masumiノート

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今日は義父の命日です。

2014年12月12日 | ガソリンスタンド2

公取委 差別対価公認か


12月12日 燃料油脂新聞(※青系文字はmasumi)

札幌支局に差出人のない封書が届き、中には公取委が今年8月の札幌市内の安値価格に下した通知書2枚が入っていたそうです。

一通目は商社系の3SSと民族系の1SSの138.7円(税込)に対して、「独占禁止法違反の未然防止を図る観点から関係人に注意しました」

もう一通は外資系の1SSの139.6円に対して、「独占禁止法に違反する行為は認められず、措置には至りませんでした」という内容だった。

同様の通知書を受け取った札幌市内の外資系幹部は「違反行為に当たらないとなれば、同系列に対しての供給元売の差別対価ではないか。また公取委の通知が3か月と遅くなっている」と指摘している。




元売はSS過疎地への出資など「社会貢献を」

「われわれは地域再生に貢献できると考え、SS閉鎖で働き場所がなくなった店主を雇用したいと考えている。
それに対し元売は、ガソリン需要の見込める地域にのみSSを建設し、SS過疎化が懸念される地域に目を向けようとしない。
元売自らが量販志向から脱却しなければ石油業界は旧態依然のままだろう」。
東海地区のある石油販売業者は、現在の石油流通問題を懸念しこう語った。

同地区の地元販売業者はこれまでも元売子会社などが運営するセルフの量販政策に頭を抱えてきた。
最近でも新設セルフがオープン時に周辺SSを大きく下回る価格で販売しているとの情報が伝わっている。
次世代自動車の普及などでガソリン需要が今後大きく減退する可能性があるにもかかわらず、一部SSの量販政策により周辺SSの利益を減らしかねない事態に直面している。


ある地元特約店は「元売の販売姿勢が問われるべき。同系列の一部特約店にのみ仕切り調整があるのなら差別対価となる。
それが元売出資なら、なおさら許される行為ではない」と話す。


一方で、SS過疎化の動きは強まりつつある。
都市部から離れた地域では、後継者不在や燃料油減販で「自分の代で店を閉めたい」とするSSが少なくない。
さらに経営難でSSを閉鎖したとしても、年齢が高いと次に働く場所を確保しにくいという問題もある。

だが前述の業者は「燃料油販売で儲からないのが最大の問題だ」と話す。


都市部でのSS間競争は、資本力のある企業間の競争に形態を変え、資本力のない地元SSは市場からの撤退を余儀なくされるケースが目立つ。

前述の業者は「元売が量販のためSSを新設した結果、周辺SSの従業員の生活を奪いかねない。
むしろ元売には、社会的責任を果たすことに力を入れてほしい。
不採算を覚悟の上でSS過疎化が進んでいる地域に出資し、過疎地域の燃料供給インフラの維持に貢献してもらいたい」と強調する。


※元売だけじゃなくて、大手さんも皆量販志向ですよね。
篠山に新設するセルフもそうです。
それによって、採算の合わない小口配達を担っている地場業者はさらに苦境に立たされるかも知れない。

当市で数年前に1軒ガソリンスタンドが閉鎖したとき、不便を感じた近隣住民から行政に対して“誘致”の話もあったようですが、
集客の見込める地域ではないので出店するところもないと思います。
でももし大手が出店し安値で集客を始めたとしたら、当店を含めてその周辺の地場SSの撤退が早まったことでしょう。
そうなれば配達に頼っている住民は不便どころの話ではなくなるわけです。


行政にはそこらへんも考慮してほしいと思いますね。


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全石連のホームページ
独占禁止法関係/不当廉売・差別対価申告書



「公取委 不当廉売 差別対価」このキーワードもつぶやきと同じだ・・・
masumiノートが出てこない。
2月危機のときは一面目に出ていたのに・・・???

(この関連記事もいくつか書いているので興味のある方は「masumiノート 公取委 不当廉売 差別対価」って検索してね)

ううむ、どうしたものか。
これでは世の中に「ガソリンスタンドが減っている本当の原因は仕入れ値の格差」だと知って貰えないじゃないか。

・・・まぁいいか。
このブログは存在しているわけだから、何かの拍子で一日に一人でも良いから、「初めての訪問者」があれば、それでいいや。


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以下は2012年8月の新聞広告での文面です。

全国津々浦々、約12000店舗のネットワークを持つENEOS。

地域の社会を支え守るためにも、エネルギーの安定供給は私たちにとって欠かせない仕事です。

またエネルギーの拠点としてだけでなく、カーライフをサポートし、災害時には緊急避難場所としての役割を担う意味においても、地域の人々の安心の拠点でありたい。

私たちはそう願っています。

                               エネルギーを、ステキに。 ENEOS



2012年7月末現在のENEOSのSS数は11,664ヶ所でした。
それから約1,000店減っています。

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駅前はあんなんや(シャッター通り)、コンビニも閉めてしもた。 
うちの店まで閉めてしもたら○○(地域名)には何もなくなってしまう。 
そんなことではいかん。
○○の為にも店は続けないかん。

生前そのように言っていた義父の、今日は命日です。