masumiノート

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新リテール戦略

2013年01月15日 | ガソリンスタンド

JX日鉱日石エネルギーの新リテール戦略の内容だそうです。
(1/15燃料油脂新聞より)

1.カーメンテナンスの技術・サービスを提供する「Dr.Drive」を15年ぶりに一新
2.Tポイント機能を搭載した新カード発行による「カード戦略」
3.新POS導入による「システム戦略」
4.発電能力増強などによる「震災時供給可能SSの機能強化」
5.「水素ステーションの開発・展開」

・・・だそうです。
と、まるで他人事のmasumiさん。
だって本当に他人事なんですもん。


1.Dr.Driveは「カーメンテナンスでお客様に安心安全を」だけど、元売さんの「利益は油外で」っていう指導が・・・イミシン
うち、油外は捨ててるし(?)

2.Tカードは掛け主体でやっている昔ながらの販売店には弊害も大きい。
掛け取引の売上にはTポイントは付けられないから不満を持つ方もいる。
FCカードとかの発券店値付けカードのお客さんには平気で「併用できませぬ」と言えても、大事な掛けのお客さんに対してはこちらも心苦しいのですよ。
・・・固定客を持たない新規出店のセルフ等が新規顧客を獲得しようとするためのツールだもんね、Tカードって。

3.新POSは、スマホや非接触ICカードなどを用いた「ワンタッチ給油」を実現し、顧客の購買実績の蓄積やクーポン販促などを実現・・・これはセルフ向けだよね。

4.震災時供給拠点事業の補助金対象からも外れているし・・・(--;

5.水素ステーションですか? 
E3、E10と言ってみたり、EVと言ってみたり、燃料電池と言ってみたり?
好きにしてくださいって感じ。

ただ・・・
これらのことって莫大な投資になると思うんだけど、その原資は3者店から吸い上げようとしてるんじゃないよね?とチョコット心配。

え?どういうことかって?

いえね、ポリポリ f  ̄. ̄*)
インセンティブか何か知らないけど、販社は
ブランド料の関係ないPBの販売価格と同じ安値で売ることが可能な仕切りみたいだからサ・・・
何となくそう思っただけ。

 
*****

同じく、燃料油脂新聞「社説」より

これまでも指摘してきたが販社の役割は身勝手商法で地域需要を独り占めすることではなく、地域最安値の実売価格で系列SSの反感を買うことでもなかったはず。
本来は系列のモデル店として新製品、新事業の成功例を蓄積しSS価値を最大限に発揮する小売りノウハウを提供することではなかったか。
だが実態は同系列SSの撤退を促すような廉売の連続、量販姿勢の継続だ。
系列業者の不満があとを絶たないのは当然だ。
元売は販社の機能や役割を再考すべきと重ねて主張する。

*****

masumiさんも全く同感!

元売さんはブランド(料)と言うのなら、先ずは自らがそのブランドで集客できる見本を示してくださいよ。
地域最高値でも、そのブランド力で集客して適性利益を得られるということを証明して見せてくださいよ。

(JXの)木村会長は、新リテール戦略により「勝ち残るSS経営」に取り組む姿勢を強調した。
って書いてあったけど・・・
SSって、勝たなければ、残れないんですね。

ガソリンスタンド2月危機とか、難民とか、社会問題として報道されるようになってもまだ競争?
・・・、
やりたい人は勝手にやってくれたら良いけど、
競争とか関係ナシにひっそりと、「自分の店のお客さんを灯油難民にはしたくないしなぁ・・・」と思って営業を続けているこっちにまで危害が及ぶから困るんだよ(怒)


こんなんじゃあ折角補助金を貰って地下タンクの法規制対応工事をしたって、いつまで持ち堪えられることか・・・
(ノ_-;)ハア…


といいながら多分しぶとく生き残るんだろうなぁ・・・ウチって...(;^ω^A


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初めてご訪問くださった方へ

このブログの現在一番の目的はガソリンスタンド(昔ながらの)が置かれている現状を知ってもらうことです。
ガソリンスタンドカテゴリーの記事を全て読んで頂きたいのですが、あまり一般の方が興味を引く話題でもありませんので、
規制緩和以降の
ガソリンスタンドが置かれた現状を予備ブログ「masumi_iのブログ」にアップしました。
是非ご一読下さい。








地元に元気 分けたい

2013年01月15日 | 切り抜き

「20歳!被災地成年は今」 1月13日 しんぶん赤旗より 

岩手県大船渡市で両親が営むガソリンスタンドで働く佐藤純さんは、「バラバラになった友だちがいつでも戻ってこられるようにしていたい。地元に元気を分けてあげたい」と語ります。

*****

3.11、僕は自動車整備の専門学校に行く準備のために親と一緒に郵便局にいました。
地震が起きてすぐに、海辺にあるガソリンスタンドに戻り、職場の人とみんなで高台の自宅へ逃げました。
高台からはみたことのない津波の渦・・・。
そしてその津波で中学時代から仲の良かった山中さんを含めて3人の友人を亡くしました。

津波が引いてから、会社の人とがれきの中からガスボンベを探し避難所へ届ける作業を続けました。
僕自身は遺体を見つけませんでしたが、見つけた人は今でも夢に出てきてつらいそうです。

被災後1ヶ月、店は再開できました。
家族を探しに安置所をまわる人たち。でも給油制限もあり、残りのガソリンでどれだけ動くかなど相談にのったり、がれきを踏みパンクした車を修理、点検する毎日・・・。

葬儀に行くというお客さんの車を「汚れたまま行きたくないでしょ」と言ってサービスで洗車して感謝されたこともありました。
あの時のお客さんが今「おまえがいるから来た」と言ってくれます。

僕はあの震災で多くの人と知り合ったし、接客の仕方を覚えました。
スタンドの前を通るたびに手を振ってくれるお客さんもいます。
僕は専門学校に行くのをやめ、ここで仕事をしながら整備士の勉強をするつもりです。

高校卒業後、県外に出て行った友だちが夏休みに地元に戻った時には、亡くなった友人の家に行ってお線香をあげたり、お墓参りに行ったりしましたが、なかなか実感がわきません。

それでも友だちと集った時に、いるはずの人がいない、ぽっかり穴があいたような気がして―。
いない人の席を「あいつのために空けておこう」と―。

震災後バラバラになった友人ですが、地元に戻ってきたいという人が一人また一人と出てきました。

お年寄りが増えている大船渡市。
若い僕らが頑張って元気を分けてあげられるようになれたらいいなあと思います。


*****

コスモ石油の制服姿の写真が載っています。

眩しいです(*^-^*)☆♪