県外ナンバーのFCカードのお客さんとの会話
「ここも古そうな店やな」
「古いですよ」
「地下タンクの工事せなアカンのとちゃうの」
「あ、もう済みました」
「え!?しはったん?」
「はい」
「えらい頑張らはったんやなあ!!」
(ご自身の近所のガソリンスタンドが「地下タンクの工事代なんか出せるか!」、と、店を閉められたそうで、その工事をしたことを凄く驚いていらっしゃいました)
「やあ、だから凄い揉めましたよ、夫婦喧嘩、離婚の危機(笑)」
「そやろなぁ・・・」(しみじみ)
やっぱり、自分の近所で利用していた店が地下タンクで畳むと業界への理解が深まるみたいですね(~~;;;
8月22日燃料油脂新聞より(※青系文字はmasumi)
「社説」PB減少 優位性薄らいだ証拠
(1)
(2)
系列を離脱する契機は平成8年の特石法(特定石油製品輸入暫定措置法)の廃止。
元売政策に不満を持つ系列業者が相次いで系列を離脱、PBマークをあげた。
(※離脱前には“他社買い(浮気買い)”していた期間が当然あります)
業転安・系列高の格差を活用し、販売量の増加やマージン改善で収支状況が上向き、一時、商社系は駆け込み寺的な役割を担い、PBを拡充した。
(※仕入れ値の格差を活用したのはマークを下ろしてPBになった業者だけでなく、マークを掲げたまま他社買いしている業者も同じです)
(3)
しかしガソリンの需要減少、セルフの台頭にみられるよう市場環境は厳しさを増し、PBの優位性は年々薄らいできたことは事実だ。
系列業者が業転購入で価格競争力を強めたこともある。
(※セルフ解禁当初、セルフの安値に合わせた地場3者店)
さらに低マージンが常態化するなかで品質分析など運営経費の増大や資金繰りが困難、元売りカードが使えないなどのデメリットが表面化したこともある。
(※他社買い=コスト(ブランド料)負担を逃れながら系列としてのメリットは享受する行為)
元売統合を控えて系列回帰が進むなかでPBは自己責任に基づき、仕入れや販売で経営者パワーを発揮し、差別化が図れることが条件になりつつある。
※「背に腹は代えられない」「自分の城(店)と従業員を守るため」「地域への供給責任を果たすため」
業転を取らざるを得なかった事情は重々承知しています。
青文字部分は、その昔「業転を取らないのは無能」などと系列仕入れを続ける販売店を愚弄した“元”系列店の経営者たちに対しての言葉だということをご了承くださいm(_ _)m
※ガソリンスタンド過疎地や灯油難民などが顕在化し、公取委の見解が日経に掲載されたことで業転と系列という2つのルートがあることと仕入れ値に格差があることも公に出来るようになったのです。
これまで大きな仕切り格差の下で「PB天国」と形容された、その経営環境がこれから厳しくなるとしても、
その厳しさは、
20年前、ニュータウン開発に伴い次々と2者店などの大手が新規出店し、ガソリンスタンドの数が増えた市場で、
業転と系列の違いも何もかも消費者は知らない、そしてまた説明も出来ないなかで、10円も高い単価での販売を続けざるを得なかった系列3者店とは雲泥の差ではないでしょうか。
それに20年近くもの間、天国にいたのですから内部留保もあることでしょう。
(全量業転仕入れをしていても経営困難な市場環境地域もあります)
エネ庁 元売ヒアリング
13回目
根強い業転需要 「いぜん大きな存在感ある」
(系列玉と業転玉の差が縮小し、)
一気に系列玉に回帰するSS業者が増えそうな情勢だが、3者販売店を中心に「系列玉にすべて戻すつもりはない」という声が少なくなく、業転玉には根強い需要があるようだ。
2者店の系列玉と業転玉の価格差は確かに縮まったかもしれないが、3者店の系列仕切りでは業転玉のメリットの方がはるかに大きい。
とくに冬季における灯油の業転玉は、いまやなくてはならない存在だ。
※揮発油(ガソリン)と違って、灯油軽油は昔から元売もうるさくなかった模様。
でも、そんなデタラメな業界の中でも、「お客さんを騙すような真似はできない」と系列仕入れを貫いてきた販売店がある。
今も、
これからも。
市況陥没地区 埋まらない価格差 近隣と10円近くに
8月22日ぜんせきより
電気会員 100円割れに困惑
「来店客に近隣の量販店と同水準の安価な価格設定を求められることがあるが、100円割れなんてとても無理だ。ひたすらこちらの事情を説明し謝るしかない」
※昔、従業員を雇用していた頃は、そんな感じでした。
こちらが悪いわけではなくても、お客さん(消費者)の機嫌を損ねてはいけない....と、
間違った認識をしていました。
