masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

業界紙より(いつものように青字はmasumiさん)

2013年01月26日 | ガソリンスタンド



「業転購入止むなし」

ボトムには追随できないが、圧倒的なマージン不足に業転購入もやむなし

自らの仕切り以下の末端価格が、隣接するPB-SSに掲げられている。
もいろん同値を掲示することはできないが、格差をつけすぎては店の信用にもかかわってくるため、マージン不足を覚悟しながらも近い価格を掲示している。

系列玉では到底追いつくことができないため業転玉を購入し、系列玉を薄めて小さなマージン回復を図りながら日々のSS経営を続けている。
PB-SSでは10円のマージンを確保しているかもしれないが、系列販売店では5円にも満たない。そのため止むを得ず業転玉を購入するケースが増加している。

激化する価格競争に業転依存率が高まっており、次第に系列玉でのSS経営が立ち行かなくなるケースが増えてきている。
これがSSのPB化を促す最大の理由となっている。

しかし現状ではこうした状況に歯止めを打つ手立てはない。
業転玉購入は一部では経営にとって不可欠となっており、販売店の罪の意識も薄らいできたようだ。



「ガソリン難民」報道 SS撤退 本質は過当競争に

老朽化地下タンク問題をめぐり、一般のメディアがSS減少に警鐘を鳴らしている。

石油販売業界の窮状を一般消費者に理解してもらうきっかけにはなりそうだが、石油販売業者の中には「SS減少問題の本質はそこにはない」と指摘する向きもある。

地下タンク問題で廃業を決意した同業者は確かにいるが、実際は後押ししているだけにすぎない。
地下タンク問題がなくても、今の過当競争が続けば廃業する業者は増え続ける。

今後“ガソリン難民”が生まれることを防ぐには、採算販売に徹して適正マージンを確保するしかない。


※「マスコミは“ほんとうの事”は報道しない」ってどこかの誰かが言っていたか書いていた。
・・・広告宣伝費が効いている。

権力者の目的(3者店の淘汰)が達成されたら、「あの時、実は・・・」ってパターンだよね。

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1缶16リッターの灯油販売価格?

巡回業者が随分安い値段で売っているなと思ったら、1缶の容量を18リットルではなく、16リットルに設定していた。
あのような売り方では石油業界全体が不信の目で見られかねない。

「夏は暑いドライブウエーを駆け回り、冬は北風のなかでの給油作業」とは、昔からSS店頭の仕事の厳しさを表現したものだが、

それを考えると、フルサービスSSがきちんとした利益を出せない現状を理不尽だとは思えないのだろうか。
元売はフルサービスに対して仕切り価格を割安に設定してもいいのではないか。

というのも、元売の商標を掲げ、暑さ寒さのなかで消費者にサービスを提供し、元売のユニフォームを着用して灯油の配達など労を惜しまず地域のエネルギー供給に尽力する仕事ぶりは元売のブランドを支えているはずだ。

フルサービスにはセルフよりも安く仕切れば、業転買いも少なくなるだろうし、今以上に誇りをもってフルサービスの仕事に取り組めるのではないかーの声も強い。

※実際は地場のフルサービスの3者店の仕切りが一番高い。(5-10円くらい高い)
ところで、この巡回業者は16リッターっていうことをナイショで売ってるの?






全石連・関会長があいさつで述べた「自助努力」「自己責任」を考える

事業継続で保証する 従業員と顧客の明日

過去の規制漬けで染み付いた「他者依存」「責任転嫁」


※どう頑張っても自分の力が及ばない“仕切り価格”
それをどうにかするには「業転玉」を仕入れるしかない。

「社員とその家族を守るために」「店を存続させて顧客を守るために」
詐欺とも言えるようなことでも業界を挙げて正当化させるしかない。

系列100%仕入れを貫こうとする者は無視され、抹殺されるのみなのか・・・。


警察官が「自腹」給油 湘南地区

官公需の大半は入札制度をとっているが、給油場所が限定される事によって運用面で支障をきたすこともありそうだ。

湘南地区の販売業者は「パトカーはさすがに見たことはないが、小型バイクの場合、警察官が現金で給油に来るケースがある」と話す。

同業者は「近年、系列仕切りでは太刀打ちできないような安値で地場業者が所轄所のガソリンを落札しているが、店が警察署から遠い。わずか2-3リットルを給油するために遠くのスタンドまで出向かなければならない手間を考えると、自腹で給油した方がまし、ということなのだろう」


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1月25日 ぜんせき「論説」より

切望される卸の脱・不条理

高値都市のSS粗利が、安値都市よりも16.7円多ければ、それは小売市場の経営環境として我々が説明責任を負う。
ところが卸し価格体系に起因する部分があるとすれば、元売の責任として手直しすべき必然が見えるだろう。

石商調査によるガソリン卸の系列ー業転格差は常時5円を超える近況だ。
さらに系列内格差は4円近くに達する。
系列最高値と業転最安値の値差は、実に8円を超える。

同一商圏内において、量販PBの小売価格が、中小系列SSの仕入れ価格よりも割安な現象が起こり得る構造なのだ。

こうした不条理を小売に出現させない改善が必要だ。

仕切り格差も差別対価も無くならないなら、もうそれでも構わない。

ただ消費者にその事実を知ってもらいたいだけなんです。





業界紙の記者さん、いつもありがとうございます。


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初めてご訪問くださった方へ

このブログの現在一番の目的はガソリンスタンド(昔ながらの)が置かれている現状を知ってもらうことです。
ガソリンスタンドカテゴリーの記事を全て読んで頂きたいのですが、あまり一般の方が興味を引く話題でもありませんので、
規制緩和以降の
ガソリンスタンドが置かれた現状を予備ブログ「masumi_iのブログ」にアップしました。
是非ご一読下さい。























 


大寒

2013年01月26日 | 日記

昨日ちひろさんへのお返事に体感温度はマイナスって書いたけど、温度計みたら気温もやっぱり氷点下でした。

水使ったあと、「イタタタタ~」と言いながらストーブで手を温めなきゃいられない(^^;


茹蛸のようなこうちゃんの手(笑)