石巻工業のたたかいに感動

2012-03-22 22:09:19 | 日々のこと

いま、甲子園球場で開催されている選抜高校野球。今日の第3試合で、被災地から初出場した石巻工業高校が登場。昨年秋の九州大会のチャンピオンチーム、鹿児島の神村学園を相手に、5対9で惜敗した。

しかし、中盤までは大接戦。4回裏に集中打で一気に5点を挙げ、逆転したときには、おもわず涙が出そうになった。気迫で強豪チームに立ち向かう選手たちに感動を覚えた人もたくさんいたのでは。

 

被災地の代表として誇らしく思える。

さて、その石巻工業であるが、昨年の震災で学校が津波の被害を受け、野球道具も流され、グラウンドのヘドロを取り除くのに1ケ月もかかったという。30人の部員も7割の自宅が全半壊したそうだ。選手たちは「当たり前に野球ができることのありがたさを感じた」という。彼らの練習は、選手主導で、毎日の練習メニューは選手が組み立て、松本監督が必要な手直しをするというもの。エースの三浦投手は「トレーニングの方法は監督やトレーナーに聞いたり、自分たちで研究します」。打撃投手は野手も含め、希望者が日替わりで投げ、終わると打者から「ありがとう」と自然に声がかかる。選手宣誓も、監督が「一人一人の思いを言葉にしてみよう」と呼びかけ、ボードに書き出し、それをまとめた全員の「作品」だったという。(「しんぶん赤旗」和泉記者「センバツで感じた息吹」)

甲子園の高校野球に新しい流れが生まれることを期待せずにはいられない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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