給油後にTカードを出されたときも、一旦上がった売上伝票を取り消してTカードを使って売り上げを上げ直すーという、当方にとって“負”にしかならない対応を行っていました。
(安い業転を取らなかったがために)採算割れにも関わらず、従業員を雇用してお客様(消費者)へのサービス提供を必死になってやってました。(1000円分でも窓を拭いてゴミを捨てて等々)
だから本当に死に掛けました(笑)
今、というか、
従業員がゼロになったもう10年以上前から、
値段の事をとやかく言う方には「安いのが良いのならこの先にセルフがありますからそちらへどうぞ」と言うようになりました。
こうちゃんが配達に出ている間にタイヤ交換やオイル交換のお客様が来て下さってもお断りするしかなく、消費者としての感覚がある私は「これじゃあ潰れる」と思いました。
それが・・・
「じゃあ又来るわ」と出直して来て下さったのです。
それも1度ならず2度3度と。
確かに、注文に応じられない私に向かって「そんなことでは潰れるぞ」と言って、それきり来店されなくなった方もいらっしゃいましたが、今思えば少数でした。
店を潰すつもりで「やれるところまで~」と、必死になるのをやめたら楽になりました。
死にそうになくなりました(笑)
平成10年からの15年間を思えば、今は天国です。
(収支はトントンでも精神的に)
高値にも関わらず利用し続けて下さった常連のお客さまのおかげです。
8月20日燃料油脂新聞より
創業家に不信募らせる販売店 出光経営陣の反論にエール
昔の感覚では存続難しい
クレジット手数料増大 利用率向上で経営悪化
どの販売業者も抱えている問題とみるが、「燃料油マージンが採販ベースと呼べないなかで一体どうやって経営しているのか」と疑問視
ガソリンスタンドがガソリンを買えない
マージン不足に苦慮 「採販から3円足りない」
各地に市況劣化原因となっているPB(プライベートブランド)SSは存在するが、徐々にではあるものの供給ルートに変化が出てきている。
今春から商社系の玉流通は若干引き締まってきた。
しかしこれをコントロールしている元売さえ「売りを引き締めているのに市況が持ち上がらない」というジレンマを持っている。
業転玉を仕入れ自分の城守る 系列内仕切り格差が疲弊の根源
◎・・「誰も助けてはくれないから自分の城は自分で守る」と話す地場SS店主。
「幹線道路沿いの同系列の元売販社セルフSSのガソリン実売価格がうちの仕入れ値を下回っている。
販売店だから仕切りは高くなるが、それにしても仕入れ値より安い売価は納得できない。
仕入先と交渉しても調整に応じてくれない。
SSを続けるために背に腹は代えられないため、安い業転玉を仕入れれば、サインポールを外すと担当者が飛んでくる。
それなら安くしてと言っても聞く耳は持ち合わせていない。
競合地区のセルフ間にリットル10円以上も売価が違えば給油客は安い店を選ぶ。
それでなくとも燃費の良いクルマが増え販売量が減少していれば、適正マージンを確保した売価設定が必要不可欠ななかで、確実に給油客は減る。
そのため50%業転玉を仕入れ、競争力ある売価を設定し、何とか経営を続けている」と、系列内仕切り格差で地場SS経営は限界だ、と指摘する。
◎・・「ガソリンはじめ燃料油の低マージンでの販売は、油外販売があってのこと。
低燃費車が増えたことで来店回数は減っている。
クルマの台数が変わらなくても来店台数が減れば油外販売のチャンスは少なくなる。
ただでさえカーディーラーの新車からのメンテナンス囲い込みが強力で、SSが入り込むすきなどない。
そのため確実にマージンを確保したいが、安値セルフがそれを阻む。
運営経費を考慮するとマージン13円は必要だが、適正マージン前提の売価では給油客が減少する」と、身を削りながら何とか経営を続けていると地場SS店主は話す。
◎・・県内SSの減少は平成27年度(27年4月~28年3月)114ヵ所で47都道府県で最多。
「系列内仕切り格差が地場SSを閉鎖に追い込んでいる。自分の城を守るには安い業転玉を仕入れざるを得ないが、系列にいるメリットもある。
サインポールを外させない駆け引きも不可欠」と、不公平な系列内仕切り格差に憤りを隠さない地場SS店主は多い。
***以下masumi
>「業転玉を仕入れて自分の城を守る」
今に始まったことではない。
もう20年近くも前から何も変わっていない。
>「限界」を感じつつ、「何とか」経営を続けている。
公取委の「系列でも業転OK」という見解が出された後でも、
今現在も、何も変わっていない。
いいえ、
むしろ公取委の見解は、それまで業転玉を仕入れることで何とか経営を続けてこられた地場SSを窮地に追い込むことになったのでは?
