中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

M&Aの資金をどのように確保しますか??

2018年08月16日 05時10分33秒 | 2018年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「中小企業白書」311ページ「第 2-6-13 図 M & A の実施時期」をみましたが、今日は312ページ「第 2-6-15 図 M & A 資金の調達方法」をみます。

下図からM&A資金の調達方法について見ると、「会社の自己資金」が49.5%と最も多く、次いで「金融機関からの借入」が42.3%となっており、これについて白書は、買収企業(事業)が当初想定どおりの収益確保ができないこと(下振れ)を懸念し、あえて金融機関からの借入を行わず、自己資金で行う企業も多いと推察される、とあります。

次に、M&Aの実施目的を実施時期別に見ると、「売上・市場シェアの拡大」が最も多く、次いで「事業エリアの拡大」となっており、付加価値向上を企図してM&Aを行う企業が多いことがうかがえます。

他方で、実施時期の違いに着目すると、「2009年以前」では「経営不振企業の救済」を挙げる企業の割合が高く、「2015年以降」では「新事業展開・異業種への参入」を挙げる企業の割合が高くなっていることが分かります。

M&Aをテーマにした映画やドラマを見ていると、その資金をどのように確保するのかについてあまり触れていませんが、実はこの裏付けが出発点なんですよね!!

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M&Aはリスクコントロールとして活用されている!

2018年08月15日 05時08分05秒 | 2018年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「中小企業白書」310ページ「第 2-6-11 図 M & A の過去の実施状況」をみましたが、今日は311ページ「第 2-6-13 図 M & A の実施時期」をみます。

下図から直近のM&Aの実施時期について見ると、「2015年以降」が最も多く、足もとでM&Aが盛んになっていることがうかがえます。

次に、M&Aの実施形態について見ていくと、事業譲渡が41.0%と最も多く、次いで株式譲渡が40.8%となっていることが分かります。

またM&Aを事業譲渡で実施した理由について見てみると、「取得したい資産や従業員、取引先との契約を選別できた」や「簿外債務の引継ぎや想定外のリスクを回避できた」と回答する者が多く、M&Aのリスクをコントロールする手法として、活用されていることがうかがえます。

M&Aというと攻撃的なイメージがありますが、リスクをコントロールする手段としても用いられているとは驚きですね。読み進んでいきます!!

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M&Aを実施したことがありますか??

2018年08月14日 05時07分18秒 | 2018年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「中小企業白書」306ページ「第 2-6-8 図 買収・新設別に見た、子会社・関連会社が増加した企業数の推移」をみましたが、今日は310ページ「第 2-6-11 図 M & A の過去の実施状況」をみます。

下図から過去のM&Aの実施状況について見てみると、中小企業において実際にM&Aを実施したことがある企業の割合は、11.6%と現状多くはないことが分かります。

次に、M&Aの実施件数について見ると、「1件」が最も多いものの、複数回実施している企業が約4割を占めていることが分かります。

この結果を見て、こんなに多いはずはないと思いましたが、その通りで、脚注には、本調査では、サービス業で売上高 5 億円以上、その他業種で売上高 10 億円以上を対象としており、比較的規模の大きい企業の調査結果であることに留意が必要である、とありました。

このようなデータを敢えて用いる理由が何かしらあるのでしょうね。読み進んでいきます!!

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中小企業も積極的に企業買収している!!

2018年08月13日 05時08分29秒 | 2018年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「中小企業白書」305ページ「第 2-6-6 図 M & A 件数の推移」をみましたが、今日は306ページ「第 2-6-8 図 買収・新設別に見た、子会社・関連会社が増加した企業数の推移」をみます。

下図から買収・新設別に子会社を増加させた企業数の推移について見ると、2006年度に比べると、子会社・関連会社の新設を行った企業数は減少しているのに対して、買収により子会社・関連会社を増加させた企業は約1.8倍と増加傾向にあることが見て取れます。

この結果について白書は、中小企業において、新設による企業グループ化よりも、他社の買収を選択することが増えているといえる、とあります。

次に、企業規模別に買収によって子会社を増加させた企業数を見てみると、2006年度に比べると、大企業では減少しているのに対して、中小企業では増加していることが分かります。

これについて白書は、大企業に比べ、中小企業で他社の買収を実施する企業が増えていることが分かる、とあります。

M&Aというと別世界の出来事のように捉えていましたが、中小企業がM&Aを実施しており、その件数が増加していることが見て取れるということですね!!

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M&Aは大幅に増加している!!

