報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

台風接近!

2013-06-20 19:58:41 | 日記
 “新人魔王の奮闘記”より。

 アルカディア王国の王都アルカディアシティの街角、それに魔界高速電鉄駅構内の壁新聞が賑やかだった。
『ルーシー・ブラッドプール1世陛下、正式に戴冠へ』『第4回共和党大会で満場一致の採決!』『国民の声。人間:「大賛成」 亜人:「どちらでもよい」 魔族:「時期尚早」』
「バカな……!」
 魔界高速電鉄の地下鉄線のある駅にて、壁新聞を見ていた1人の市民。
 黄色一色の電車がホームに滑り込んでくる。その風圧で、新聞がバサバサと音を立てた。
「あの不良娘が……?信じられん!」

 その頃、王宮では……。
「いや、ローラから聞いたんだよ」
「あのお喋りが!」
 春明はルーシーの執務室で、ルーシーの過去を知った経緯について話した。
「まあ、とにかく、その“不良娘”がまさか魔王になれるなんて、普通はあり得ないわけだ。なっちゃおうよ。死んだローラも喜ぶと思うよ」
「そうかな……」
 その時、横田が入って来た。
「先般の党大会における大感動は未だ冷めやらぬところでありますが、失礼致します」
「今度は何?私の下着ドロしたのを自首しに来たの?」
「ほんとかよ!?」
 春明は目を丸くして横田を見た。
「め、滅相もございません。私の分析によれば、大いなる誤解でございます!」
「……ですってよ?陛下?」
「私の専属召使から聞いたんだけど、『陛下の下着はどれだ?』と、執拗に聞いてたらしいじゃない?」
「わ、私はただ、下着ドロから御守りさせて頂こうかとぉ……」
「何でそれをアンタがやるの!いい加減にしないと、本当に首刎ねるわよ!!」
「も、申し訳ございませんでしたーっ!」
 横田は逃げるように執務室を飛び出していった。
「ったく……!理事は辞めてもらおうかしら?」
「まあ、いざとなったら、宮廷道化師代わりにいいんじゃない?」
「……で、結局アイツ何しに来たの?」
「あっ!?聞く前に追い返しちゃった。ルーシーが変なこと言うから……」
「何?文句あんの!?」
「いや、だからさ……」
 そこへピエールが血相変えて飛び込んできた。
「大変です、陛下!閣下!」
「なに!?」
「城下で暴動です!魔族の国民が、陛下の正式戴冠に反対すると……」
「鎮圧しろ!首謀者は大逆罪で捕縛だ!抵抗する者もだ!」
 春明が首相命令を下す。
「Wait!待って!」
 ルーシーが春明の命令を差し止める。
「私の国民に対する理解が足りなかったようね。デモ隊を王宮前のバルコニーに集めて」
「何だって?危険だぞ!相手は人間のデモ隊じゃない!魔族の暴徒……ややもすれば、反乱軍まがいの……」
「だったら尚更、同じ魔族の私が直接説明する必要があるわね。こんなこと言ったら春明は怒るかもしれないけど、共和党議会というのは所詮、人間の集まり。だから人間の国民は私の戴冠に大賛成してくれてる。亜人は政治に無関心だからしょうがないとして、魔族はやっぱりこの魔界の大多数の国民だから……」
「しかし……」
 そもそも、ルーシーを“魔王の代役”とすら認めていない者も結構いる。暴徒のほとんどは、それだろう。
「春明。私の命令よ。やりなさい」
「……どうなっても知らないよ」
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ブログタイトル並びに概要を変えました。

2013-06-20 14:40:27 | 日記
 よくよく見ると確かに深夜に更新することもあるのですが、ここ最近は昼間に更新することも多々あるので、タイトルが実状にそぐわないということで変更しました。
 概要も闘病記みたいなことを書けたらと思っていたのですが、ここ数年は体調も良く、何も書くことが無いので、それも変えました。
 信心については……また炎上するといけないので、あまり書きません。何かネタがあった時のみ記載する程度です。そもそも偉そうに書けるほど熱心にやってるわけでも、教学があるわけでもないので。
 中途半端な時期での変更ですが、よろしくお願い致します。

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 今日は雨の中、さいたま市内バス散策をしてみた。傘を持って行く時に限って雨は降らず、持って行かないと降るのだから不思議な現象だ。これに限れば、体験発表してもいいくらいだ。
 BGMは東方Project関係。これのファンなら誰でも知ってる名曲(?)、“魔理沙は大変なものを盗んでいきました”というのがあるのだが、これって原曲あるんだね。何気に“人形裁判 ~人の形弄びし少女”という曲を聴いていたら、聴いたことのあるピアノパートが流れてきた。ネットで調べてみたら、私が聴いていたのは“魔理沙……”の原曲だという。
 シューティングゲームとしての東方だが、私のように音楽関係から入ってくるファンもいるとのこと。しかし、互いに交わることはないそうだ。その通り、私自身はシューティングゲームに興味は無い。
 宗教音楽(神道、仏教)に通じるものもあるので、それがたまたま日蓮正宗の愛唱歌歌詞と重なれる曲もあるのだろう。実は顕正会の“両眼滝のその日まで”の歌詞を重ねられる曲も東方にはあるのだが、黙ってておくことにしよう。軍歌調が嫌なら、東方Project風はいかが?

 さて北浦和駅から雨が降りしきる中、国際興業バスに乗っていたら、多摩準急先生から着信があった。イオン与野ショッピングセンターで降り、そこで掛け直してみる。
 話の内容はやはり、先生が傾倒した宗派のことであった。私よりも勇敢且つ頭の回転がいい人だと思っていたのだが、そんな人まで惑わすほど、東日本大震災は被災者の心にも大きな爪痕を残したらしい。
 私は最初から宗教団体のボランティア活動など、布教活動の一環でしかないと先生に伝えていたのだが、ようやくご理解頂けたようだ。
 日蓮正宗や顕正会では団体としてボランティア活動はしなかったが、布教活動の一環として捉えると、それは日蓮大聖人の教えにそぐわないからやらなかっただけの話である。義援金集めて、被災した岩手県、宮城県、福島県に寄付はしたよ。
 私がそれを説明すると、先生は何度も頷いておられた。
 さすがに私の折伏に乗ることはなかったが、来月上京されるとのことで、日蓮正宗のリーフレットをお渡しするくらいのことはしてみよう。
 ……と、ここまで書いてふと気づいたのだが、勧誡から20日経つのだが、その後1度もお寺に参詣していない。法華講は顕正会と違い、信仰に自主性が求められる所である。
 講中にもよりけりだが、私が新たに所属した所は自主性を重んじる所らしい。大規模なので、1人1人はさすがに面倒見切れないものと思われる。だが、私はそれが気楽でいいと思う。紹介者の方だって私1人の面倒だけを見れるわけがなく、今は次なる対象者を見つけて折伏に当たっておられる。
 ま、登山したくなったら、嫌でも参詣しなくてはならないのだから、義務感で行く必要もないだろう。こんなことは、勧誡した時から想定していたからね。
 ここ最近は私より教学の優れた顕正会員と遭遇することも無くなったし、このスタイルでいいのではないだろうか。何かあれば、御本尊の方で動いて下さるだろう。

 ※2013年6月23日、文面にミスがあった為に改変しました。
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