masumiノート

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だれの責任なのか。元売ではないのか。

2019年04月02日 | ガソリンスタンド4



3月27日ぜんせき「論説」より

ENEOSブランドへの統一が進むにつれ、JXTG系の中で系列内競争が激化している。
系列内競争とはいえ50%シェアのガリバー勢力だけにその火種は全国規模となる。

元売が13社あったころ、各系列ごとに「勝ち組のSS」があったが、元売り統合の中、その勝ち組のSSも集約を余儀なくされることになる。

「元売間の自己都合で合併した結果、近隣SSの多くが同一マーク化する事態が発生した。ますます差別化が図れず、系列内の価格競争も激しくなった。この系列内競争がもたらした疲弊はだれの責任なのか。元売ではないのか。市況低迷の悪影響がSS側にだけ偏重するのは納得しがたい」と、あるJXTG系特約店




4月1日ぜんせき「論説」より

規制緩和、自由競争が当たり前の時代に、寡占化ともいえる元売統合がここまで期待される理由は多岐にわたるが、個人的には「長年の悪癖からの脱却」を挙げたい。

13社を数えた元売がいま5社になり、 販売業者から見れば供給元が減り、隣のSSが同系列となることも。
転籍したはずなのに、いつの間にか以前と同じ元売から供給を受けることになったということもあるだろう。

それでも系列業者の多くは「これで同じ土俵で商売ができる」と言う。
かつてシェア争いが激化した時代には、事後調整や販促支援が横行し、それを当てにして量販(安売り)に走ることが続いた。

「赤字になっても年度末に元売が補填し黒字になる」と豪語する業者を何人も見てきた。


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事後調整や販促支援を受けることが出来ない2者店や、1SS運営の3者店であっても、元売が垂れ流し続けた“業転玉”で補填した業者もある。
そんな中で、全量系列仕入れを貫く販売店の「卸格差の是正を」という声は、「経営は自己責任です」という声に掻き消されてきた。


日々真面目に供給を続けた販売店、高値の系列仕入れにより疲弊し、この業界を去った、そしてまた去ろうとする販売店には、何の責任も、何の罪もないと思います。


P.S.
業転問題、事後調整等、長年放置してきた行政側の責任も大きいと思っています。



本当の理由を教えてあげてくださいな。
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/af40e9984ccc76113e5f4f05d08e35a5