報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

小説の途中ですが、ここで登山のもようをお伝えします。

2014-08-30 23:18:25 | リアル旅行記
 小説の更新を行うと予告しておきながら申し訳無い。
 やっぱり、今日の支部登山について書いておきたい。
 普段から添書登山をよく行っていると、支部登山はそれの延長的な感覚になってしまうのは私だけだろうか。
 何しろ、登山から下山まで私1人での行動だったから、そんな気がしてしょうがないのだ。
 仕事が多忙につき、一緒に行くはずだった紹介者が行けなくなったというのもある。
 私も完全な休日が取れず、泊まり務明けでの登山となった。どっかの支部みたいに、平日にも支部登山やってくんねーかなぁ……っと。

 8時26分発、東海道新幹線“こだま”639号に飛び乗る。
 N700系に乗れたのはいいが、どうも乗り心地がJR東日本のE5系によく似ているような……。
 まあ、気のせいとしておこう。
 “こだま”には車内販売も無いし、N700系には自動販売機も無いようだ。
 無駄なものは全て省く葛西会長の辣腕の影響が、ここに表れている。
 知ってる?JR東海にはSLも、お座敷列車などのジョイフルトレインも存在しないのだよ?維持費が無駄な上、新幹線だけでやっていけるからなんだって。
 新富士駅には定刻に到着。
 寝過ごさなくて良かった。名古屋止まりとはいえ、そこまで乗り過ごしたら、
「何でおみゃーがここにいるだ?」
 と、名古屋在住の怖い【自主規制致します】。
 危ない危ない。

 大石寺登山バスには9時50分発と10時15分発があるが、お急ぎの方は当然、先発がお勧め。
 但し、運が悪いと座席数の少ない一般路線バスが来る。
 今日に至っては、両方それだったという運の悪さ。
 私は着席を狙って後発便に乗ったが、どういうわけだか、旧道や県道をひたすら行くコースで、バイパスは一切通らない。
 恐らくバイパスが行楽客でメチャ混みであると思われ(下山のタクシー運転手談)、あえて遠回りの渋滞迂回コースを狙ったのではないか。
 しかし、一般の路線バス車両で1時間乗車はキツいものがあるな。
 しかも、三門付近で“やきそばエクスプレス”1号とすれ違うし。
 向こうは知り合いの運転手だったので、前扉の後ろに座っていた私は手を振った。
 私の同級生がJRバス関東で、東名高速路線の担当なもんで。
 なんだ、これならわざわざ運賃の高い新幹線やトロトロ走る路線バスより、高速バスの方がよっぽど楽じゃないかと思った次第だ。

 布教講演はバックレる。
 どうせまた平成27年度の御命題について、だろ?もう聞き飽きたよ。
 もう少し生活に即した話をしてくれないかなぁ……。
 内拝券だけもらって、とっとと昼飯食いに行こう。

 “なかみせ”の豚汁定食は相変わらずの美味で、すっかりファンになってしまった私だが、元々はここのビーフシチューが美味かったから来るようになったのだ。
 それがいつしか無くなってしまったのだが、どうやらカレーは復活したらしい。今度また登山した時に食してみよう。
 今日は信徒の数が多い。
 日本人の割合が多くて何より。うちの支部だけでなく、他の法華講支部も登山に来ていたようで、それもあるだろう。
 行きの登山バス、中国語がうるさいから、後ろの席に固まっていた中国人(台湾人?)を避けて最前列に移ったのだ。
 あのー、外国人を折伏する方、どうせならもう少し西洋人を折伏してもらえませんかねー?アジア系ばっかりで、見飽きたよ。
 うちのアリスみたいな金髪美女キボン
 顕正会もやたら東南アジア系が増え過ぎて困っているというコメントを他のブログで見たし、どうなってんだよ、全く。
 そういった会員の多い隊では、隊座が成り立たないという。当たり前だ。どうせ、ろくすっぽ日本語も喋れんのだろう。

