文京シビックホールで行われたサンケイシンブンシャの落語&ライブにまた行ってしまった。
今回は前座なしですぐ始まったので、ギリギリで着いた私は汗ダラダラ。
最初は入船亭扇辰師匠の「阿武松」という、食べ過ぎてクビになるお相撲さんの話。
次が、頼れる兄貴、橘屋文左衛門師匠の「天災」。
喧嘩っ早いのが、諭されて家に帰るが、どうも諭された時の話がごちゃ混ぜになっているという、訳の分からぬお話。
喧嘩の場面なら強面の文左衛門師匠にかなうものはない(?)
最後が柳家小せん師匠の「死神」
死神に金儲けの方法を教えられた人が、その通りにやったらぼろ儲けするが、やってはいけないことをしたために、自分の命を縮めてしまったというお話。
三話聞いて大笑いしたあとは、お待ちかねのライブ。
今回は井上陽水の曲、「娘がねじれる時」からはじまり、さだまさしの「檸檬」と続き、正統派フォークで攻めてきた。
そして三曲目でやっとひょっこりひょうたん島になる。
このサンケイシンブンシャは、フォークが主なのだが、なぜか今回は藤山一郎の「懐かしのボレロ」が入っている。
何故?藤山一郎でも青い山脈とか、皆の知っている歌があるだろうに。
ま、いいけど。
そして、「果てしなき欲望(泉谷しげる)」「やさしさに包まれたなら(荒井由実)」「ひとり(中島みゆき)」と続く。
最初にお約束通りのアンコール曲の時間。
その最初が、われらが兄貴、文左衛門師匠の「うそ(中条きよし)」ではじまる。
なぜ、中条きよし?
ま、いいけど次が「傘がない(井上陽水)」と続く。
これじゃあ終われない。
ようやく「あの素晴らしい愛をもう一度」で、閉めることができた。
それでも、音響効果がいいせいか(?)前より上手く聞こえるし、扇辰師匠がピアノのパートを引くという多芸ぶりも見ることができた。
3K辰文舎、目が離せないバンドだ。
今度は12月までない。
本業の落語のほうが忙しいのかもしれない。
帰りは水道橋の駅から帰ろうとしたら、ちょうど巨人xヤクルト戦の観客の渦にのみこまれてしまった。
暑い、暑い梅雨のひと時の夜だった。