、酒が好きな人や強い人には、売らないでください」と逆発想のPRを行ない、これが的中。
越後湯沢の地で、ファーストワン、ナンバーワン、オンリーワンを実現しました。
逆転の発想で、見事に起死回生を果たしたのです。
大切なことは、業界の常識を捨てて「1の戦略」を考えることです。
そこに大きなチャンスを発見できるかもしれません。
★関連記事は、月刊「理念と経営」7月号に掲載されています。
(54~55ページ「オンリーワン経営」)