LINEN GYOZA 近況日記

十年たちました…

都合の良いことだけ

2010-02-23 12:29:58 | 治療・体調・医療
なんかね、‘がん'って多分に精神的なところがある、よね。

治療法や薬のことを調べても、結局「どう生きたいのか」的なところへ行く。

たまに病院のがん支援相談室に置いてあるガン雑誌など見たりすると、新しい話題に触れることもあったりして、
たとえばこの前も
‘ジェムザール'というお薬が今月になって再発や手術できない乳がん患者に使えるようになった、
というニュースを雑誌で見つけました。
その‘ジェムザール'という薬、抗がん剤の2大嫌われ副作用である「吐き気」&「脱毛」があんまり無いらしいのよ。そう聞くとすごく魅力的に思えて、先日の診察時に主治医に聞いてみました。こういう質問をする時、私は自分が勉強家で熱心な患者であるような気分になり鼻がむずむずする。実際には、ふと目に留まっただけの記事にサーッと目を走らせただけなのですがね。

主治医はジェムザールに過大な期待を寄せてはいないようでした。
とりあえず私は今はその薬の使用を考える時期ではないそうです。

でも、主治医の意見が正しいかどうかはわかりません。疑ってるのではないけれど。
こんなことでいちいちセカンドオピニオンなんて行ってらんないけど、
自分なりに情報を得ておいて考えるのは必要なのかな、と思いました。


ところで先日読んだがん雑誌がんサポート3月号に良い記事がありました。
泣いて、笑って、よく眠り、楽しいことに熱中する「脳内リセット」効果
鎌田實氏と吉野槇一氏の対談です。

以前「私は私の体力に応じて暮らす。遊ぶ。しゃべる。」と書いたことがあるのですが、
それと通じるものがあり、私には同意しやすい話なのです。

フィギュアの高橋大輔のリハビリ風景をテレビで見たけど、すごく苦しそうだったわ。
リハビリって全般的に大変だよね。
それに比べて、「泣いて笑ってよく眠って、好きなことに熱中」するのって、
なんだか…いいじゃない? 楽そうっていうか…

人間っていろいろ努力とかしないといけないっぽいのに、
「がん」だというだけで享楽的、快楽主義者みたいな生き方しても許されるのか?
たしかに「がん」のせいで自分の体のささいな変化に敏感になりすぎるきらいがあるかもしれないので、
それを打ち破るほどの楽しみに身を任せるのって健康的な精神状態を保つのには有効なんでしょう。

くどくど書いた。
享楽的に過ごすことへの言い訳か?


※ ジェムザールのことを書いていたのも『がんサポート3月号』でした。
この雑誌は病院のがん支援相談室に置いてあります。

2 コメント

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人生いろいろ病気もいろいろ (mnrose)
2010-02-24 09:22:25
楽しいことは、いろいろ見つかります。
この冬は、鍵針あみに夢中です。子供のころに、祖母に教えてもらったこと、思い出し編み図をパズルを解く気分で、編み進めます。結構スリリングです。
鍋料理にもこり、あれやこれや。
 昨日みたいに、暖かいと庭に足が行きます。                スケートを見なくちゃ       
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ほほう (奈津子)
2010-02-25 09:34:02
 mnrose様、
編み物はスリリングですか~
理系っぽいアプローチですね。

スケート、疲れたね…
他人のはずの選手だけど、もはや身内の誰かのように感じる。
今朝も夫に「明日のフリーに向けて国民皆心を一つにして身辺を清め立ち向かおう!」と言いながら夫の足にうっかりビンを落としてしまったのですが、
力が無駄に入ってます。はい。
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