fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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武州御嶽山からのおたより~太占(ふとまに)の結果

2020年04月07日 | 日記
             

 この「武州みたけ」という冊子、毎回送っていただいています。
 拙著『オオカミのお札』は、この御嶽山のオオカミ信仰を題材にしたもので、何度か私も訪れています。信仰の山です。
 本が出てから、1セット奉納させていただき、その後、社務所で売りたいというお申し出もいただきました(その後行っていないので、社務所で売られているのか確かめてないのが、残念です)。

 今回中に、太占(ふとまに)のことが書かれていました。毎年1月3日に、鹿の骨を焼き、そのときの亀裂の入り方で、農作物のできを占うのです。表紙の写真の場所は、その占いをするところで、その手前で結界があり、登山者が立ち入ることはできません。何かとても、「感じる」場所です。
 さて、今年の結果は、お茶三分、麻四分、ゴボウ九分、薩摩七分、大根、馬鈴薯、大麦、大豆、ネギ等々、25種中19種が十分と出たそうです。そして、占いの読みは、これからが重要とも書かれています。この作物の吉凶掛けから今年一年の気候を読むのです。
  右の写真が、鹿の骨を焼いた結果。

 今年は、5月初旬は遅霜に注意。その後暑い日が多くなるも雨もまた多い。梅雨入りは早く、明けるのは遅い。雷雨やゲリラ豪雨には、今年も要注意。夏は日照不足になるかも。台風も多そう。さらに秋の長雨にも注意が必要とのこと。しかしながら、農作物の作柄は平年並み。との読みです。
 すごいです。

 そしてさらに、
 太占の太(ふと)は、占いを称える言葉、占(まに)は神意のママニという意味。つまり奉納される骨の大きさや熱さ、炎の強さ、等々この占いに携わる神職を始め、全ての行為そして結果が神様のおぼしめしなのです。

 と書いていました。
 ついつい、今のこの新型コロナウイルスも、神様のおぼしめしか。と思ってしまいました。
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