先日ツイッターに出した「ジブリで学ぶ俳句」をこっちにも出しておきます。
きょうは、名句編。
露の世は露の世ながらさりながら 一茶
この世は露のようにはかない。それでも。 それでも自分はこうしてあがいて生きているっていう感じでしょう。いい句だなあ。普段俳句は切れが大事とかいってますが、この句に切れはありません。でも、力強い。
句集や5句以上まとめて句を発表するとき、「や」や「けり」などの切れをしっかり使った句の中に一句こういう切れのない句がまじると、緩急がついて効果的です。
菫ほどな小さき人に生まれたし 漱石
画像はどちらも、「借り暮らしのアリエッティ」です。
竹のことは竹に習へ by芭蕉
これは、俳句ではなく、芭蕉が弟子に教えた言葉です。「松のことは松に習へ竹のことは竹に習へ」 実際のものをよく見ろってことですね。