詩の現場

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プトレマイオス、という名前が…

2017-03-22 | フリー Poem
プトレマイオス、という名前が
心に現れて戸惑うのだ
しかし、挨拶をせねばなるまい
詩を書こうとしていた矢先、
私はあなたのことを書くつもりでは
なかったのだが、と
人類は、あなたに惜しみなく敬意をはらう
あなたが信じた天動説は
地動説を生み、
コロンブスが夢の航海に出たのだから

私たちは急ぎすぎる
今日も
今つけたばかりの足跡を
消すかのように
歩かなければならない
頭上に鳴り響くは

地球は1つであり
太陽も1つであると
空は全天指向
空に翼を拡げ
消えた足跡や
忘れてきた夢を
白い羽を1本抜いては
地図に
書き上げていく


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