先日の記事によると、販売量の半分を業転から仕入れていた販売店に対しての元売の警告文に、“販売量の約3分の1までが業転玉の許容範囲の「目安」”と示されていたということだから。
今まで業転玉を50%以上とっていた販売店は、“30%まで減らさなければならなくなった”、ということだから。
・・・
私は、この業種はやはり他の小売業とは違うと思うのです。
電気や水道と同じようにライフランとしてのエネルギーだと考えるなら、次世代へ引き継げるものでなくてはいけないと思います。
それがいま、どうでしょうか。
複数の店舗を運営しているような業者は別として、1SSを個人で経営しているような業者は、
例え黒字で利益をあげていても、
「子供には継がせたくない」または「継ぎたくない」・・・
業転玉を仕入れても、その城を守れるのは「その代限り」ということになるのが大勢ではないのでしょうか。
結局、全量系列仕入れの店と同じ結末を迎えるだけ...。
遅いか早いか、時期の違いだけで...
***
18年程前、「赤信号皆で渡れば怖くない」と業転玉に手を出す系列販売店が増えていったあの頃から予想できました。
「業転業は一時凌ぎにしかならない」
「業転玉で地場零細店が救われるわけではない」
***
セルフ解禁直後、当店の近隣の2者店(中堅)が「赤字でこれ以上は無理」と撤退しようとしました。
別の2者店(後発で近隣に出店の大手特約店)が、フルでありながら市況より10円も安い価格看板を掲出したことが原因だと思います。
(この頃、燃料商による業転玉の売り込みが活発でした。しょっちゅう営業の方が来られて自店の系列仕切りより10円も安い価格を提示してくれました。当店も社員やアルバイト数名を雇用していた当時が一番経営が苦しく、年に何百万も赤字という状態でしたが、業転玉を取ることはしませんでした)
しかし、撤退するはずだった近隣の2者店は元売の意向でCAセルフになりました。
月に100万だか120万の運営費を貰って人件費や水道光熱費などの経費を賄い、売り値は元売が決める(仕入れは発生しない)。
その2者店の店長(当時)さんが挨拶に来られてこう話されるのを聞いた時、
地場零細店が業転玉を全量仕入れたって勝てない。
流通も価格も思いのままに出来る相手に、勝てるわけがない。
そう確信しました。
>勝てるわけがない
なのですが、
全量系列仕入れでこうして店を続けていますし、
不死身の体ならずっと続けられそうなんですけどね(^▽^;
だとしても、
流通も価格も思いのままに出来る相手に、勝てるわけがない。
因みに、セルフがない時代に10円安い価格看板を掲げていた2者店も運営者交代しています。
うちの店、ホントにしぶとい。
業転玉の功罪
PS
「他店より7円安い」がキャッチコピーのガソリンスタンド(PB-SS)があります。
地場3者店の仕入れ値より常に10円前後(時には14-5円も)安い業転玉を仕入れているのですから7円安く売ることは容易いことです。
こういうPB-SSとなら業転玉で戦えるでしょう。
PB-SSは広域大手特約店や販社やCAセルフがある地域には出店しないのではないでしょうか。
※当市にはPB-SSはありません。
(JAは別格です)
もしも、当市にコストコが出店するとなっても、ダメージを受けるとすればセルフ。
とっくの昔にセルフ比率50%を超えている当市では、セルフとフルの棲み分けは既に完了しているから。
もし影響があったとしても知れている。
だから会費で、サービスとしてガソリンを提供するコストコに出店してほしいのです。
オイル交換のお客さんの車のボンネットを開けると・・・
Σ(・ω・ノ)ノ!
