LINEN GYOZA 近況日記

十年たちました…

ロッテンマイヤーさん

2006-05-06 21:48:29 | Weblog
 フランクフルトに程近い田舎町のしっかりした家庭に生まれたロッテンマイヤーさんは、小さい頃から優等生。いつも母親から「人に迷惑をかけちゃだめよ」と言われて大きくなった。一所懸命に勉強したし、マナーや教養も身につけた。

 その性格を買われ大きなお屋敷の家政婦として住み込むことになったときも、誠心誠意勤めようと決心した。その家には若い奥様を亡くしたばかりの旦那様とまだ幼くそして足の悪いお嬢さんが住んでいた。

 若くてハンサムな旦那様に心奪われたロッテンマイヤーは、クララお嬢様に対しても衷心から一人前の立派なレディに育てるべく厳格に接した。留守がちな旦那様が安心して娘の養育を任せてくれることが喜びでもあった。

 ………

 という背景があれば、よりいっそうリアルじゃないですか?最近bsで『アルプスの少女ハイジ』を見てます。以前は悪者っていうか敵役としか見れなかったロッテンマイヤーさんが気になってしょうがないのですよ。クララのパパとかおばあさまは大金持ちの人らしく奔放で人にどう思われるかなんて気にしないで育ったのでしょうね。その二人に比べたら、クララって結構繊細な良い性格に育ってると思う。案外ロッテンマイヤーさんのおかげ?

4 コメント

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Unknown ()
2006-05-06 22:46:46
あなたは

ハイジ病やねー

クララがよい子に育ったのはきっとおばあ様のおかげだよ(。’3^)vV
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ええっ (奈津子)
2006-05-06 23:14:58
 そりゃ、おばあさまの存在は大きいとは思うけど、あの環境であそこまで素直に育ったクララの性格を形成したのは、奔放なゼーゼマン家の血だけではないと思うんだよ。



 で、私ってさらなる病名をいただいたんすかそしてMさん、誰か全くわからない… ヒント下さいね。
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クララよかったね (しー)
2006-05-07 09:10:43
ホントそう思うと、ロッテンマイヤーさんって愛すべきキャラ。以前小公女見てた時言ってた、セーラじゃなくミンチン先生を主人公にしたらミンチン先生もいい人説よりもずっと納得出来るよ。
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私は好きですよ ()
2006-05-07 15:48:05
 「ロッテンマイヤー」という名前は、いかにも真面目なドイツ人といった感じを受けます。修道女のように『教育者こそが天職』として我が身をささげ、ゼーゼマン家のため、一身の思いでお仕えしてきたのでしょう。ただ、頭が固くて真面目すぎたのと、都会育ちな為に動物や虫が苦手で、自由奔放なハイジやおばあ様について行けなかっただけ。「クララお嬢様を立派なレディにお育てしなければ」という思いは紛れもないもので、だからこそ、ゼーゼマンさんは留守中の全てをロッテンマイヤーさんに任せていたんだと思います。大きなお屋敷にあって、時には憎まれ役も引き受けた立派なレディだと思います。

 アルムの山から邪魔者のように帰らされてしまったのは気の毒でしたね。

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