fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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月さまざま

2014年09月15日 | 日記

        

 今年の仲秋の名月は、生憎の厚雲に覆われ、無月でした。が、翌日の十六夜の月は、くっきりと美しい。ほぼ、まん丸だったようにも思えました。

 仲秋の名月より、十六夜の月の方が丸いというのが、多々ありますよね。仲秋の名月=十五夜じゃない? そんなことないですよね‥。そして、仲秋と中秋の違いも、相変わらずよくわかりません。去年友人から教えてもらったのですが、どうもちゃんと把握納得できてないようです。

 陰暦八月の、

 月齢が2の月は、二日の月。

 月齢が3の月は、三日の月。

 月齢が14の月は、待宵の月。

 月齢が15の月は、もちろんもちろん、望月。今年(8日)は、無月

 月齢が16の月は、十六夜の月。ばっちりでした。スーパームーン 

 月齢が17の月は、立待月。・・・曇りで見えず

 月齢が18の月は、居待月。……見えず。

 月齢が19の月は、寝待月。(臥待月)……雲の向こうにぼんやりとだけ

 月齢が20の月は、更待月。……9時すぎから、雷雨。と思ったら、月の出の頃には晴れて、見ることができました。

*見えたかどうかは、東京からの記録です。

 そして、歳時記では、数日とんで、明日、月齢23の月を、二十三夜月と出ています。ちょうど十二時頃に出る月だからのようです。さて、見えるでしょうか?

 月にまつわる、いろいろでした。 

 *ススキが近所で刈ることができるのも、実は恵まれていることがわかっています。以前国分寺に住んでいたころは、お団子屋さんでだんごを買ってもらうか、ススキを買うしかなかった。ススキがすぐ手に入るところに、住み続けていたいものです。

 


眠れない日のこと

2014年09月12日 | 日記

 睡眠導入剤を、常備していて、(ああ、今日は眠れないなあ)というときは、飲みます。(でも半錠)例えば、旅行でホテルに泊まった時、例えば岩手から東京に戻った日。脳が環境の変化についていかないのか、興奮状態になるのか、だいたい眠れません。なので、この頃は前もって飲んで寝ます。他にも眠いと思ってベッドに入ったのに、目がぱっと覚めているというときも、早めに起きて飲みます。が、うつらうつら‥‥ぽくて飲まないでも眠れそう、と思っているうちそのタイミングを逸して、先日は気づいたら4時半とか。そしてそんなとき、頭の中にはネガティブなことばかり浮かんでいます。具体的には恥ずかしくて書けないようなくだらないことなのですが、鬱々と‥‥。

 え。これって鬱の症状じゃん! 

 いえいえ、たまにのことです。でも、その気(け)があるんだなあと、自覚。第一ホントに鬱で苦しんでいる人は、こんな風に自分では思わないかも。今のところ、処方していただいている加味逍遙散とドグマチールで、なんとかなっています。薬に頼らず、気持ちを明るく保てればいいのでしょうが。(薬は、心因性の咳? というところで出していただいていて、咳は以前の一割程度まで治まっています)

 「追いかけられて、必死に逃げている夢」や「遅刻しそうになって、ひたすらあせっている夢」を見ることがあるのですが、これも何かありそうです。日中、もっと運動して体が疲れたら、そんなこともなく熟睡できるのかとも思うのですが、散歩を心がけ、たまに水中ウォーキングに行くくらいですしね。だいたい、ブログをこんなに毎日(正確には、書いているのは毎日ではないけど)大量に書いているのも、普通じゃないと言われたことがあります。(笑)そうかも。← でも、先日も「楽しみに読んでます」と、思いがけない方から言われ、すぐ真に受けて、喜んでいます。

  あ、でもご心配いただくようなほどではないのです。ちょっと、その気(け)があるという程度。でも、やはりスケジュールはなるべく入れずに過ごすのがいいみたいです。楽しい話題じゃなくて、すみません。

  岩手に植えたカラー

 結構人生楽しんではいるんですがね。

 


本屋さん

2014年09月10日 | 日記

 「おばあさんの知恵袋」という本屋さんに、拙作句集『だだすこ』と『頭がよくなる10の力を伸ばすお話』を置いていただいていました。もう長くなるので、そろそろ引き上げたほうがいいかなと、先日国分寺に行く用事があったので寄って、その旨を申し上げたところ、「まだいいですよ。売れてはいないけど、手にして『これも欲しいんだけど』」とおっしゃる方いらっしゃいます。お客さん、年配の方も多いので俳句に興味のある方も多いんです」とのこと。見ると、なんと平積みになっています。写真を撮ってくるんでした。なので、有難くもう少し置いていだくことにしました。

 国分寺南町(南口すぐ)のマンション地下、並びはアンティークショップなどがある不思議な一角です。

 大きな本屋さんに行くと、世の中こんなに本が出てるんだあなんて、凹むんですが、こういう小さな本屋さんが一冊一冊を大事にしてくださっているのって、ホントにありがたいと思います。

  露草


映画「思い出のマーニー」(スタジオジブリ)