写真撮ってもいいか聞いて撮らせてもらいました。
お客さんも自分のスマホで撮ってた(笑)
8月19日ぜんせきより
沖縄でSS過疎地対策説明会
SSの存続に危機感 官民一体での取組を
沖縄県では東村、今帰仁村、座間味村など6町村がSS2ヵ所。
本部町 「島内のSSは設備更新(地下タンク改正法)の際に閉店した。他島から配送してもらっているが、そのSSも閉店の可能性がある」
全石連「全国的に過疎地のSSの経営維持が深刻な課題になっている中で官公需によって存続しているケースもある」
石油連盟 「自治体がSSの状況を把握して、具体的な『声』にしていくのが重要だ」
一方で、全国的にはSS過疎対策について自治体の関心は薄く、
過疎化、少子高齢化など地方が抱える問題は深刻さを増し、
過疎地域でのSSは存亡の危機にあることへの認識が深まった。
***以下masumi
沖縄は業転も最近のことのようなのでSS存続危機の原因は純粋に過疎地と地下タンク改正法に起因するものと思いますが、
南西石油の撤退もありましたし・・・・
海賊と呼ばれた男が創業した元売も、こういった離島や過疎地にこそCA方式を導入すれば良いのに。
そうすれば株も上がる。(相場の株は別として)
追記
「何故出席しないのか」
自宅玄関にて。
今年はMちゃんの都合が合わず(それで先日プール&バーベキューをしたのよん)、こうちゃんと二人での花火見物となりました。
日曜日
写真だけ並べるとゆったりとした休日を過ごしているなーって感じですね(笑)
午後6時半を過ぎて1週間分の食材をまとめ買いしに行く車中での夫婦の会話
ま、「あ”~しんど~。こうちゃんもお疲れさん」
こ、「日曜日は地獄や」
ま、「マジやな。今日も結局座ったん、食べてるときだけや」
こ、「日曜日なんか要らん・・・って言うても、日曜日しか用事できへんしなぁ...」
はい、この日も早朝からこうちゃんは草刈りで、masumiさんは家事+草引きで一日が終わりましたとさ(ーー;
PS
最後の写真はこうちゃんが畑から持って帰ってくる途中で落として割れたメロン(これでも一応メロン)です。
ちょびっとしか食べれるとこなかったけど、ちゃんとメロンの味はしてましたよ(^^)☆♪
おまけ
8月19日ぜんせきより
セルフ比率3割突破 全国9728ヵ所 最多は愛知
※当市はとっくの昔にセルフとフルが50:50でしたが、
最近フルが1軒減少し、セルフが9、フルが8でセルフ比率50%を超えました。
「障害者差別解消法」とセルフ(続き)
6月末、系列2万4568SS 元売社有シェア24.7%
※昨年12月の元売系列SS数 2万4840ヵ所 なので半年で272の減少。
地場店の減少と裏腹に社有とセルフは増えていく。
恣意的な仕切り格差のせい。
組合員「証明書」を発行 “官公需”交渉ツールとして活用
※官公需?受注する販売店は決まっているようなものです。
なのでうちは組合員証明書は必要ないです。
止めろと言われても~
今では遅すぎる~
激しい価格競争~
巻き込まれたら最後よ。
8月17日ぜんせきより
公取委「注意」後も止まぬ常滑廉売戦 地場SS「もっと厳しい処分を」
お盆商戦でー
コストコは104円表示とポイント3倍
安売り王を標榜するバロンは103円
コストコ価格に追従のイオンも104円
周辺道路は連日マイカーで大混雑、3SSも車列ができるほど。
これに対し、店頭に価格看板は出さずに123円で販売した古くからのSS経営者は、
「20円も高い看板なんて出せる訳がない。コストコの影響で売れなくなってからもう1年近く。3店の争いで地元のSSがつぶされていくのは間違いない。不当廉売に対してもっと厳しい処分をお願いしたいのだが・・・」と頭を抱えている。
****
昨年12月の「コストコが不当廉売で公取委から警告」というニュースに対してネット上では・・・
*****
(汗)こういう意見ばかりではありませんが、
消費者の感覚ではこういう意見になるのも仕方がないと思います。
>営業努力が足りない
努力ではどうすることもできない“仕切り格差”のことを知って貰う事がまず必要だと思いませんか?
