fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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地の力

2016年07月25日 | 日記
 今年に入ってから書き出した物語。書き始めが岩手にいたときで、東京にもどると筆は進まず、岩手に来たらまた進みました。
 そうなんだよなあ。岩手が舞台のものは、岩手で書いたほうが、ぜったいい、いい。
 地の神から、力をいただけるのだと思います。

 今回、3分の2くらいまで進みました。
 秋の稲刈りまでまた数回来るので、書き上げるのが目標。もっともそれがつまり初稿なわけで、そこからがまた加筆、削る、修正の繰り返し。特に私のものって、そうなのだとこの頃ようやく腹をくくりました。
 ガンガン、バンバン出版はできないかもしれないけど、ひとつひとつ、しっかり作っていこう。
 
 そういえば、岩手が舞台のもの。もう一つ、後半の展開に行き詰まってそのまま放置しているものもある。プロットを作らずに書き始めるからこうなるのですが、できないのだから仕方がない。
 『しゅるしゅるぱん』だって、100枚書いて放置して、数年後に読んで書き進めたものでした。

 秋田が舞台のものも書きたいのだけど、まだ手をつけられないよ。(種だけはあるのだけど)

  

 必ず一度は行く、地蔵堂。大きな草鞋が奉納されています。
 北上川沿いで、昔は川を舟で来て、お詣りしていたのでしょう。川から続く石段が草に埋もれています。銀杏を拾うのも、ここ。
 この境内にある木が、好きで。これも作品に書きたいのだけど、難航しています。人を描いてこその作品なのだと、「季節風」で耳にたこができるほど聞かされていたことが、これ。木がいくら魅力的でも、人が描けてなきゃあ、ダメなんだよ。

*ミントサワーも、なかなかです。