[1月20日08時00分 天候:晴 東京都台東区上野 東京中央学園上野高校]
リサ「おはよう」
リサが登校すると、既に教室には『魔王軍四天王』のうち、2人の淀橋と小島がいた。
他にもレイチェル。
いつもならそれだけなのに、今日はいつもより人が多かった。
リサ「……何の騒ぎ?わたし、また呼び出し食らった?」
淀橋「違うよ。レイチェルが私達に送ってくれた画像、見たでしょ?」
リサ「ああ。レイチェルのブルマ姿」
昨夕、家に注文した緑ブルマが届いたということで、レイチェルがその試着画像をLINEに送ったのだった。
尚、アメリカではあまりLINEは馴染みが薄いらしい。
意外なことにアメリカでは、Facebookが一般的らしい。
とはいうものの、SNSの利用が制限されているBSAA養成学校生のレイチェルはそれもやっていない。
LINEはここに入学してから初めて導入した。
あくまでもBOWリサの観察の為と、留学中の交友関係維持の為ならと、BSAAの機密を漏らさなければOKということになった。
淀橋「レイチェル、間違えてリサじゃなく、『魔王軍』のグループLINEに投稿しちゃったでしょ?」
レイチェル「ゴメンナサイ。まだ、使い慣れてないもので」
リサ「ああ、そういえばそうだね。見た感じ、LLサイズでちょうどいいみたいだね」
小島「とても美人でモデルみたいだって、評判なんだよ」
男子生徒A「レイチェルの画像、俺にもくれ!」
男子生徒B「俺も!」
男子生徒C「ワイも!」
男子生徒D「吾輩も!」
リサ「あー、男臭い!散れ散れ」
淀橋「男子への見世物じゃないよ!」
小島「というか、『魔王軍』のグループLINE、男子なんていないはずなのに、どうして男子に知れ渡ってるの?」
男子生徒E「わっちの妹が『魔王軍』でありんす。わっちの妹のスマホを、たまたま覗いちゃったでヤンス」
ゴッ!(リサのパンチ1発)
男子生徒E「あ~れ~……!」
リサのパンチで、教室の外まで殴り飛ばされたE。
リサ「男子に流出させたアホ、どこのどいつだ?」
淀橋「一斉捜索します」
淀橋はスマホを取り出した。
レイチェル「因みに、リサの画像もありまース」
男子生徒A「おおっ!愛原さんのブルマ姿!」
男子生徒B「紺色も定番でいいね!」
リサ「わーっ!レイチェル!男子に見せるな!」
レイチェル「どうしてですか?リサ、体育の時も普通にブルマの状態だったじゃないですか」
リサ「あれは無二の旦那様、愛原先生に断固としてお応えして参る決意の表れでやってるだけだから!」
男子生徒C「愛原様!どうか、俺も『魔王軍』に入隊を!んで、その画像をください!」
リサ「男は要らん!帰れ!」
レイチェル「男が嫌なら、どうして共学校に?」
リサ「デイライトが紹介してくれた入学先が、この学園だったんだ。あ、わたしは中等部から入ったよ。まあ、『1番』がいたり、そもそも制服がセーラー服の聖クラリスはお断りだけど」
レイチェル「でも、あそこは女子校です」
リサ「それでも、あそこは嫌だよ」
男子生徒C「魔王様~!お慈悲を~!」
男子生徒D「お願いしゃーす!」
土下座して画像提供を頼み込む、プライドかなぐり捨てニキ達がここに。
リサ「オマエら……!いい加減にしないと……!」
男子生徒A「ブルマ復活運動に協力したじゃないっスか!」
リサ「う……」
男子生徒F「俺、こう見えても『賛成』に一票入れたんだよ!?」
リサ「うう……」
淀橋「男子の殆どは賛成票だろうが……」
リサ「うーん……そう言われると、断りにくい」
男子生徒A「おおっ!」
リサ「レイチェルは画像をこいつらにやってもいいの?」
レイチェル「私は構いませんよ?別にヌードでもセミヌードでもないので」
リサ「分かった。それじゃ、レイチェルは本人の許可が出たので、レイチェルの画像は配布しよう」
男子生徒A「おおっ!」
リサ「その代わり、愛原先生の為に、今でもブルマ廃止を画策してる奴らをオマエ達が封じ込めろよ?」
男子生徒B「もちろんです!」
男子生徒C「命に代えても!」
淀橋「すげぇ……魔王様……」
小島「男子達を手玉に取っちゃった……」
男子生徒F「俺は愛原さんの画像が欲しいな」
リサ「それはダメだ!これはレイチェルにあげたものだ!オマエらのシコシコの為にやれるか!」
男子生徒F「でも……男のロマンだからねぇ……」
