日々是好日

身辺雑記です。今昔あれこれ思い出の記も。ご用とお急ぎでない方はどうぞ・・・。

勝ったぞ日本 サッカーアジア杯

2011-01-30 11:08:00 | Weblog
午前0時から始まった対豪州戦、0-0のまま延長戦を迎えた。その前半も0-0で終わり後半戦に入ったものだから、また対韓国戦同様にPK戦かと思いかけた時に、左サイドを駆け上がった長友のクロスを、途中出場の李忠成が見事なボレーシュートでゴールを決め、ついに先制点を奪った。豪州ゴール前の画面で目に入るブルーのユニフォーム姿は長友と李の両選手だけでしかも李は完全にノーマーク。間に豪州選手が四五人はいたようだが球は綺麗に李に渡る。まるでボレーシュートの模範演技を観ているようだった。延長後半終了間際に日本は選手交代で活を入れ、豪州のFKをはじき返してついに日本が栄冠を手にした。

対豪州戦は午前0時に試合開始だから、最後まで見ようとすると午前2時ごろになる。途中でしんどくなったらその時は寝ることにしようと思って見始めたが、結局最後まで見てしまった。最初は豪州の方が元気が良くて、何時入れらるだろうかとはらはらさせられた。入れられる瞬間なんて見たくないなと弱気にもなりかけたが、とにかく前半を0-0で切り抜けたのでとにかく日本の攻めるところが見たくなり、終わりまで見届ける覚悟を決めた。

最大の危機は後半間もなくであったか、球が日本のゴールラインの上かと思われるところを往き来したときで手に汗を握ったが、日本が何とかクリアしたのが引き金になってか、後半は日本の攻勢が目立った来た。そして0-0のまま延長戦を迎えたのである。とにかく凄かったのが試合の全場面でのGK川島の獅子奮迅の働きで、またそれをそれを盛り立てたのがDF果敢な動きだった。

それにしても感銘を受けたのがザッケローニ監督の采配である。私が観戦したのは対韓国戦とこの対豪州戦だけであったが、対韓国戦では途中出場で入ったばかりの細貝がゴールを決めたし、この対豪州戦でも健闘の前田にかわり延長前半で投入されたばかりの李忠成が鮮やかにボレーシュートを決めるなど、途中出場選手の能力を十分に発揮させたからである。しかしその伏線となるのは後半で藤本にかわり入った岩政がDFを固めて長友を上に押しやったことかなと思うと、神憑り的な采配のようにも見えてきたのである。しかしこれは素人の後知恵というもので、優勝の瞬間には興奮のあまり大声を上げていた。やはり勝つのはよいもので、気がついたら脇の下に汗をかいていた。さあ、今日一日はあの胸のすくようなボレーシュートを何回も見せて貰い楽しむとしよう。