ポテンヒット氏より新たな東武野田線レポを頂戴した。本当に氏は野田線ヘビーユーザーである。もちろん、良い意味でだ。メールにて件のトラス橋の写真を頂戴したが、なるほど。『何コレ珍百景』辺りに投稿しても良さそうなほどである。
因みに私はトラス橋は好きだ。これぞ鉄橋という感じがするのだ。なので同じ荒川を渡るのに、埼京線側にはトラスが無いのを寂しく思っている1人である。
道路では東北自動車道の利根川の橋を真っ先に思い浮かべる。道路のトラス橋って、なかなか見られないと思うのだ。
ただ、新幹線でトラスは正直やめて欲しいと思う。どうしてかって?昼間高速で走ると、目がチカチカするのだ。だから私は明るい時間帯に東北新幹線に乗る時、大宮~小山間は窓のブラインドを下ろしている。海側にある“ラウンド1”のボーリングのピンが見えてきたら、まもなくトラス橋の合図である。
なかなか私も、東北新幹線ヘビーユーザーになりつつあるようだ。
あと……これはあまり気にしたくないのだが、法華講ブロガーの間に不穏な動きがあるようだ。無宗教であれば我関せずを通すことができたが、勧誡してこれをやっている以上、私も法華講ブロガーに分類されてしまうだろう。ただ私はもうブログで破折をするつもりは無く、日記と自作の小説(のボツネタ)を掲載するのみである。これくらいは許して欲しいなぁ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
“新人魔王の奮闘記”より。また別のボツネタ。
「ふう……。やっと党大会終わった……」
安倍春明は疲労がたまった顔で、魔王城の中にある執務室に戻っていった。
一党制のアルカディア王国では、この党大会が国会のようなものである。
「ルーシーの不眠問題が解決したと思ったら、大魔王シンパのテロ問題だもんなぁ。本当に国作りって大変だ」
春明は傍に控えるサイラスに向かって言った。
「しかし少なくとも、前魔王の頃よりは暮らしやすくなったと思う。少なくとも、街に明るさがある」
「歯に衣着せぬキミが言うんだから、信用していいのかね。ルーシーのパソコンだと、支持率90%越えになってるんだけど、あれは甘く見積もり過ぎだよなぁ?」
「少なくとも我々亜人からは、それくらいの支持率はある」
「なに?亜人の支持率だったのか?」
「森を解放してくれた恩は絶対に忘れない」
「あとは、魔族達か。相変わらず魔族達は、大魔王シンパが多いからなぁ……。ルーシーの出自がヴァンパイアだから、ヴァンパイア族が魔族の支持率向上に動いてくれるんだけど……。いかんせん人間をエサにする種族なもんだから、あまり頑張られると今度は人間の国民から不審がられるんだ」
すると、机の上の電話が鳴った。
「はい、もしもし。あ、ルーシー。ん?ティータイムにするって?じゃ、お茶菓子持って行くから。ブリオッシュでいい?」
{「ケンカ売ってんの、アンタ?」}
「ジャパニーズ・ジョークだって。実家から送ってきた大福詰め合わせ持って行くよ。たまにはジャパニーズ・トラディショナル・スイーツ、略して和菓子もいいだろ?」
{「ダイフク?ふーん……。まあいいわ。持って来て」}
「了解」
春明は電話を切った。
「女王様に茶菓子持って行く首相ってのも珍しいな」
「ただの女王、首相の間柄じゃないからな」
春明とサイラスはそんな会話をしながら、ルーシーの私室へ向かう。
「昔は魔王討伐の勇者と、討伐される側の魔王の間柄だったんだぞ」
「それが何故首相に収まっているのか理解できん」
「だから言ったろ?ローラの供養の為だって」
「人間の感覚は、オレには理解できそうにないな」
「理解できたら、長いエルフの人生も更に楽しくなるぞ」
「そうかな?それより、その珍しい菓子は本当にルーシー殿の口に合うのかな?」
「ま、食べてごろうじろってところかな」
「あまり気に入らないと、首を跳ばされるんじゃないか?」
「大丈夫、大丈夫」
春明は楽観的だった。
ところが……。
「Go to hell!!」
ドカァーッ!
「うおっ!?」
部屋の入口まで来た途端、中からルーシーの怒声が聞こえ、ドアを破って中から1人の男が飛んできた。
「横田!?何やってんだ!?」
危うく激突しそうになったが、サイラスが庇ってくれた。ここでのサイラスの立ち位置は、春明のSPである。
横田とは、共和党の理事を務める男であった。
「あんこアレルギーのこの私にアンパンを寄越すなんて、テロ行為にも程があるわ!」
中から瞳を赤く光らせて出てくるルーシーの姿があった。
「へ、へ、陛下!こ、これはその……、な、な……何かの手違いで……!」
「シャラップ!この男を地下牢に収監しなさい!!」
「お、お許しください!!」
しかし、ズルズルと近衛兵に連行されていった横田理事であった。
「あ、あんこアレルギー……?」
するとルーシーは春明の姿を見つけて、苦笑を浮かべた。
「そうなの。アタシ、あんこダメなんよ。日本留学時代、どうしてもそれだけは好きになれなくて、しまいには嘔吐するくらいでね」
「そ、そんなに!?」
「口直しに春明の持ってきたお茶菓子にしましょう。で、何持ってきたの?」
「え?えーと……。(ヤベェ!全部あんこ入りの大福だった……!!)」
「……何を隠してるの?それが珍しいジャパニーズ・トラディショナル・スイーツなんでしょ?早く持って来て」
「こ、これはその……何かの手違いってゆーかぁ……」
「What!?」
春明の運命やいかに!?
