“ボカロマスター”より またボツネタ
〔「さよならしなきゃ……いけないんだよ……」「ミクーっ!!」〕
とある映画館。そこで初音ミクが主演の映画を観ているリン、レン、ルカの姿があった。
「うう……」
感動もので終わる映画に、リンとレンは素直に感動していたようだが、ルカはパンフレットと原作小説を片手に冷静に映画との違いを確認していた。
そして映画が終わり、3人はモールの中を歩いていた。
「あー、面白かった」
「兄ちゃん、いい仕事取ってきたねー」
双子の姉弟が盛り上がっている中、1番後ろを歩いているルカはゲーセンの前で足を止めた。
「どうしたの?」
「映画の中にあった“音ゲー”って……」
「ああ。それなら、あれじゃない」
リンはある筐体を指差した。
「よし。そんじゃあ、映画のみくみくに対抗して、いっちょやってみよっかー」
「リン。でも早く帰らないと、なっちゃんが……」
「まだ大丈夫だよ。いざとなったら、ルカ姉ちゃんから電話してもらうから」
「あのね……」
ルカは1台だけ空いている筐体に足を運んだ。が!
「む?」
「んっ!?」
ルカと同時に手を伸ばす男の姿があった。それは、“がくっぽいど”の神威がくぽだった。
「今のはオレが早かっただろ?」
「いいえ。私です」
ルカも言い返した。しかし、後ろから笑い声が聞こえる。
「譲ってあげなよー、がくぽ」
「レディ・ファーストだよ~」
ボーカロイド先生の氷山キヨテルとボーカロイド小学生の歌愛ユキだった。
「ちっ!」
「ボカロが音ゲーだって」
「意外とお子様なんだね、ガスト」
「ガストじゃねぇ!ミュージカルはもう終わってんだ!ってか、お前らもボカロのくせに音ゲーやろうとしてただろ!」
ルカが筐体の前に立つ。流れてきたのは、
〔腐臭漂う♪背徳の館♪今日もはじまる最後の晩餐♪身の毛もよだつ料理の数々♪〕
(“悪食娘コンチータ”)
(“悪食娘コンチータ”)
(何でMEIKOの持ち歌が?)
〔むかしむかしあるところに♪悪逆非道の王国の♪頂点に君臨してた♪齢14の王城様♪〕
「ほっ!よっ!」
〔千本桜♪夜に紛れ♪キミの声も届かないよ♪〕
「くっ!」
〔Go My Way♪Go 前へ♪さあ頑張って行きましょ♪1番大好きな私になりたい♪〕
そして、スコアはルカとがくぽが1、2を争う結果に……。
「ちょっと!何してるの!?」
そこへ赤月がやってきた。
「出た!鬼軍曹!」
「誰が鬼軍曹よ!映画を観たら早く帰りなさいって言ったでしょ?」
「待って、赤月博士。その前に、こいつと勝負してから!」
「こいつとは何だ!」
「ルカが熱くなってるなんて、珍しいね?」
赤月は目を丸くして、眼鏡を掛け直した。
「じゃ、始めるよ」
キヨテルはそう言った。そして……。
〔「あー、音楽著作権協会、略してジャスラックの者だが」〕
「は!?」
〔「ダメじゃないか。勝手に歌詞を掲載しちゃ。一部だけとはいえ、無断掲載は著作権法違反だよ。責任者を出したまえ。責任者を」〕
「あっ!責任者、この人!何たって、プロデューサーだもん!」
「そんじゃ、なっちゃん!理詰めで説明よろよろー!」
逃げ出すボーカロイド達。
「ちょ、ちょっとあんた達!?」
しかし、真っ先に逃げ出したのは作者であった……。
〔「さよならしなきゃ……いけないんだよ……」「ミクーっ!!」〕
とある映画館。そこで初音ミクが主演の映画を観ているリン、レン、ルカの姿があった。
「うう……」
感動もので終わる映画に、リンとレンは素直に感動していたようだが、ルカはパンフレットと原作小説を片手に冷静に映画との違いを確認していた。
そして映画が終わり、3人はモールの中を歩いていた。
「あー、面白かった」
「兄ちゃん、いい仕事取ってきたねー」
双子の姉弟が盛り上がっている中、1番後ろを歩いているルカはゲーセンの前で足を止めた。
「どうしたの?」
「映画の中にあった“音ゲー”って……」
「ああ。それなら、あれじゃない」
リンはある筐体を指差した。
「よし。そんじゃあ、映画のみくみくに対抗して、いっちょやってみよっかー」
「リン。でも早く帰らないと、なっちゃんが……」
「まだ大丈夫だよ。いざとなったら、ルカ姉ちゃんから電話してもらうから」
「あのね……」
ルカは1台だけ空いている筐体に足を運んだ。が!
「む?」
「んっ!?」
ルカと同時に手を伸ばす男の姿があった。それは、“がくっぽいど”の神威がくぽだった。
「今のはオレが早かっただろ?」
「いいえ。私です」
ルカも言い返した。しかし、後ろから笑い声が聞こえる。
「譲ってあげなよー、がくぽ」
「レディ・ファーストだよ~」
ボーカロイド先生の氷山キヨテルとボーカロイド小学生の歌愛ユキだった。
「ちっ!」
「ボカロが音ゲーだって」
「意外とお子様なんだね、ガスト」
「ガストじゃねぇ!ミュージカルはもう終わってんだ!ってか、お前らもボカロのくせに音ゲーやろうとしてただろ!」
ルカが筐体の前に立つ。流れてきたのは、
〔腐臭漂う♪背徳の館♪今日もはじまる最後の晩餐♪身の毛もよだつ料理の数々♪〕
(“悪食娘コンチータ”)
(“悪食娘コンチータ”)
(何でMEIKOの持ち歌が?)
〔むかしむかしあるところに♪悪逆非道の王国の♪頂点に君臨してた♪齢14の王城様♪〕
「ほっ!よっ!」
〔千本桜♪夜に紛れ♪キミの声も届かないよ♪〕
「くっ!」
〔Go My Way♪Go 前へ♪さあ頑張って行きましょ♪1番大好きな私になりたい♪〕
そして、スコアはルカとがくぽが1、2を争う結果に……。
「ちょっと!何してるの!?」
そこへ赤月がやってきた。
「出た!鬼軍曹!」
「誰が鬼軍曹よ!映画を観たら早く帰りなさいって言ったでしょ?」
「待って、赤月博士。その前に、こいつと勝負してから!」
「こいつとは何だ!」
「ルカが熱くなってるなんて、珍しいね?」
赤月は目を丸くして、眼鏡を掛け直した。
「じゃ、始めるよ」
キヨテルはそう言った。そして……。
〔「あー、音楽著作権協会、略してジャスラックの者だが」〕
「は!?」
〔「ダメじゃないか。勝手に歌詞を掲載しちゃ。一部だけとはいえ、無断掲載は著作権法違反だよ。責任者を出したまえ。責任者を」〕
「あっ!責任者、この人!何たって、プロデューサーだもん!」
「そんじゃ、なっちゃん!理詰めで説明よろよろー!」
逃げ出すボーカロイド達。
「ちょ、ちょっとあんた達!?」
しかし、真っ先に逃げ出したのは作者であった……。
何年かぶりにお盆に帰省できたぜい。さて、こっちでも乗り鉄・乗りバスを満喫するか。
お盆帰省できて、良かったですね。
私は、今日も明日も仕事です。
14日だけは休んで両親のお墓に行ってきましたので良しとしなければ・・・。
今度の時は、会えたら良いですね。
充分、ふるさとを乗鉄、に乗りバスで満喫してください。