あとはもう仕方がないので
(公取委に訴えても廉売競争する業者はするし、訴えた方が悪者扱いされるので)
高値でも来てくれるお客さんだけで「やれるとこまでやる」
もうこれしかない。腹をくくるしかない。
そう思います。
それでもしその地域がSS過疎地になったり、灯油難民だとかが発生しても仕方がないと思います。
そうならないようにと、私たち地場3者店はこの20年、もう十分にやってきました。
そしてまだ「やれるところまで」やります。
高値でも来て下さる常連のお客さん、“ほんとうの顧客”がいてくれるから。
コストコのせいですか?
今朝、出勤するとPOSレジの上に4830円の給油レシートが。
お客さんに渡し忘れたのかなと思ったら、
「それで新しいガソリンスタンド建てて、って」とこうちゃん。
???
(1万円札を渡されて)
「お釣りは5000円で良いから、それで新しいガソリンスタンド建てて~(笑)」と言ってもらったらしい。
県外ナンバーのお方
ありがとうございまーーーーす!
\(*^▽^*)/
8月17日ぜんせきより
変わるPBの販売姿勢 “採算優先組”が漸増
かつて全国最安値を続けてきたPB-SSは現在、周辺の系列SSよりも高い価格設定となっている。
一部に見られるPBの価格上方修正の動きについて、商社は「最近ではPB業者が倒産する事例も増えている。無理に安値で拡販しても経営できないと実感する業者も増えているのではないか」とし、PBSSが極端な安値拡販姿勢を続ける時流が終焉に向かっていると指摘している。
業転業者“再編不発”を待望 閉まる蛇口に戦々恐々?
「ショートポジション」といわれ、業転間口が狭い元売が主体的に再編をリードすれば、これまでよりも業転の蛇口は絞られるというのは取扱業者の共通した見方となっていた。
「従来の元売再編には危機感を抱く業転業者は多いはず。一部の業者は再編後を予測し、新たな仕入れのあり方を研究していた」という。
ガソリンの製品輸入を含め、いかに生き残るのかについて真剣に検証しながらも、元売再編が不発に終わることを望むという結果に、系列業者からは「それではあまりに情けない」との声も出ている。
8月19日燃料油脂新聞より
減少 歯止めかからず
本紙集計「2015年度末(2016年3月末)時点 元売系および非系列SS数」によると、2014年度末から減少が加速した(JA系を除く)非系列SS(PB-SS)数は、さらに減少数が拡大。前年度比565ヵ所減の4949ヵ所となり5000ヵ所を割り込んだ。
SS総数そのものが減少するなかで、元売系列入りによる系列化が進んだとみられる。
***以下masumi***
※時流を読んでマークを下ろすのも、再編を睨んでマークを上げるのも、経営者として当然の判断ではないかと思います。
追記
>PBSSが極端な安値拡販姿勢を続ける時流が終焉に向かっている
ガソリンスタンドではないですが、規制緩和直後、
「向こうは家の前まで来てくれて○○円やのに、お前の所は買いに来てやって●●円も取るのか!」と消費者に言わしめた巡回販売業者の灯油(業転玉)の値段も、昨年の冬は当店と同じ値段になっていました。
(注)当店が粗利を削って巡回業者の値段に合わせたわけではありません。
♪♪♪
こっちは電話もらったら曜日に関係なく配達して●●円、向こうは○曜日の○時にしか来ないのに●●円ですヨッ♪www
注:今年の冬はどうなるかわかりませんけどね(汗)
価格が逆転することだけはないように祈っています。
「お宅の方が安いから」と注文されても、
配達用ローリーの数を減らし、従業員も居なくなった今、そういう方の注文に対応するのは困難かと思われますので。
追伸
セルフとの価格差も一時期に比べると縮小しています。
(注)当店が粗利を削ってセルフの値段に近付けたわけではありません。
安値で流れてくる客は取りつくして、
(これ以上安くしても、もう流れてくる消費者はいないとなって)
採算に舵を切ったのではないでしょうか!?
