日々の幸せを育んで

ワンちゃん達がいて、孫達がいる日々の生活。小さな幸せのある暮らしを綴っています。

マリーの後姿

2020年02月03日 15時45分00秒 | 日々の暮らし

曇り空の日が多くて・・・なかなか、太陽が見られません。
朝、陽が射していても気がつくと、薄暗い空になってしまっています。

この頃お台所に立っている時間が多いので、ほぼ半袖のTシャツで過ごしています。
家事をする時、長袖の服を着ていると、腕まくりしないと袖が邪魔になります。
一日に何回も腕まくりしながら家事をするのは、とっても面倒です。
それに加えて、長袖の服を着ると肩が凝ってしまうので、いつからか半袖のTシャツは年中手放せなくなってしまっています。

          

半袖のTシャツ姿で、洗濯物を干していると、
「お母さん、半袖の人なんていないよ。」
「どんなに暖かい家なんだろうって、道行く人は思うよ。」
って娘が言います。

家の中は、そんなに暖かくはないのですが、
『家事は半袖で!』
って心のどこかで決めているみたいで、気がつくとカーディガンを脱いで、家事をしています。

          

大学生の頃、お菓子の教室に通っていたのですが、先生は年中半袖でした。
その頃は、
『こんなに寒いなのに、どうして先生は長袖を着ないんだろう?』
って不思議でしたが、結婚して家事をする様になると、先生の気持ちが分かった様な気がしました。
家事をする時には、半袖の方がずっと楽に、ずっとスムーズに仕事ができて、捗るのです。

          

マリーは朝ご飯が終わると毎日、ソファの前にお座りして、じ~っとソファの上を見ています。
アンを亡くしてから、マリーの毎日の習慣になっています。

「マリー、何が見えるの?」
って聞いてしまう程、マリーはじっと上を見つめています。

アンがいた頃、マリーがソファに飛び乗れなくなってからも、アンの方がずっと元気だったので、アンはよくソファに飛び乗って寝そべっていました。

          

『アンが寝そべっていた事を、思い出しているんだろうか?』

『そこに、アンの姿が見えるんだろうか?』

『アンの姿は見えないけれど・・・そこにいるアンに話しかけているのかな?』

本当のマリーの気持ちは分かりませんが、マリーのそんな後姿を見ていると、何とも言えない寂しさを感じます。