「いのち」「こころ」「きずな」

「いのち」

「こころ」

「きずな」。

胸に湧きあがった言葉を

自らの胸に刻め。

その真ん中に

しっかりと。

自分自身を

見つめ直すために・・・。

これからの日々を

ともに生き抜くために・・・。

スミレ

copyright Maoko Nakamura

なんとしても…

心を横たえ

ゆっくりと

腹で呼吸をする。

深い静寂が訪れる。

痛んだ心が癒される。

元気なものは

元気でいなければいけないのだ。

なんとしても・・・。

 

ワイルドストロベリー

copyright Maoko Nakamura

ヘルツを超える灯り

ヘルツの壁はあるけれど

いつもより暗い部屋の中で

心の灯りを燈せ。

ヘルツを超えて届く

心の灯りを・・・。

一つひとつは小さくとも

それぞれが燈すことで

大きな灯りとなる心の灯りを・・・。

クリサンセマム

copyright Maoko Nakamura

もう一つのアクション

何かをしたい時に

ぐっと気持ちを抑え

見守る行為も

一つのアクション。

行うことと

同じくらい大切な・・・。

雪割り草

copyright Maoko Nakamura

意識とアクション

食料品や衣類、電池など

救援物資を集める活動が始まった。

東北に電気を送るため

節電の呼び掛けも始まった。

一人ひとりの意識と

自分にできるアクションが

大きな力になっていく。

今を癒し

未来を築く大きな力に・・・。

クロッカス

copyright Maoko Nakamura

準備をせよ

自分にできる準備をせよ。

必要な時に

力を出せるように。

冷静になるべきことは

冷静になって。

どんな小さなことでも

気づいたことを。

自分にできる準備をせよ。

苦しんでいる方たちと

ともに生きる。

ノースポール

copyright Maoko Nakamura

「大丈夫だよ」

自分から出て

大きなものに宿ることで

自分を休める。

大きなものは強く優しく

あまねくすべてを受け止める。

かけ違えたボタンも

裏返しの靴下も

逆向きのセーターも・・・

「大丈夫だよ」と

あまねくあなたを受け止める。

あまねく私を受け止める。

あまねくすべてを受け止める。

「大丈夫だよ」。

ガーデンシクラメン

copyright Maoko Nakamura

続けていくには・・・

いつもは70～80％

がんばるときは80～90％。

あとの10％は

万が一のために残しておく。

それで続けていくことで

90％でできていたことが

80％できるようになっていく。

いつの間にか

できることが増えていく。

長く続けていくには

そんな感じがいい気がする。

クリスマスローズ

copyright Maoko Nakamura

腹で考えよ

あせる必要はないのに

あせって

自らの心を疲れさせる。

言い訳する必要はないのに

言い訳をして

自らの心を乱れさせる。

そして

次第に心が病んでくる。

そんな時は腹式呼吸。

吐いて吸って

吐いて吸って・・・。

あるいは

2回吸って4回吐いて

3回吸って6回吐いて・・・。

腹で考え

脳を休める。

脳も腹（腸）から生まれたらしい。

あおもみじ

copyright Maoko Nakamura

衣を脱ぐ春

衣を

着ては脱ぎ

着ては脱ぎ・・・。

そうしながら

自分に出会い

そうしながら

少しずつ

衣を少なくし

還っていく。

また一枚

衣を脱ぐ

春がやってきた。

クリスマスローズ

copyright Maoko Nakamura

春迎え

テーブルを

ほんの少しずらしただけで

窓辺のスペースが広くなり

春の庭に近づいた。

小さな花を

ほんの少し飾っただけで

部屋に色と香りが添えられ

春の気配に近づいた。

美術館に絵を見に行き

ショップで思い立ってカップを買う。

ほんの少し春になった部屋で

コーヒーを飲む。

ほんの少し春迎え。

よい春になりますように・・・。

ジュリアン

copyright Maoko Nakamura

記憶と世界の大きさ

人の名前を

１日経って思い出したり・・・。

覚えておかなければならいことが

どこかへ行ったり・・・。

いろんなことを

思い出すのが遅くなり

いろんな記憶が

行方不明となり

それだけ住む世界が

大きくなったのだと

自分を受け入れる。

ゆえにシンプルに生きよと

自らにつぶやく。

なるべく

自然なものだけで

作った料理のように・・・。

ストック

copyright Maoko Nakamura

あふれる愛と輝く愛と・・・

春の大地が

光にあふれているように

あなたの周りには

愛にあふれている。

春の海が

光に輝いているように

あなたの内には

愛が輝いている。

今日の大地と海のように

だれもがみな・・・。

かりんの芽吹き

copyright Maoko Nakamura

「えっちゃんの真似したよ」

えっちゃんと会った時

髪を結んでいた。

「なんで髪を結んでいるの？」とえっちゃん。

「えっちゃんが結んでいたのが

かわいかったので真似したんだよ」と言うと

えっちゃんは嬉しそうに笑った。

えっちゃんは珍しく

髪を結んでいなかったので

「結んであげようか」と聞くと

「いや」

「うん」と言った。

あんまりうまくできなかったけど

えっちゃんは気にするそぶりもなく

一緒に遊んでくれたよ。

冬知らず

copyright Maoko Nakamura

春へのラブレター

三月の雪。

春への最後のラブレター。

叶わぬ恋と知りながら

それでも諦めがたく

最後の手紙を

大地へ届ける・・・。

白い便せんに

思いのたけを乗せて・・・。

あの蜜月を思い出せよと。

思わぬ手紙をもらって

春はほろり。

でも、すぐに知らんぷり。

新しい恋人に出会うために

化粧直しを始めてる。

三月の雪。

終わりと

始まりを告げる

空からのラブレター。

桜草

copyright Maoko Nakamura