学校教育を考える

混迷する教育現場で,
日々奮闘していらっしゃる
真面目な先生方への
応援の意味を込めて書いています。

素人とプロのちょっとした違い

2005-10-28 | 教育
生徒が教師のほうを向いていないとき,
「前を向きましょう」などというのは素人である。

教室では,「おへそをこちらに向けて」と言い,
体育の時間などで,外で体育座りをしているようなときは,
「つま先をこちらに向けて」というのがプロである。

また,遠足などで,外で指示をいきわたらせたい場合,
生徒を立たせたままで,
大声でやみくもに叫んでいるのは素人である。

さっと生徒をその場にしゃがませるのがプロである。
しゃがませるだけで,生徒のおしゃべりは半減するし,
教師に注目させやすくなる。

生徒に話を聞かせたい場合,
生徒の私語が完全になくならないうちに話し出すのは素人である。

全く静粛になるまで待ってから話すのがプロである。
完全な静寂が訪れるまで,
いつまででも待つという気迫が生徒を静かにさせる。

かくのごとく,素人とプロの違いは
ほんのちょっとしたことの積み重ねなのである。


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2 Comments

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なるほど・・ (SHIN)
2005-11-01 12:39:59
たしかにそうですね!



小学生のときは、

先生が何もしゃべらないと、

妙な威圧感があり、おしゃべりを止めた記憶があります。
返信する
Unknown (madographos)
2005-11-01 22:05:04
>SHIN様。コメントありがとうございます。教師が風邪をひいて,声があまり出ないときなど,子どもたちは妙におとなしくなったりするものです。
返信する

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