2014年09月09日 | 日記

 観てきました。うーん。現実の世界と幻想の世界が交差するというファンタジーは難しい。原作はかなりの長編なので、もっと細部が緻密な上に成り立っている物語なのではないのか? という印象でした。ディテールで附に落ちないところがあったり、脇役が中途半端だったりと、気になってしまう部分が多く、悩みました。(重箱の隅をつつくようなことではあるのかもしれませんし、ただ不思議な話を楽しめばいい」という映画なのかもしれないので、ここには書きません)が、自戒をこめて、ファンタジーは土台がしっかりとしていなくてはならないと思うのです。この作品の場合、土台のひとつは湿地という舞台。それは成功しているのだけど、その湿地にまつわるあれこれが……。少し昔の外国という原作の設定そのままのほうが、そういう部分は気にならずにすんだかもしれません。

 観る前に食べたランチの量が多くて満腹だったため、少し居眠りもしてしまいました。「トトロ」や「もののけ姫」のようにその世界に浸るということができず、残念。ジブリとしては、成功とはいえないのではないでしょうか。

   十文字草(たぶん)


蔓穂(ツルボ)

2014年09月06日 | 日記

           もう少し紫色です

 去年今年と隣の空き地に咲いているのですが、かわいい。蔓状ではないのに、どうして蔓穂という名が ついているのか。

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 図書館に予約していた『とっぴんぱらりの風太郎』が順番が回ってきたので、借りてきました。が、あまりの分厚さに、10ページでリタイア。膨大な量のこの本、読み進めたらやめられなくなるほどおもしろいのでしょうか。広辞苑くらいの厚さを閉じた中に、忍び姿の風太郎が駆け回っているのかと思うと、このまま返すのも忍びないかなあと思いつつおります。どうして、上下に分けなかったのでしょうか、という厚さ。3巻でもいいな。


榧(かや)の実

2014年09月05日 | 日記

          

 国立谷保天満宮に、たくさん落ちてきたのを少し拾ってきました。ネットで調べて、フライパンで煎って食してみましたが、うーん。ちょっとアクが残ってたかな。榧の実の油からは石鹸もできるということで、確かに実は高級石鹸っぽい?匂いがします。石鹸は作れないけれど、実の外側の緑の部分で、キッチンのシンクやレンジ周りを磨いてみました。その後布で拭き取ったところ、バッチリきれいになりましたよ!

  見た目はアーモンドに似ている


谷保天満宮の神鶏

2014年09月04日 | 日記

              

 以前は、境内にうるさいほどたくさんいた鶏たちが、ある日、いなくなりました。キツネにやられたということで、ええー? と思っていたのですが、先日出かけたところ、3羽だけ見かけることができました。夜は保護しているのでしょうか? 


小さい秋2

2014年09月03日 | 日記

              月見草

              紫式部

 と思ったら、月見草は、夏の花でした……。

 草刈りをしていると、飛蝗(ばった)が、ぴょんぴょん跳ねるし、法師蝉は鳴いているし。芋の葉っぱは立派だし。だって、九月ですからね。

 空は澄んで、水も澄んで、爽やかな季節到来です。(水澄む、爽やか……秋の季語)

 新涼や白きてのうらあしのうら    川端茅舎   てのひらあしのうら と、全部平仮名にしているのに今気づきました。ここ、大事なとこですな。


胡麻(ごま)

2014年09月02日 | 日記

              

 この横に一畝、胡麻が栽培されています。ごまかす、という言葉はこの植物からきているのかなあと思ったら、そうではないようですね。上はまだ花が咲いてますが、下のほうは実になっている。畝のほうは、もっと実がたくさんです。(花が終わっているといったらいいか)この中にできる粒々が、食卓に乗るのだから、人の体は自然からいろいろいただいているのだと、改めて思います。

 横を流れているのは、日野用水。江戸時代から、日野の田畑に水を運んでくれています。

 で、ごまかすの語源は、①ただの灰を弘法大師が護摩焚きをした灰だと偽ってうったものがいたことから、偽りをいうこと ②江戸時代に護摩胴乱というお菓子があり、中ががらんどうなため、見かけ倒しのこと と、ありました。


お祝い会

2014年09月01日 | 日記

                

 先週末、児童文学作家赤羽じゅんこさんが、『がむしゃら落語』(福音館書店)で、産経児童出版文化賞、ニッポン放送賞を受賞したお祝い会が催され、私も末席に侍らせていただきました。赤羽さんが所属している同人誌「ももたろう」のメンバーや、その母体である「鬼ヶ島通信」の作家のみなさんを始め、たくさんの作家、編集者さんが集まった賑やかで温かい雰囲気の会でした。これは、『がむしゃら落語』がそれだけいい作品であることはもちろんですが、赤羽さんのお人柄に所以するものでしょう。

 新宿3丁目の隠れ家的一軒家レストランは立食ではなく(←ここが、嬉しい)ゆっくりとできて、よかったです。赤羽さん、改めておめでとうございます。

 で、写真は、クイズ大会でゲットした賞品。児童文学作家廣嶋玲子さんが一個一個手作りで作られたというかわいい福猫です! 連載や締め切りを抱えながら、こういうことまでされている廣嶋さん(余技ということなわけで)すごいです。私が当てたクイズは、赤羽さんのデビュー作は? というもので、『おとなりは魔女』が正解。嬉しいなあ。福がやってくれるといいなあ。賞品はもうひとつ西東京名物のかりん糖もありました。ありがとうございました。