詩の現場

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黄金の大地 (連詩 3)

2010-01-15 | フリー Poem
未来が歩いてくる

音ずれがきこえる

「ブラックホールの話を知っている?」
何もかもある世界なのに
そこには 何もないのよ
黒い 重い
ボーリングの球のような
風穴のようなところに むかっていくのよ
すいこまれていくの

次に 生れでるための
暗い 暗い
エネルギーに みちているところ

あなたをとらえ
私もとらえられてしまう
すいこまれて
ペチャンコになってしまう

集められて 集められて
もう 窮屈でたくさーんと
思った瞬間に
こんどは 思いっきり放りだされるんだって

その時は 最高のジャンプをしたいわ
生まれでるためですもの

回転して 回転して
長い 長い時間がたって

私は生まれるの
どこへ、誰にって?
それは「誰か」が決めるわ

私は知らないの




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