LINEN GYOZA 近況日記

十年たちました…

興奮して本を買った!

2006-05-07 15:07:39 | 
 私はどちらかと言うと本が好きなほうだろう。図書館と本屋さんもしょっちゅう行くし、何も読まない日はない。と言っても、たいてい料理とか生活とか、いわゆるライフスタイル系みたいなものばかりだが。しかし本は買わないようにしている。興味のあるものは変わっていくし、所有するのを良しとしない気持ちもあって。

 あ~、それなのに、今日の私ったら立ち読みだけでは我慢できず買ってしまいました。まるで相撲で寄り切りとか上手投げとかで負けたのにスッキリしてるような感じ?やられたよ、あんたには…と心でつぶやきつつ購入したのは、

 『安藤明子の衣生活』  ーずっと着られる衣服を求めてー

 っていう本。ファッションじゃなく哲学を感じるその本には、安藤さんが考える衣生活が紹介されてます。洋服は便利だけど、日本人にもっと似合うまるで常食の米みたいな“常服”がないだろうか、と考えて、行き着いたのが著者が「サロン」と呼ぶ筒状のスカートと共布の腰紐の組み合わせ。

 以前から時々一枚布を腰に巻いたことがある私ですが、この人のはそんなチープなもんじゃなく、ん~、まさに哲学なんですね。

 安藤明子は陶芸家の夫とともに岐阜県でギャルリ百草(ももぐさ)を営んでいる。夫、雅信さんの書いたものを読んでいつかは百草へ行ってみたいと思ってたけど、明子さんのことはほとんど知らなかった。

 GW中、不要な衣類と格闘してたからか、明子さんのサロンの多様性(スカートであり抱っこ紐であり風呂敷でもある)、そして一枚の布を使い果てるという真の意味でのエコロジーな考え方に共感した。

 あまりにも興奮してまだじっくり読んでも無いくせについ書かずにはいられなくなりました。この本、見たくなりましたか?