診療所のみなさんと懇談

2010-02-17 23:09:17 | 教育、社会保障

 今日は、仙台市青葉区で一日行動でした。
 お昼休みの時間、錦町診療所の後援会のつどいに参加し、情勢報告を兼ねてご挨拶をしました。
 主に、医療と平和について民主党政権をどうみるかという注文でした。後期高齢者医療制度は、野党時代は即廃止だったのが、政権に入ると「廃止は4年後」、しかも新しい医療制度ができた時に廃止するというもの。新しい医療保険制度は、国保と健保を一本化するというもので、4年後でもできるかどうかわかりません。限りなく、先延ばしにするのでなく、元の老人保健制度に戻したうえで、保険料が上がらないように、国がしっかりと助成をすべきです。民主党政権が後期高齢者医療制度の即時廃止という公約を裏切ったことは厳しく批判されなければなりません。
 沖縄普天間基地問題も、政府はあくまで県内移設ですすめようとしているようですが、社民党の動きも重大です。社民党の態度は、無条件撤去でなく、国内でほかの場所に移設先を見つけようというものです。沖縄県民が我慢できない基地被害は、国内のどこでも我慢できるはずがありません。
 医療の問題でも基地問題でも、情勢を前向きに進めるには、日本共産党の議席と国民運動の前進が必要です。
 参議院宮城選挙区は、民主党が公認候補を2人擁立、自民、共産の私、幸福実現党、さらに社民党、他党の公認漏れをした方々も意欲を見せているようです。選挙区選挙は、話題豊富な華やかなたたかいとなりそうですが、政党対決でみると鮮明です。「政権交代」が色あせて公約からの後退が目立つ民主党、前向きな提案ができず、情勢を逆戻りさせようとする自民党、総選挙の民意を生かし、政治を前に進める日本共産党です。
 頑張りがいのある選挙です。

 


「いのちの山河 日本の青空Ⅱ」

2010-02-12 19:08:44 | 教育、社会保障

 今日はお休みをいただいて、映画「いのちの山河 日本の青空Ⅱ」を鑑賞してきました。「生命村長」深沢晟雄・旧沢内村長の奮戦記です(こういう呼び方がいいのか?)。涙なしには見られない場面もたくさんあって、あっという間の2時間でした。
 国政では、姥捨て山医療である後期高齢者医療制度の廃止が先延ばしにされ、宮城県政では、国保税を滞納している県民を滞納整理機構に送り込んで、財産差し押さえが横行する今日、憲法25条とは何か、地方自治とは何かを考えさせてくれる素晴らしい映画でした。
 沢内村が、65歳以上の医療費無料制度、国保の10割給付をはじめたとき、厚生省は「国民健康保険法違反の疑いがある」といって介入してきました。しかし、深沢村長は「それは国保法に違反するかもしれませんが、末端の法律はともかく、少なくとも憲法違反にはなりません」「本来は国民の生命を守るのは国の責任です。しかし、国がやらないなら私がやりましょう。国は後からついてきます」といい、訴えられれば最高裁まで争うとまで言い切っています。政治にかかわる者として、非常に感動した場面です。
 「行脚と対話」というのは、私たちが日々行っていることですが、まだまだこちら側から相手に壁をつくっていることは否定できません。考え方の異なる人たちのところにこそ、もっともっと足を運び、大いに議論しなければと映画を見ていて思いました。
 それにしても、深沢さんのご夫婦は、お互いに信頼し合っていて、すばらしいご夫婦だと感心しました。
 ぜひ、多くのみなさんに見ていただきたい映画です。