2018年08月12日 05時11分04秒 | 2018年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「中小企業白書」301ページ「コラム 2-6-1 ⑤図 実施状況別に見た、企業間連携の課題」をみましたが、今日は305ページ「第 2-6-6 図 M & A 件数の推移」をみます。

下図から我が国企業のM&Aの件数を見ると、2017年に3,000件を超え、過去最高となっていることが分かります。この結果について白書は、あくまで公表されている件数となるが、我が国にお
けるM&Aは活発化していると推察される、とあります。

次に中小企業のM&A成約件数を見ると、2012年に比べて2017年では3倍超となっており、この結果について白書は、、中小企業のM&Aにおいてはこうした仲介機関を介さないケースも多く見られるが、傾向として増加していることと推察される、とあります。

日本においてM&Aは成長市場ということが再確認できますが、これを踏まえ、白書はどのように考えているのでしょうか。読み進んでいきます!!

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企業間連携にはどのような課題があるのか??

2018年08月11日 05時02分43秒 | 2018年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「中小企業白書」299ページ「コラム 2-6-1 ③図 実施状況別に見た、企業間連携の最も重視する連携相手」をみましたが、今日は301ページ「コラム 2-6-1 ⑤図 実施状況別に見た、企業間連携の課題」をみます。

下図から企業間連携の課題を実施状況別に見てみると、「実施したことがある」企業では、「自社の技術や技術・ノウハウ流出の懸念がある」が最も多いことが分かります。

また、「連携先との契約の事前交渉が難しい」といった課題を挙げる企業も多いことから、白書はこうした技術やノウハウ等の知的資産の取り扱いを契約で定めることが課題となっていることがうかがえる、とあります。

他方で、「実施したことがなく、今後も予定がない」企業では、「取組の効果が分からない」が多く、「実施したことがないが、今後予定がある」企業では、「社内で対応できる人材がいない」や「連携先との契約の事前交渉が難しい」といった課題を挙げる者が多いことが分かります。

次に、こうした企業間連携の実施状況と業績推移について見てみると、はじめに直近 3 年間の売上高(実績)について、企業間連携の実施状況別に見ると、「実施をしたことがある」企業では、「増加傾向」と回答した割合が実施したことがない企業に比べて高く、次に、直近 3 年間の経常利益(実績)について、企業間連携の実施状況別に見ると、こちらも「実施をしたことがある」という企業の方が、実施したことがない企業に比べて、「増加傾向」と回答した割合が高いことが分かります。

白書は、一定程度は企業間連携の実施効果といえよう、とあります。

企業間連携には一定の課題というかリスクはあるものの、メリットも享受できる可能性があるということですね~!!

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異業種との業務提携を検討してみよう!!

2018年08月10日 05時05分36秒 | 2018年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「中小企業白書」298ページ「コラム 2-6-1 ①図 企業間連携の実施状況」をみましたが、今日は299ページ「コラム 2-6-1 ③図 実施状況別に見た、企業間連携の最も重視する連携相手」をみます。

下図から企業間連携の実施状況別に、企業間連携の最も重視する連携相手に見ていくと、「実施したことがある」企業では、「同業種中小企業」を挙げる者が最も多いことが分かります。

次に、最も重視する連携相手を「同業種中小企業」、「異業種中小企業」、「同業種大企業」、「異業種大企業」の 4 つに分けて見ていくと、企業間連携の形態は、「業務提携」が最も多く、連携する相手が大企業や異業種であるとその割合がより高くなっていることが見て取れます。

大企業は難しいかもしれませんが、異業種との業務提携は良いですよね。私も、昨日、6次産業化の推進でこれをやってきました~!!

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企業間連携していますか??

2018年08月09日 05時33分24秒 | 2018年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「中小企業白書」296ページ「第 2-6-5 図 事業再編・統合の概念整理」をみましたが、今日は298ページ「コラム 2-6-1 ①図 企業間連携の実施状況」をみます。

下図から企業間連携の実施状況について見てみると、実施したことがあると回答した企業は 3 割となっていることが分かります。

これを踏まえ、次に、企業間連携の取組内容と今後想定している取組内容について見てみると、「実施したことがある」という企業では、「共同研究・開発」が最も多いことが分かります。

他方で、「実施したことはないが、今後予定がある」という企業が想定している取組内容では、「従業員の研修・育成」を挙げる企業が最も多く、また、「共同配送・保管」については、「実施したことがある」企業に比べ、「実施したことはないが、今後予定がある」企業で関心が高いことがうかがえます。

この結果について白書は、人手不足が深刻化する運送・物流領域での合理化策の一つとして企業間連携を検討する企業もいると推察される、とあります。

企業間連携について白書は、従来から経営資源の乏しい中小企業において活用されてきた手法ではあるが、近年は IT 技術の進歩やシェアリングエコノミーの浸透で他社の経営資源に対する接点が変化しつつあり、企業間連携の在り方にも変化が生じることが考えられる、とあります。

私のお客様でも元気な経営者は企業間連携に積極的ですね。白書はどのような相手と連携していると見ているのでしょうか。明日、見ていきます!

