詩の現場

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雨のふる日に

2014-09-19 | フリー Poem
雨のふる日に 種は 
真綿のような ふくらみに
包まれて 生まれてくる
小さな虫も
小さな鳥も
いのちは 包まれて
生まれでてくる

だから今
手のひらを閉じてみる
ゆっくり何かが生まれでるように
1.2.3と
数えながら
夢みながら
祈りながら

そして 手のひらをひらいてみる
温めたものは そこにはなく
飛び立っていくものと知り

 
今日も歩いてみるのだ
優しいメロディーが流れだす場所へ
美しい色彩が
画家の絵筆に止まるところへ
一羽のひなが誕生するところへ
居合わせた人の深い眼差しのなかに
飛び立った光のゆくえを見つけ



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