淀橋「なにキメェこと言ってんだよ!」
リサ「あ、そうだ」
リサは何かを思いついた。
そして、スマホを取り出した。
リサ「あー、もしもし。サクラヤ?ちょっとお願いがあるんだけど……」
リサは『四天王』の1人、1年生で美術部員の桜谷に電話した。
紺色ブルマ姿のリサの肖像画を制作し、それで東京都主催のコンクールにて最優秀賞を受賞した者である。
タイトルは、『魔王様の肖像画』。
しばらくリサは桜谷と話をしていたかと思うと……。
リサ「わたしの肖像画を見たことがある人は沢山いると思うけど……」
男子生徒F「あれも最高でした。オークションに掛けたら、高値で売れるかと」
リサ「原作はわたしと愛原先生の物だ。オークションには絶対にかけない。その代わり、私のあの絵をポストカードにして売ろうと思う」
男子生徒F「えっ、マジ!?」
リサ「絵の所有権はわたしにあるけど、著作権はサクラヤにある。権利者に確認して、あの絵をポストカードにして売ることにした。それでどうだ?」
男子生徒G「あの絵もサイコーでヌけました!」
小島「ちょっと男子ィ!」
リサ「絵に関しては、私はどうこう言えない。だから、ポストカードにして売るから、それを買ってもらう。買った後は、好きにしていい」
男子生徒G「魔王様、バンザーイ!」
男子生徒F「因みに、購入にはアメックスのゴールドカードは使えるのですか?」
リサ「キャッシュオンリーでシクヨロ」
男子生徒F「フフフ……」
男子生徒A「あいつ、札束持って来るつもりですよ?」
リサ「ポストカードの売上金は、『魔王軍』の活動資金にする!」
淀橋「大変な額になりそう……」
レイチェル「日本のリサ・トレヴァー、別の意味でBossです……」
尚、レイチェルはローカットタイプとハイカットタイプの2着を購入したそうだ。
かつて東京中央学園で着用されていたブルマ、中等部はローカット、高等部はハイカットという違いを持たせていたが、事実上の廃止直前になってからは曖昧になっており、現在は1度廃止されたからか、どちらでも良いことになっている。
欧米人の体型からして、ローカットよりはハイカットの方が動きやすくて良いとのこと。
リサ「おはよう」
リサが登校すると、既に教室には『魔王軍四天王』のうち、2人の淀橋と小島がいた。
他にもレイチェル。
いつもならそれだけなのに、今日はいつもより人が多かった。
リサ「……何の騒ぎ?わたし、また呼び出し食らった?」
淀橋「違うよ。レイチェルが私達に送ってくれた画像、見たでしょ?」
リサ「ああ。レイチェルのブルマ姿」
昨夕、家に注文した緑ブルマが届いたということで、レイチェルがその試着画像をLINEに送ったのだった。
尚、アメリカではあまりLINEは馴染みが薄いらしい。
意外なことにアメリカでは、Facebookが一般的らしい。
とはいうものの、SNSの利用が制限されているBSAA養成学校生のレイチェルはそれもやっていない。
LINEはここに入学してから初めて導入した。
あくまでもBOWリサの観察の為と、留学中の交友関係維持の為ならと、BSAAの機密を漏らさなければOKということになった。
淀橋「レイチェル、間違えてリサじゃなく、『魔王軍』のグループLINEに投稿しちゃったでしょ?」
レイチェル「ゴメンナサイ。まだ、使い慣れてないもので」
リサ「ああ、そういえばそうだね。見た感じ、LLサイズでちょうどいいみたいだね」
小島「とても美人でモデルみたいだって、評判なんだよ」
男子生徒A「レイチェルの画像、俺にもくれ!」
男子生徒B「俺も!」
男子生徒C「ワイも!」
男子生徒D「吾輩も!」
リサ「あー、男臭い!散れ散れ」
淀橋「男子への見世物じゃないよ!」
小島「というか、『魔王軍』のグループLINE、男子なんていないはずなのに、どうして男子に知れ渡ってるの?」
男子生徒E「わっちの妹が『魔王軍』でありんす。わっちの妹のスマホを、たまたま覗いちゃったでヤンス」
ゴッ!(リサのパンチ1発)
男子生徒E「あ~れ~……!」
リサのパンチで、教室の外まで殴り飛ばされたE。
リサ「男子に流出させたアホ、どこのどいつだ?」
淀橋「一斉捜索します」
淀橋はスマホを取り出した。
レイチェル「因みに、リサの画像もありまース」