 御開扉と六壷の勤行は、何事も無く終わったな。
 実に平和でよろしい。信徒の数が多かったので、御開扉の際、いつもと違う位置の席に座ったのだが、おかげで新たな発見ができた。
 大御本尊を御しまいしている仏壇を厳重に庇護している鎧戸のスイッチの位置が【自主規制致します】。
 だとすると、正信会は勘違いしていることになるな。いや、もし私が発見したのが本当だとしたら、あれは【自主規制致します】。
 どうも、前々から猊下の動きを見ていると変だと【だから、自制しろ!】。

 大石寺第2ターミナルでタクシーを待っていると、意外と大石寺の周りって、“のんのんびより”みたいなのだなと思った。
 どこからともなく、下校途中の『れんちょん』や『ほたるん』が現れそうな雰囲気だ。

 帰りの足はJRバスの最終便。これが私の帰りのデフォ。
 最近の高速バスは、各座席に自由に使えるコンセントが付いていて助かる。
 この時点で、私のスマホの電池残量が厳しい状態なのだ。

 来月はちょっと休みが厳しいので添書登山は無理そうだが、10月また支部登山があるから、それで行くことになるだろう。
 ま、何だかんだ言って、退転を誘う魔を祓えることはできたようだ。
コメント (9)
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“アンドロイドマスター” 「秘密の研究所」

2014-08-30 00:30:35 | アンドロイドマスターシリーズ
[8月19日23:00.廃ホテル“シークルーズ”地下研究所跡 敷島、アリス、キール、エミリー]

 敷島達の前に立ちはだかったのは、重厚な銀色の鉄扉。
 同じ重厚性と言えど、1Fホールにある舵輪型の物より冷たく、無機質である。
 当然ながら、このドアも施錠されていた。
「ここにカードリーダーがあるな」
 恐らくは21世紀に入ってから実用化されたであろう、非接触型カードリーダー。
 駅の改札口などで見かける、リーダ―にスライドさせなくても、カードを当てるだけでゲートが開くあの読取機だ。
 敷島はケンショーレッドから受け取ったカードキーを読取機に近付けた。

 ピーン!(カードリーダーからのアラーム)
 カチッ!

「開いた!」
 読取機のランプが青色に光り、電子ロックが解除された。
「開けるぞ?」
 敷島は、まるで劇場の客席に行くドアのように重いドアをゆっくり開けた。
 新型の読取機といい、ウィリーがこのホテルが廃業した後、乗っ取って秘密の研究施設を構えたと見て間違い無いだろう。
 中は元・地下駐車場とは思えないほど意外に明るく、天井が高くなっていた。
 空間が広いということは、1つデメリットがある。
「!」
「うわっ!撃ってきた!」
 遠くから敵に狙撃されやすいということである。
 エミリーは右腕をライフルに変化させ、先程発砲したロボットの頭部を撃ち抜いた。
 電子頭脳を破壊された狙撃ロボットは吹き抜け通路から下に転落し、床に激突して火花を噴き、動かなくなった。
 遠距離の攻撃において、ショットガンは威力が落ちるので不利だ。
「おい、お前ら!ここにいる女を何と心得る!?お前達を作ったウィリアム・フォレストの孫娘、アリス……」
 敷島は銃口をこちらに向けているロボット数体に呼び掛けた。
 が、
「参事、危ない!」
 キールが敷島をコンテナのような箱の陰に引っ張った。
 直後、さっきまで敷島のいた場所がライフルの集中砲火を浴びた。
「残念ですが・敷島さん、奴らは・私達を・完全に・侵入者と・認識している・もようです。排除します」
「やったれやったれ!」
 狙撃ロボットは動きが遅く、こちらとの間合いが詰まらない。
 エミリーは冷静に狙撃ロボット達の頭部を撃ち抜いて破壊した。
「片付き・ました」
「よっしゃ!先へ進もう」
 敷島は物陰から出た。
「新手が来たりはしないだろうな?」
「可能性は捨てきれません。ですが、スキャンしながら進みますので、ご安心ください」
「そうか」

