自分探詩(じぶんさがし)& 山陰柴犬かれんとの日々
雨の中
東京の友人から小包が届く。
箱には「がんばっています!福島」のシール。
開けると真っ赤なサクランボがぎっしり。
さっそくいただく。
完熟したサクランボは甘かった。
食べてしばらくすると
ふいに涙が出てきた。
サクランボに宿っていた気持ちが
一緒に体に入ってきたかのように。
否。
一緒に入ってきただろう。
赤いダイヤと言われたサクランボ。
そのサクランボが
赤い涙に見えてきた。
大粒の赤い涙に・・・。
合歓の木〈ネムノキ科〉
copyright Maoko Nakamura