日々是好日

身辺雑記です。今昔あれこれ思い出の記も。ご用とお急ぎでない方はどうぞ・・・。

日教組(北海道教職員組合)の埋蔵金?

2010-03-04 23:49:15 | Weblog
北海道5区選出の小林千代美衆院議員(民主党)が北海道教職員組合(北教組)から1600万円の献金を受けたとされる政治資金規正法違反事件で、会計責任者など4人が3月1日に逮捕された。最近は自民党の影がすっかり薄れて、お金の変なやり取りで名前の出てくるのは鳩山由紀夫首相、小沢一郎民主党幹事長に続いての小林議員で3人目と、民主党議員のオンパレードである。小林議員の場合は昨年の衆議院議員総選挙における公選法違反で、小林陣営の合同選対委員長代行の元連合北海道札幌地区連合会長、山本広和さんが、札幌地裁で2月12日に懲役2年・執行猶予5年(求刑・懲役2年)の有罪判決を言い渡されている。したがって小林議員は連座制の適用を受ける可能性が高い。この選挙違反にかかわる捜索過程で1600万円の不正献金疑惑が浮かび上がったのだろうか。不透明な政治資金のベールに包まれる民主党議員がこの3人止まりとは常識のある人ならもう誰も思わないだろう。

それにしても北教組の打ち出の小槌は凄い。一振りで400万円が飛び出すのだから。

 小林陣営の会計担当の男性によると、陣営は衆院解散の動きが出ていた08年9月、江別市に事務所を開設した。しかし、衆院は解散されず、間もなく事務所運営の資金繰りが厳しくなったため、同年末、北教組の住友肇委員長(当時)に資金提供を依頼。住友委員長から「準備ができた」と連絡を受け、札幌市中央区の北教組事務所で現金400万円を受け取った。

 男性は翌09年2、5、7月にもそれぞれ400万円ずつ受けたが、住友委員長が同年6月に急死したため、7月は長田秀樹委員長代理が自ら江別市の小林陣営の事務所を訪れ現金を手渡したという。
(毎日新聞 2010年2月17日 20時30分)

この1600万円の出所は次ぎのようであるらしい。

捜査関係者によると、北教組は教職員が支払う組合費の一部を裏金化してプールし、選挙資金として約1600万円を複数回に分けて支払っていたという。
(毎日新聞 2010年2月15日 20時55分)

組合費の裏金の一部だけで1600万円が簡単に集まるとは凄いと思ったが、では一体組合員数および組合費がどれぐらいなんだろうと疑問になりGoogleで調べたところ、次の記事に突き当たり息をのんでしまった。なんと「関係者によると、北教組が19年末までの30年間に集めた(主任)手当は約55億円に上る。北教組は現在も年間1億円程度の手当てを集め続けているとされ、こうした巨額の資金を内部でプールしていたという」ことであるが、55億円となるとあの「小鳩さん」も目をぱちくりであろう。私としては元記事を見ていないし、真偽のほども確かめようが今のところ無いので、まずは引用元を見ていただくしか仕方がない。

もしこのことが事実だとすると日教組全体で巨額の埋蔵金があることになる。この埋蔵金の原資はとどのつまり国民の税金であるとすれば、実に税金が無駄に使われたことになる。しかしこれに対して何をどう言えばよいのか、今すぐには言葉が出てこない。事情がまだよくは飲み込めていないからである。ただ小林議員が議員を辞職するのは時間の問題のような気がする。

追記(3月5日) 上記引用元の記事が2月19日付け産経新聞に基づくことは確認できた。