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「マージャー アンド アクイジション」

2018年08月08日 04時47分55秒 | 2018年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「中小企業白書」294ページ「第 2-6-4 図 社長年齢別に見た、後継者決定状況」をみましたが、今日は296ページ「第 2-6-5 図 事業再編・統合の概念整理」をみます。

下図は事業再編・統合と各手法を整理した図になります。

株式譲渡とは、譲渡企業のオーナー(株主)が所有している発行済株式を譲受企業に譲渡することで子会社となる手法で、合併とは、二つ以上の会社を一つの法人格に統合する手法のことです。

事業譲渡というのがよく分からないので、白書を読むと、譲渡企業が有する事業の全部または一部を譲渡する手法(工場、機械等の資産や負債に加え、ノウハウや知的財産権等も含む)をい
う。資産、負債及び契約等を個別に移転させるため、債権債務、契約関係、雇用関係、許認可を、一つ一つ同意を取り付けて切り替えていかなければならないことから、手続きが煩雑になりがちであるとされる。

他方で、個別事業・資産ごとに譲渡が可能なことから、事業の一部を手元に置いておく対応も可能となるため、譲受企業にとっては、特定の事業部門(資産負債等)のみを買収できるため、効率的というメリットがあるとされる、とあります。

東芝をイメージすると分かりやすいのかもしれませんね。ところで、M&Aって耳慣れた言葉ですが、その略はMerger and Acquisition。カタカナ読みすると、マージャー アンド アクイジション。いつも読めなくて苦労しちゃうんですよね!!

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M&Aは事業承継のために一つの選択肢である!!

2018年08月07日 05時00分54秒 | 2018年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「中小企業白書」293ページ「第 2-6-2 図 年代別に見た中小企業の経営者年齢の分布」をみましたが、今日は294ページ「第 2-6-4 図 社長年齢別に見た、後継者決定状況」をみます。

下図から、後継者の有無について見ると、経営者が高齢の企業においても、後継者が不在の企業が一定割合おり、60歳以上の経営者においては、48.7%が後継者不在であることが読み取れます。

ここまでを踏まえ白書は、こうした後継者・後継者候補のいない企業においては、M&Aも事業承継のために一つの選択肢となっている。こうした中小企業の事業承継がM&Aを活用する背景の一つとなっているといえる、とあります。

そして、本節のまとめとして白書は、中小企業がM&Aに取り組む背景について見てきた。人口減少によって人手不足の深刻化や国内需要の縮小が生じており、グローバル化やライフサイクルの短縮化、IoT等の新技術の台頭等の経営環境の変化が生じている。

こうした変化に適応し継継して成長を図っていくことは、M&Aの買い手・売り手双方の経営課題となっている。また、経営者年齢の高齢化が進む中で後継者を確保できず、廃業を選択する企業もいる。

経営を引き継ぐ時期となっても、後継者が確保できていない企業にとっては、M&Aが事業承継の一つの選択肢となっている。以上を踏まえると、M&Aの買い手側と売り手側双方において、中小企業がM&Aを行う背景があると考えられる、とあります。

M&Aを活用する、この考え方は理解していますが、実際にどのように進めれば良いでしょうか。読み進んでいきます!!

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中小企業の経営者の年齢は66歳!!

2018年08月06日 04時58分55秒 | 2018年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「中小企業白書」292ページ「第 2-6-1 図 企業規模別に見た、1 社当たり売上高の推移」をみましたが、今日は293ページ「第 2-6-2 図 年代別に見た中小企業の経営者年齢の分布」をみます。

まず下図から中小企業の経営者年齢の分布について見てみると、1995年の経営者年齢のピークが47歳であったのに対して2015年の経営者年齢のピークは66歳となっており、経営者年齢の高齢化が進んでいることが分かります。

次に、休廃業・解散企業の経営者年齢構成比について見てみると、経営者年齢の高齢化を背景に、「70代」、「80代以上」の経営者年齢の割合が高くなっていることが見て取れます。

この結果について白書は、こうした企業には、経営者の高齢化や後継者不在により、休廃業・解散を選択した可能性が一定程度考えられる、とあります。

ここではM&Aの売り手の背景にある中小企業の経営者の高齢化と事業承継の関係について触れていくということですね。読み進んでいきます!!

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売上高は20年前の水準を超えていない!!

