学校教育を考える

混迷する教育現場で,
日々奮闘していらっしゃる
真面目な先生方への
応援の意味を込めて書いています。

問題解決学習と系統学習

2006-01-28 | 教育
問題解決学習が重視されると,
系統的知識が身につかなくなると
批判される。

系統的知識の修得が重視されると,
問題解決能力が育成されないと
批判される。

これらの批判自体も
雑な議論だとは思うのだが,
歴史的に繰り返されている議論なので,
一面の真理はあるのだろう。

学校生活を授業という面だけで考えると
このような議論がとめどもなく繰り返されることになる。

授業では古色蒼然たる系統的知識を教授し,
授業外の学校行事その他の特別活動で
生徒の自主性を思う存分発揮させてやるというのが,
この両者をともに満足させるもっとも有効な方法に思えるのだが。
いかがだろうか。

実はこれ,伝統的な日本の学校のあり方そのものである。

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2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (minami)
2006-01-30 18:09:05
同感です。

授業時間を減らし、授業時間が減ったからと行事を減らしてしまっては、系統的知識も問題解決学習も中途半端なものになってしまう気がします。

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Unknown (madographos)
2006-01-30 18:45:30
>minami様。コメントありがとうございます。ご同意いただけて,うれしいです。昨今の学力低下論議で,授業時間の充実ばかりが話題になり,諸行事などの特別活動が圧迫を受けているのは,長期的にみてよい方向に進んでいるとはいえないと思います。
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