連休最後は宝塚。
花組公演「愛と革命の詩」
久しぶりに立ち見が出ていた。期待してしまう。
作品はイタリアオペラ「アンドレア・シェニエ」をベースにしたミュージカル。
実在の革命詩人アンドレア・シェニエと貴族令嬢マッダレーナとの恋、そして、マッダレーナにかなわぬ想いを抱きながらも革命の闘士として戦うジェラールの姿。
時はフランス革命、バスチーユ陥落後の恐怖政治時代。
オペラを知らないからどこがいい悪いとか、実際の出来事だけど、よくわからないというのが正直な気持ち。
ただ、さすがに歌は上手い。
そして久々のコスチュームプレイが美しい。
男役がウェーブのかかった髪を少し後ろで結ぶ姿が好き。
ただ、この時代背景がそうさせるのか、この作品がそうなのか、力強さ、険しさ、恐ろしさのほうが前にでていて、滅びゆく貴族の哀しさが現れてはいるが、作品として面白かったかというと、宝塚的ではない題材だと思った。
愛に殉じるというのは、宝塚でも使われるけれど、やはり純粋な宝塚歌劇とは違う。
ショーは可もなく不可もなく。でも客席をノリノリにさせてくれる。
ここで客は、芝居の暗さを払しょくするのだろうか。
今、ちょっと気になっている、明日海りおちゃんの成長が見えてうれしかった。
でも久しぶりの劇場の混雑に、宝塚人気復活か?とちょっぴりうれしかった。
今度の観劇は来月「風とともに去りぬ」
珍しく、これは2回観る予定でいる。