 アリスは資料棚の中から、1つの重要資料を見つけた。
 それは、この研究所で開発されたロボットの種類とその性能などが詳しく書かれたものだった。
 廃ホテル内で表れたクリーチャーロボは、搭載機器を最低限に抑え、その代わり人工タンパク質に特殊な改良を加えることで、より柔軟性に富ませものだという。
 こうすることで狭い所からでも容易に進入でき、敵を追い詰めるのだそうだ。
 但し、試作ということもあってか、体内で使用しているオイルとの相性が悪く、外から衝撃を加えられ、白いタンパク質とオイルが混ざってしまうと、ドロドロに体が溶けてしまう作用があるとのこと。
 倒すとズブズブに崩れ落ち、血のように赤いオイルが漏れ出して、あたかも血だまりのようになる理由がこれで分かった。
 試作品なので、性能にばらつきがあるのも合点が行く。
 性能を試す為に、わざと廃ホテル内に放ったとのことだった。
 廃墟探索と称してやってくる哀れな訪問者をどのように追い詰め、攻撃するかの実験だ。
 ということは、あの気持ちの悪いクリーチャーは、この研究施設にはいないということだ。
 代わりに、狙撃ロボットとかがいるわけか。
 それは動きは遅いが、ロックオンした時の命中率はほぼ百発百中とのこと。
 但し、敵を狙撃する使命を与えられてはいても、狙撃されることに関しては無防備な様子である。
 そしてもう1つ、気になるロボットが記載されていた。
 それは、見た目にはコミカルに太ったヤツ。
 人間1人を乗せて動くのだそうだ。
 但し、気になる文章があった。
『人間の意識を乗っ取って、あたかもロボットが人間を操っているかのよう……』
 と。
 何のこっちゃと思った敷島だった。
 とにかく、ここにいても埒が明かない。先に進むことにした。

[同日23:30.研究所跡 敷島、アリス、キール、エミリー]

 研究所には敷島達にとってはお馴染みのバージョン・シリーズもいた。
 アリスのことをウィリーの身内と認識してくれれば苦労は無いが、世の中そんなに甘くはなかった。
 いや、認識はしたのだ。だから、バージョン達はアリスには攻撃してこなかった。
 そして、マルチタイプのエミリーでさえも……。
 だが、エミリーがどんなに攻撃を一切やめるように命令伝達しても、何故か敷島を執拗に攻撃しようとする為、エミリーが代わりに応戦しなくてはならなかった。
「俺が南里所長の側についていたからかな?」
「だったら、エミリーの言う事も聞かないじゃない」
「キールにも奴ら遠慮してんな。何で俺だけ集中攻撃だよ?」
「私は何でも、マルチタイプをモチーフに製造されたようです。そのせいですかね」
「いやー、どうだろう?」
 エミリーは別のバージョン4.0の1個体を行動・攻撃不能にした。
 電子頭脳までは破壊していない。
 エミリーは無言で、バージョン4.0を問い詰めた。
 無言でと言っても、実際は電気信号でやり取りしている。
『お前達・どうして・敷島さんだけを・攻撃する?一切の・攻撃を・止めよとの・私の・命令が・聞けないのか?』
『ソ、ソレガ……ソノ……』
『答えろ!さもなくば・破壊する』
『ヒイイイッ!』
 エミリーの睨みは、メイドロボットも含め、ほとんどのザコ・ロボットをフリーズさせる。
 彼女が財団内で特権階級にいられる理由だ。
『あの“狙撃兵”に・撃って・もらうか?』
 狙撃ロボットが銃を構えているが、“人質”がいるため、狙撃できないようだ。
『ウ……ウィリアム博士カラ……「“悪い虫”は駆除せよ」ト、命令サレテルモンデェ……』
『は?お前、フザケたこと・言うと・本当に・破壊するぞ?』
『フザケテマセン!本当デス!本当デス!』
『敷島さんと・ドクター・アリスは・既に・御結婚されている。ドクター・ウィリーの・その命令は・無効だ』
『データニ無イモンデェ……』
 直後、痺れを切らした狙撃ロボットがエミリーに向かって発砲した。
 エミリーは尋問していたバージョン4.0を狙撃ロボットに投げつけた。
 バージョン4.0は狙撃ロボットの銃弾に当たった上、それと激突して火花を噴いた。
「で、何だったんだ?」
「……たまたまの・ようです」
 エミリーは優秀な人工頭脳をフル稼働させて、敷島に曖昧に答えた。
「まあ、こいつらの考えることだからな。あらかた片付いたみたいだし、先へ進もう」
コメント (5)
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