男子生徒A「おおっ!愛原さんのブルマ姿!」
男子生徒B「紺色も定番でいいね!」
リサ「わーっ!レイチェル!男子に見せるな!」
レイチェル「どうしてですか?リサ、体育の時も普通にブルマの状態だったじゃないですか」
リサ「あれは無二の旦那様、愛原先生に断固としてお応えして参る決意の表れでやってるだけだから!」
男子生徒C「愛原様!どうか、俺も『魔王軍』に入隊を!んで、その画像をください!」
リサ「男は要らん!帰れ!」
レイチェル「男が嫌なら、どうして共学校に?」
リサ「デイライトが紹介してくれた入学先が、この学園だったんだ。あ、わたしは中等部から入ったよ。まあ、『1番』がいたり、そもそも制服がセーラー服の聖クラリスはお断りだけど」
レイチェル「でも、あそこは女子校です」
リサ「それでも、あそこは嫌だよ」
男子生徒C「魔王様~!お慈悲を~!」
男子生徒D「お願いしゃーす!」
土下座して画像提供を頼み込む、プライドかなぐり捨てニキ達がここに。
リサ「オマエら……!いい加減にしないと……!」
男子生徒A「ブルマ復活運動に協力したじゃないっスか!」
リサ「う……」
男子生徒F「俺、こう見えても『賛成』に一票入れたんだよ!?」
リサ「うう……」
淀橋「男子の殆どは賛成票だろうが……」
リサ「うーん……そう言われると、断りにくい」
男子生徒A「おおっ!」
リサ「レイチェルは画像をこいつらにやってもいいの?」
レイチェル「私は構いませんよ?別にヌードでもセミヌードでもないので」
リサ「分かった。それじゃ、レイチェルは本人の許可が出たので、レイチェルの画像は配布しよう」
男子生徒A「おおっ!」
リサ「その代わり、愛原先生の為に、今でもブルマ廃止を画策してる奴らをオマエ達が封じ込めろよ?」
男子生徒B「もちろんです!」
男子生徒C「命に代えても!」
淀橋「すげぇ……魔王様……」
小島「男子達を手玉に取っちゃった……」
男子生徒F「俺は愛原さんの画像が欲しいな」
リサ「それはダメだ!これはレイチェルにあげたものだ!オマエらのシコシコの為にやれるか!」
男子生徒F「でも……男のロマンだからねぇ……」
淀橋「なにキメェこと言ってんだよ!」
リサ「あ、そうだ」
リサは何かを思いついた。
そして、スマホを取り出した。
リサ「あー、もしもし。サクラヤ?ちょっとお願いがあるんだけど……」
リサは『四天王』の1人、1年生で美術部員の桜谷に電話した。
紺色ブルマ姿のリサの肖像画を制作し、それで東京都主催のコンクールにて最優秀賞を受賞した者である。
タイトルは、『魔王様の肖像画』。
しばらくリサは桜谷と話をしていたかと思うと……。
リサ「わたしの肖像画を見たことがある人は沢山いると思うけど……」
男子生徒F「あれも最高でした。オークションに掛けたら、高値で売れるかと」
リサ「原作はわたしと愛原先生の物だ。オークションには絶対にかけない。その代わり、私のあの絵をポストカードにして売ろうと思う」
男子生徒F「えっ、マジ!?」
リサ「絵の所有権はわたしにあるけど、著作権はサクラヤにある。権利者に確認して、あの絵をポストカードにして売ることにした。それでどうだ?」
男子生徒G「あの絵もサイコーでヌけました!」
小島「ちょっと男子ィ!」
リサ「絵に関しては、私はどうこう言えない。だから、ポストカードにして売るから、それを買ってもらう。買った後は、好きにしていい」
男子生徒G「魔王様、バンザーイ!」
男子生徒F「因みに、購入にはアメックスのゴールドカードは使えるのですか?」
リサ「キャッシュオンリーでシクヨロ」
男子生徒F「フフフ……」
男子生徒A「あいつ、札束持って来るつもりですよ?」
リサ「ポストカードの売上金は、『魔王軍』の活動資金にする!」
淀橋「大変な額になりそう……」
レイチェル「日本のリサ・トレヴァー、別の意味でBossです……」
尚、レイチェルはローカットタイプとハイカットタイプの2着を購入したそうだ。
かつて東京中央学園で着用されていたブルマ、中等部はローカット、高等部はハイカットという違いを持たせていたが、事実上の廃止直前になってからは曖昧になっており、現在は1度廃止されたからか、どちらでも良いことになっている。
欧米人の体型からして、ローカットよりはハイカットの方が動きやすくて良いとのこと。