masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

茶番劇を演じています。

2014年08月14日 | ガソリンスタンド2

静岡県有力事情通が提言 
これでいいのか 元売だけが利益出す構造

8月13日 燃料油脂新聞 (※青文字はmasumi)

いまだに垂れ流されている業転玉をPBSS業者が購入して安売りをし、さらに周辺の元売販売子会社が最安値に価格追随していく構図で、地場業者は追い詰められる一方だ。
PBSS業者はブランド料がないので、ある程度の価格差を容認できるかもしれないが、元売販売子会社がPBSS業者と同等の最安値看板を掲げることに対しては大きな疑問を感じている。
最安値看板が広域フリート業者、広域商社系などにも飛び火して点から面に広がっている。
(※周辺にPBがなくても、例えば広域業者なら他市の商圏でPBに価格追随すると、その価格に全店舗合わせざるを得ない状況が出てきたりするため、安値攻勢は点から面へ広がってしまいます)

周辺の地場SS業者は高値で販売せざるを得ない状態で、
マージンだけでなくボリュームまでも大きく減らしており、結果としてSS閉鎖、廃業、倒産につながぅていくのではないだろうか。
地場SS業者がここまで追い詰められている原因のすべてを元売が作っているといっても過言ではない。



「まるで地場SS潰し」

「元売販売子会社はおそらく地域の最安値に対して“やむを得ず追随している”という詭弁で切り返してくるだろう。
同時に元売は今夏に系列仕切り体系を一方的に見直し、これまでの市場連動型からコスト連動型に変更しており、まずは自分たちだけが利益が出るシナリオを描いている。

元売はクラックマージンで18円以上を得ているため(※末端のSSは粗利一桁のままです)販売子会社がいくらで売ろうとまったく痛手を負わない状況だ。

実際、最近の元売販売子会社における価格戦略は以前よりもPBSS業者の最安値に接近している。
業転玉を出し続けると国、政府などから厳しい指導が入るため、販売子会社に安売りをさせているという見方ができる。
仮に元売販売子会社がマージンベースで2円や3円の赤字だったとしても、元売はクラックマージンで18円超も得ているので、販売子会社が赤字でも売らせた方が最終的には利益につながるといえるだろう。

元売は業転玉をタイトにすることは裏腹に販売子会社に廉売をさせ、これまで以上に安値量販に走っているのではないだろうか。
自分で火をつけておきながらPBSS業者などの最安値に価格追随していくという大義名分を振りかざす、マッチポンプの図式が成り立ってしまっている」。

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「さらに周辺の地場業者も引きずられる格好で利益の出ないし烈な価格競争を続け、超低マージンを招いており、地場業者SSはかつて経験したことのないほどの赤字に転落し、廃業、閉鎖につながっていくだろう。
(※このような状況が出現する時期にはズレがあると思います。
規制緩和直後に見舞われた地域と、それからずっと後になって表れた地域と。まだこれからの地域も・・・(?))

われわれ地場業者は元売に潰されてしまうのではないだろうか。
口では元売トップは特約店主義、特約店と共存共栄と言うが、裏の部分の本当の姿は特約店潰し、SS潰しとなっている」。

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「いまの元売の戦略に乗って安売りを続けると、元売の罠にはまって、店を取られるか(※担保問題)資本を入れられる。
乗っ取られるか、もしくは見捨てられるという悲しい末路が待っている。
元売トップは“自分の販売に合わせた精製をしていく” “需給調整は元売の責任だ”と言っている一方で、元売販売子会社で安売りを積極展開しており、このままでは市況が荒廃して、特約店、販売店すべてが赤字になってしまうだろう」。

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※5年前にこのブログを開設してからずっとこういったことを書いています。業界紙の記事画像を添付してというスタイルで。
業界紙の記事は私個人のことではないのに、「系列なら系列の悪口を書くな」といった、私個人に対して批判的にコメントをされた方もありました。
きっと業界の人間しか目にしない業界紙なら静観できても、業界以外の人の目に触れるブログで書かれると都合が悪いのでしょうね。




8月14日 燃料油脂新聞

流通証明書不評 仕入れ格差解消ならず(福岡)

販売業界が国や国会議員、元売に要望してきたのは「系列と業転の仕切り格差縮小であり、業転玉をなくすこと」つまり「ガソリンの取引に関する公正な競争の確保」だった。

(※流通証明書はその切り札だったはずなのですが「基本的に変化はない」。
PB店は「どこの玉かわかるようになった。そうであれば現在の品質検査は?」という声があるそうです)

流通証明書の発行による効果は何かー。
その明確な答えはだれからも聞かれない。

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「系列業者を救う」といって導入された流通証明書ですが、フタを開けてみれば「業転玉を買っている業者を助ける」ことになっているという、予想通りの展開です。

>業転玉をなくすこと

そんなこと不可能だもの。
そしてそれを望んでいないもの(が多い)、業転玉が無くなったら困るもの(が多い)。


それに、
水素ステーションも出来るしね、



だから、
元売も組合も行政も議員さんも販売店も、皆、茶番劇を演じているんですよ。

http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/68f1991617a6a0c0304115d93b578600



ただそれだけの話です。