masumiノート

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配達灯油はビジネスチャンスへ

2016年08月09日 | ガソリンスタンド2

SS MAGAZINE 月刊ガソリン・スタンド8月号
「2016~17冬」への準備 灯油・ローリー特集より

配達需要はふくらんでおり、その期待にいかに応えられるかが問われている。
灯油販売のキーワードには「受注の仕組み」「配送サービスの強化」「広域展開」などが並ぶ。
高度な戦略性が発揮され、多大な成果が挙がるのが近年の傾向だ。

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●商社系PB
早期予約制度で現金で灯油を100リットル以上購入することを条件に(数量限定・売り切れご免の)特価を打ち出し、9月中に配達を完了する。
1SSで130キロリットル超の実績。
但し打ち出し価格の設定が難しいところで、実際のところ、一昨年に続き原油価格の下落傾向が続いた結果、灯油購入は「9月以降に購入した方がお得」という事態に。


●奈良県昭和シェル系
「配達灯油」の取り扱いをやめる業者は増えてきた。
それに伴って、逆に配達灯油を求める声は一層大きくなり、俄然「灯油の配達需要はふくらんでいる」
1回の受注単位を100リットル以上とか、そこらあたりはお客様と交渉もするのだが、「片道1時間以内(半径およそ30km圏)くらいの距離であれば基本的に灯油の配送サービスに応じている」


●和歌山県コスモ系
石油給湯器(ボイラー)の使用を前提とした、灯油ホームタンクへの「定期巡回サービス」
冬場の需要期でも「半径20kmくらいまでの場所なら灯油1缶から配達に応じ、その日のうちにお届けしている」

「高野山の奥方面とか中腹くらいの場所から、頻度は少ないながら、灯油を配達してもらえるかどうか可否を伺う電話を頂く」
以前は「殆どなかったこと」だという。

届けるとなると、曲がりくねった山道を上り下りしながら片道1時間かそれ以上掛かる。
冬場は気象条件が厳しくなり、積雪路、凍結路を走行するとなると危険性も増す。

「灯油を配達したい」
けれども、配送スタッフにかかる諸々の負担を考え、
このようなケースでは、
「丁寧にお断りせざるを得ないのが実情」

配達料金については、灯油の配達を希望する客先(各家庭)が「とやかく言わない」のも近年の傾向だという。


裏返せば、灯油を配達してくれる業者が減り続けており、翻って、灯油の配送サービスを提供するSS業者の存在価値はますます高まっているのである。


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