インターネットでも消費者がそのような書き込みをされています。
この方たちをわらうことなどできませんよ。
世の中にはそれを信じている消費者もいます。
ガソリンスタンド過疎地とか、灯油難民とか、
何らかの理由で高値店を利用するしかない国民とか、
販売業者はイザとなれば店を畳めば済むのです。
「同じことの繰り返し」をみてもわかるように、販売業者の声では何も変わらない。
この業界に自浄能力はない。
8月18日燃料油脂新聞より
「やはり元売に丸見えだった。
元売はわざわざこんな小さな3者販売店のことを指摘するよりも、もっと(他に)やることがあるだろう」。
静岡県の民族系3者販売店が元売POSのあり方に疑問を投げかけている。
一定量について系列玉に回帰しない場合、品質確保法にかかわる年1回の軽減認定、定期塗装が実施できないことを、2者特約店を通して元売から警告を受けた。
元売が業転購入「監視」
昨夏に新型POSをいち早く導入、さらに請求書などの発送は自社で行っているものの、関係者から「請求書などの発送を自社で行う場合も、勘定系データセンター経由のデータ処理が必要」という説明を了承し、要求された法人顧客データを手渡した。
新型POS導入の際に系列玉、業転玉の仕入内容が元売にチェックされるという説明はまったくなかった。
1年後の今夏。
2者特約店を通して突然、元売から「一定量について系列玉に回帰できない場合、品質確保法にかかわる年1回の軽減認定(延長申請手続き)、キャノピーや防火壁などの定期塗装が実施できない」という警告があった。
同民族系3者販売店はこれまで元売からこのような警告を受けたことがなかった。
「新型POSを導入してから1年間にわたって元売に監視されていた」と店主は語る。
警告文は同民族系3者販売店の系列玉の仕入量と実際の販売量を、数か月に渡って明記しており、おおむね販売量の約半分を業転玉としているが、販売量の約3分の1までが業転玉の許容範囲の「目安」とも示している。
店主は「業転購入は国、政府(公正取引委員会)も認めている。どのような元売の行為が優越的地位の濫用該当するのか。今後の元売の対応に注視したい」と話す。
*****
「生販一体でブランド確立を」 元売へ“自覚”求める
製造業界では、原材料などのコストが上昇した際、販売価格の上昇を抑えるため、まずはメーカーが可能な限り吸収する(かぶる)のが一般的。だが石油業界のメーカーである元売は、ほぼ横並びにコスト上昇分をそのまま仕切価格に転嫁させる。
また異常な安値販売を行う系列業者に対する対応にも苦言。
「自社製品に対するプライドのなさの表れ」
「元売にとってガソリンはどこも同じ。安くても売ったら勝ちとの意識があるのではないか」
*****
SS減少止まらず 中国市場(も)ピーク時からほぼ半数
減少ペースこそ落ちているが、減少そのものは止まっていない。
セルフ化率の上昇による価格競争の激化、また地下タンク老朽化を機に閉鎖に踏み切るSSの存在が主な原因とみられる。
中国市場でも、SS、販売業者の減少はしばらく続きそうだ。
*****以下masumi
新型POSになってからじゃあないですよね?
前のPOSも元売から丸見えでしたよね。
それが嫌で(業転を混ぜているのがバレルのが嫌で)、系列販売店であっても元売推奨のPOSを使用せずに自社POSでやっているところもある(あった?)と聞きました。
というより、
>販売量の約3分の1までが業転玉の許容範囲の「目安」とも示している。
これ、どういうことですか?
いつの間に3分の1なんて目安が決まったんですか?
というより、
それでブランド料を取るんですか?