(ああっ!?既にサイラスがいない!?)
ダークエルフのサイラス、持ち前の身体能力で遁走していたという……。
因みに私はトラス橋は好きだ。これぞ鉄橋という感じがするのだ。なので同じ荒川を渡るのに、埼京線側にはトラスが無いのを寂しく思っている1人である。
道路では東北自動車道の利根川の橋を真っ先に思い浮かべる。道路のトラス橋って、なかなか見られないと思うのだ。
ただ、新幹線でトラスは正直やめて欲しいと思う。どうしてかって?昼間高速で走ると、目がチカチカするのだ。だから私は明るい時間帯に東北新幹線に乗る時、大宮~小山間は窓のブラインドを下ろしている。海側にある“ラウンド1”のボーリングのピンが見えてきたら、まもなくトラス橋の合図である。
なかなか私も、東北新幹線ヘビーユーザーになりつつあるようだ。
あと……これはあまり気にしたくないのだが、法華講ブロガーの間に不穏な動きがあるようだ。無宗教であれば我関せずを通すことができたが、勧誡してこれをやっている以上、私も法華講ブロガーに分類されてしまうだろう。ただ私はもうブログで破折をするつもりは無く、日記と自作の小説(のボツネタ)を掲載するのみである。これくらいは許して欲しいなぁ。
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“新人魔王の奮闘記”より。また別のボツネタ。
「ふう……。やっと党大会終わった……」
安倍春明は疲労がたまった顔で、魔王城の中にある執務室に戻っていった。
一党制のアルカディア王国では、この党大会が国会のようなものである。
「ルーシーの不眠問題が解決したと思ったら、大魔王シンパのテロ問題だもんなぁ。本当に国作りって大変だ」
春明は傍に控えるサイラスに向かって言った。
「しかし少なくとも、前魔王の頃よりは暮らしやすくなったと思う。少なくとも、街に明るさがある」
「歯に衣着せぬキミが言うんだから、信用していいのかね。ルーシーのパソコンだと、支持率90%越えになってるんだけど、あれは甘く見積もり過ぎだよなぁ?」
「少なくとも我々亜人からは、それくらいの支持率はある」
「なに?亜人の支持率だったのか?」
「森を解放してくれた恩は絶対に忘れない」
「あとは、魔族達か。相変わらず魔族達は、大魔王シンパが多いからなぁ……。ルーシーの出自がヴァンパイアだから、ヴァンパイア族が魔族の支持率向上に動いてくれるんだけど……。いかんせん人間をエサにする種族なもんだから、あまり頑張られると今度は人間の国民から不審がられるんだ」
すると、机の上の電話が鳴った。
「はい、もしもし。あ、ルーシー。ん?ティータイムにするって?じゃ、お茶菓子持って行くから。ブリオッシュでいい?」
{「ケンカ売ってんの、アンタ?」}
「ジャパニーズ・ジョークだって。実家から送ってきた大福詰め合わせ持って行くよ。たまにはジャパニーズ・トラディショナル・スイーツ、略して和菓子もいいだろ?」
{「ダイフク?ふーん……。まあいいわ。持って来て」}
「了解」
春明は電話を切った。
「女王様に茶菓子持って行く首相ってのも珍しいな」
「ただの女王、首相の間柄じゃないからな」
春明とサイラスはそんな会話をしながら、ルーシーの私室へ向かう。
「昔は魔王討伐の勇者と、討伐される側の魔王の間柄だったんだぞ」
「それが何故首相に収まっているのか理解できん」
「だから言ったろ?ローラの供養の為だって」
「人間の感覚は、オレには理解できそうにないな」
「理解できたら、長いエルフの人生も更に楽しくなるぞ」
「そうかな?それより、その珍しい菓子は本当にルーシー殿の口に合うのかな?」
「ま、食べてごろうじろってところかな」
「あまり気に入らないと、首を跳ばされるんじゃないか?」
「大丈夫、大丈夫」
春明は楽観的だった。
ところが……。
「Go to hell!!」
ドカァーッ!
「うおっ!?」
部屋の入口まで来た途端、中からルーシーの怒声が聞こえ、ドアを破って中から1人の男が飛んできた。
「横田!?何やってんだ!?」
危うく激突しそうになったが、サイラスが庇ってくれた。ここでのサイラスの立ち位置は、春明のSPである。
横田とは、共和党の理事を務める男であった。
「あんこアレルギーのこの私にアンパンを寄越すなんて、テロ行為にも程があるわ!」
中から瞳を赤く光らせて出てくるルーシーの姿があった。
「へ、へ、陛下!こ、これはその……、な、な……何かの手違いで……!」
「シャラップ!この男を地下牢に収監しなさい!!」
「お、お許しください!!」
しかし、ズルズルと近衛兵に連行されていった横田理事であった。
「あ、あんこアレルギー……?」
するとルーシーは春明の姿を見つけて、苦笑を浮かべた。
「そうなの。アタシ、あんこダメなんよ。日本留学時代、どうしてもそれだけは好きになれなくて、しまいには嘔吐するくらいでね」
「そ、そんなに!?」
「口直しに春明の持ってきたお茶菓子にしましょう。で、何持ってきたの?」
「え?えーと……。(ヤベェ!全部あんこ入りの大福だった……!!)」
「……何を隠してるの?それが珍しいジャパニーズ・トラディショナル・スイーツなんでしょ?早く持って来て」
「こ、これはその……何かの手違いってゆーかぁ……」
「What!?」
春明の運命やいかに!?
(ああっ!?既にサイラスがいない!?)
ダークエルフのサイラス、持ち前の身体能力で遁走していたという……。