2018年08月05日 05時05分38秒 | 2018年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「中小企業白書」281ページ「第 2-5-14 図 今後 3 年間の省力化投資と人手不足感」をみましたが、今日は292ページ「第 2-6-1 図 企業規模別に見た、1 社当たり売上高の推移」をみます。

下図について白書は、1社当たりの売上高の推移を企業規模別に見てみると、足下では増加基調にあるものの、20年前の水準を超えていない、とあります。

いよいよ最後の第6章に入りました。白書はこの章の序文として、中小企業・小規模事業者においては、経営者が高齢化し、それらの休廃業・解散件数は依然として高水準にある。そうした中で、中小企業の M & A は、後継者不在の企業や廃業予定の企業が経営資源を次世代に引き継いでいく選択肢の一つとされてきた。

成長を目指す中小企業と、後継者不在の中小企業を結び付けていくことが我が国経済全体の生産性向上のためにも重要な課題といえよう。本章では、中小企業のM&Aを中心に、事業再編・統合の現状を概観し、実施の効果や課題を明らかにしていく、とあります。

私はM&Aの経験は皆無ですので、その実態をじっくりと探っていこうと思います!!

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人手不足企業ほど設備投資に積極的である!!

2018年08月04日 04時24分38秒 | 2018年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「中小企業白書」279ページ「第 2-5-12 図 労働生産性上昇率の要因分解(2012 年度~2016 年度)」をみましたが、今日は281ページ「第 2-5-14 図 今後 3 年間の省力化投資と人手不足感」をみます。

下図から人手不足感と今後の省力化投資の実施意向を確認すると、人手不足を感じている企業ほど今後、省力化投資を積極的に行う意向を持っていることが見て取れます。

この図の通り、深刻化している人手不足に対応していく上では、省力化投資を行うことで労働投入を効率化していく姿が読み取れますね。

ということで、白書は、この章のまとめとして

まず、中小企業の設備投資の現状は、老朽化する設備の維持・更新投資を中心に緩やかな増加基調にあること、一方で、省力化投資等の生産性向上につながる設備投資へのスタンスは消極化しているなどの課題があることも確認した。

次に、経常利益が過去最高水準にあるなど、良好な投資環境に比して、中小企業の設備投資が力強さに欠く背景について分析した。

主な要因として、我が国経済の期待成長率が低下し、後継者不在企業が増加する中、中小企業の事業の先行きについて見通せなくなっていることや、一部の経常赤字の中小企業が資金制約により投資を抑制している可能性があることを分析した。

最後に、設備投資と生産性の関係を分析したところ、中小企業では大企業に比べて、資本の効率的な活用が遅れていること、生産性を向上させていく上では、省力化投資等が重要であることが分かった。

深刻化する人手不足の状況に対応していくためにも、設備投資をより一層促進し、中小企業の生産性を向上させていくことが期待される。

納得ですね。次の第6章に行きましょう!!

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設備投資で最も効果があるのは省力化投資である!!

2018年08月03日 05時00分31秒 | 2018年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「中小企業白書」278ページ「第 2-5-11 図 設備投資を抑制している理由」をみましたが、今日は279ページ「第 2-5-12 図 労働生産性上昇率の要因分解(2012 年度~2016 年度)」をみます。

下図から過去5年間(2012年度から2016年度)の労働生産性の変化を、資本装備率要因と資本生産性要因に分解すると、製造業・非製造業のいずれについても、中小企業の資本生産性の寄与は大企業に劣っており、特に中小非製造業においては資本生産性がマイナス寄与と、大企業に比べて設備の効率的利用に遅れが見られていることが分かります。

この結果について白書は、製造業については資本装備率要因がマイナスに寄与しており、大企業と比較して機械化に遅れが見られていることが分かる、とあります。

これを踏まえ、直近3年間で労働生産性が向上した企業の割合を見ると、いずれの設備投資目的で見ても、積極的に投資を実施した企業は労働生産性を向上させており、さらに、設備投資の目的別に、積極的投資を実施したことによる生産性向上企業比率の増加分を比較した場合、省力化投資の効果が最も高くなっていることが確認できます。

今、経営者から相談が多いのが省エネに向けた投資です。電気代・燃料代が上昇する中にあって、これまでよりも短い期間で投資が回収できることが期待されるからですが、単なる経費削減ではなく、労働生産性を向上させる効果があるとは知らなかったですね。

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設備投資しない理由は何ですか??

2018年08月02日 05時01分05秒 | 2018年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「中小企業白書」276ページ「第 2-5-9 図 中小企業の経常利益の分布」をみましたが、今日は278ページ「第 2-5-11 図 設備投資を抑制している理由」をみます。

下図から中小企業が設備投資を抑制している理由を、中規模事業者と小規模企業別に確認すると、「現状で設備は適正水準である」が中規模事業者・小規模企業共に最も多い回答となっていることが分かります。

また、中規模事業者と小規模企業を比べた場合、「手持ち現金が少ない、借入負担が大きい」、「後継者が不在で事業存続が不透明である」とする割合は小規模事業者の方が特に高くなっていることが分かります。

資金負担を減らすことを支援するための補助金がいくつかありますが、それでも見送る事業者さんも多いことを踏まえると、これまで見てきたとおり、経営者の若返りが必要なのかもしれませんね。

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