ふざけてますね。
バーターしてるから、ガソリンなんてどれも同じ。
それでも、それとこれは別でしょう。
「品質保証、安定供給保証、その他諸々のコスト」を、私たち系列販売店は「ブランド料」として徴収されているわけで、
同じ系列販売店でありながら、全額(全量)その義務を果たしている販売店と、3分の1は免じられる販売店があるなんて変でしょう。
え?
はいはい、そうですよ。
「系列でも業転OK」
これは、国、政府も認めていることです。
ですけどね、、、
あ、!
先日書いた、「同じことの繰り返し」
「仕切り格差縮小を」→「系列でも業転5割許容を!」→「系列でも業転OK(公取委の見解)」→「流通経路証明書導入」「議員立法化(?)」→「(エネ庁から全石連へ)流通経路証明の周知を要望」→音沙汰ナシのまま→ →
→「仕切り格差縮小を」
その前に、「本当の証明になるツールを! 」、というのがありましたね!
そう、例え今は国も政府も認めたことであっても、
「業転」とか「仕入れ値の格差」が公になっていないずーーーっと昔から、
消費者に誤解され罵声を浴びせられながらも、
また、大切にしてきた顧客を値段を理由に失うことになりながらも、
「お客さんを騙すような真似はできない」とか、
「オイルショックのようなことが起きれば玉が絞られる。そのとき顧客に迷惑を掛けないためにも」とか、
そういった理由で、業転より17円とか18円も高い仕入れ値でも、
業転を混ぜて利幅を確保するのではなく、
年に何百万も自己資産を投入しながら、
耐えて、耐えて、全量系列仕入れを続けてきた者として、
そして又それが仇になって業界を去っていった者のためにも、
書かないわけにはいかないのです。
8月20日 追記(一部訂正)
>耐えて、耐えて、全量系列仕入れを続けてきた者として、
masumiさんが行ってきた者ではないので訂正します。
そういう経営者がいることを知っている者として、
8月17日燃料油脂新聞より(※青系文字がmasumi)
店頭以下の灯油配達価格に衝撃
今冬商戦への影響懸念
店頭販売価格より安値の新聞の折り込みチラシが物議を醸している。
同地方では冬場の灯油は貴重な収入源の一つ。豪雪地帯で配達に要する時間やコストがかさむため最低でも15円から20円の粗利益の確保が経営基盤の安定には欠かせない。
「シーズン入りはまだ先だが、安易な行動としか言いようがない」と口を揃えている。
※配達灯油はビジネスチャンスとしてチラシ(安値集客)を入れる業者があれば、その周辺で安定供給を担っている他の業者はピンチに...。
考え方も様々で、賛否両論あるけれど、
地場で、1SSで、全量系列仕入れで小口配達も昔ながらに続けている店主は“安値で集客”とか“チラシで集客”はしない。
何故なら、
そんなことをしてバランスを崩せば(同じようにその地域への小口配達を担っている他店が廃業するようなことになれば)、そこに新たな灯油難民が生まれることになるかも知れないと危惧するから。
・・・だから今、規制緩和で、弱肉強食の業界で、そういった地場店が大手と同じ商圏で経営を維持していくのは大変なのです。
価格多極化が定着
各地で安値が点在するなか「よく踏ん張っている」が地場業者の率直な意見だ。
市場にはガソリンリットル106円から135円程度までが混在しているが、こうした状況に「価格の多極化が定着している」と受け止める向きが支配的だ。
st31掲示板より
※価格の多重化も当然の流れですね。
仕入れ値もバラバラだし、店の経営を維持するために必要な粗利もその店毎に違うから。
ユニーやコストコのように安値で販売しても、量販すれば大きな利益になる。
それが分かっていても、地場店の規模ではそのような量販は無理だから。
何より販売価格を決める元になる仕入れ値は大手優遇だから、規制緩和後の20年で廃業した地場の零細店は多いし、この流れは今後も続くと思われます。
終わったと思っていた芙蓉がまた蕾をつけた。
自然に落果していたプルーンの実を齧ってみたら美味しかったから枝の実をとって食べてみたら不味かった。
色的にはイケそうなのに (゚ー゚*?)オヨヨ?
***
JX仕切はスライドでした。
昨日雑用で忙しくて注文できなかったこうちゃんはラッキー(笑)