木村正治のデイリーコラム

木村正治(きむらまさはる)が世の中の様々な事項について思う事や感じた事を徒然に綴っています。

犠牲になった先人の日本人に鎮魂の思いで過ごした終戦の日

2015-08-17 12:26:41 | インポート
 8月15日の終戦の日は犠牲になった多くの先人の日本人への
鎮魂の思いで一日を過ごした。
 あの戦争は知れば知るほどに白人と有色人種との戦いだった、
もっと突き詰めれば東洋と西洋との衝突だったという認識に至る。
 与党も野党も「我が国の侵略戦争だった」と主張する議員がいる
が本質を捉えていない。あの当時は追い詰められた有色人種の
我が国が座して降伏か戦うかという極限まで追い詰められた果て
に白人と戦ったという歴史事実であり、本質を捉えず我が国が侵略
戦争を行ったと事実と違う内容を喧伝する事は犠牲になった当時の
多くの日本人の御霊を慰霊することにはならない。

 物事を結果論だけで認識したり、結果だけで語る事は本質を見失う
事になる。先の大戦に対する原因について、昭和天皇の独白録の中
に本質的な言葉があった。
 以下、引用する。
「この原因を尋ねれば、遠く第一次世界大戦の平和条約の内容に
伏在している。1919年(大正8年)のパリ講和会議において日本の
主張した人種平等案は列強の容認するところとならず、黄白の差別感
は依然残存しカリフォルニア州移民拒否の如きは日本国民を憤慨させ
るに充分なものである。
 かかる国民的憤慨を背景として一度、軍が立ち上がった時に、これを
抑えることは容易なものではない。」
とある。
 とても当時の本質がよく分かる内容である。
 メディアが決して伝えない本質的な部分である。

 戦争は決して繰り返してはならない。
 しかし歴史の事実は何だったのかという本質を、また日本人の立場は
いかなるものだったのかという歴史空間を的確に把握する必要がある。
 一人の日本国民として、歴代総理大臣が毎度のように謝罪、お詫び、
談話を発表する必要はないと認識する。
 歴代総理は謝罪、お詫びではなく、犠牲になった先人の日本国民への
鎮魂の言葉を述べるべきで、また鎮魂を行うべきで、事実が封印された
歴史認識戦において、総理大臣は本当の意味での日本国民の立場に
立った声明を発するべき時代になっている。
 敗戦した直後から欧米に都合の悪い文書や記録はことごとく焼却され
廃棄され、プレスコードが敷かれ日本人は本当の事が言えなくされてし
まった。
 同時に中国人や韓国人の批判をしてはいけないとされた。
 この言論統制と言論封鎖が行われた戦後のGHQによる占領期間の
7年間で、今日にまで尚至る事実から乖離した自虐史観がウオー・ギルト・
インフォーメーション(とにかく全て日本が悪かったのだとする情報統制)
により徹底された。
 一人の日本国民として、多くの人々が事実とは違う以下の間違った認識
を鵜呑みにしていることに危機感を感じている。

(1)若い人になると、先の大戦はアジアと戦争をしたと思っている場合が
  ある。読売新聞ですら1面の記事に「アジアと戦った70年前の戦争」
  と記述しており愕然とした。
                       ↓
  ※アジアと戦争をしたのではなく、アジアという場所で主にイギリス軍、
   アメリカ軍、オランダ軍、フランス軍と戦ったのである。

(2)多くのアメリカ国民も日本が真珠湾攻撃という卑怯な奇襲攻撃を
  仕掛け、戦争を仕掛けたと思い込んでいる。事実を知らされていな
  いからであろう。同時に多くの日本人も何もない状態の中から突然、
  日本が真珠湾攻撃を仕掛けたと間違った内容を教え込まれている。
                       ↓
  ※先に手を出していたのはアメリカだった。
   長年に渡る日本への経済封鎖、資源封鎖に加えてアメリカにいた
   日本人を日本人だというだけの理由で資産を凍結し没収した。
   更にはルーズベルト大統領による大統領命令により、日本の船舶
   は貨物船や輸送船、軍船を問わず発見され次第、無条件で次々と
   撃沈され始めた。つまりアメリカが先に攻撃をしていたのである。
   これを受けて我が国はアメリカ太平洋艦隊の拠点である真珠湾基地
   を攻撃したのであった。奇襲ではなく応戦だったのである。

(3)日本はアジアを植民地支配したと事実とは違う教育を受けて
  きた人々がそのまま事実とは違う認識になっている場合が多い
  事に危機感を感じる。
                       ↓
  ※具体的にアジア全体の地図を広げて見て一つ一つ検証して
   頂きたい。日本がアジアを植民地にしていない歴史の事実が
   よく分かるだろう。
     ・インドはイギリスが植民地化
     ・スリランカはポルトガル、オランダ、イギリスが植民地化
     ・ビルマはイギリスが植民地化
     ・ベトナムはフランスが植民地化
     ・マレーシアはイギリスが植民地化
     ・インドネシアはオランダが植民地化
     ・フィリピンはアメリカが植民地化
     ・当時の中国大陸は列強諸国が浸食、日本も対抗して進出

(4)日本は当時の韓国を植民地にした、と多くの人々が誤った認識に
  なっているが、我が国は韓国を植民地にしていない。
                        ↓
  ※建国間もない当時の大韓帝国は迫りくるロシアの脅威を受け、
   また独立国家として独り立ちできず、我が国に助けて欲しいと
   庇護を求めてきた。つまり当時の韓国の政府高官のほうから 
   当時の日本に併合してくれと懇願してきたのが歴史の事実である。
   その当時の依頼文書も存在しているが、メディアは決してこれを
   報じない。
   大韓帝国政府高官からの依頼を受けて当時の我が国の政府は
   韓国を併合しようという意見と重荷になるから突き放せと反対する
   意見とに割れて紛糾し、また大韓帝国でも日本に併合してもらう事
   に賛成の意見と民族の屈辱だとして反対する意見とに割れて紛糾
   した。
   そのような状況の中で、伊藤博文総理大臣がハルビンで暗殺される
   という大事件が生じ、これを受けて我が国は韓国を併合したのである。
   これを日韓併合といい、当時のアメリカやイギリスも承認している。
   従って日本が韓国を植民地支配したという認識は事実と異なる。
   当時の我が国は我が国と同じように韓国を扱い、膨大な国家予算
   を注ぎ、インフラを整備し、橋をかけ、道を造り、病院を建て、学校を
   作り、劣悪だったソウルの衛生環境を著しく向上させ、灌漑設備を
   整え、日本が併合して以降の朝鮮半島は人口が大きく増え、食糧生
   産高も大幅に増加している。



 終戦の日に、いつまでも自虐史観と歴史記憶のすり替えに陥った状態
から抜け出して、未来に向けた視野に立つ必要性を一人の日本国民 と
して強く感じる。
 そして真実の歴史を糧として、今後未来において我が国が決して戦争
に巻き込まれる事がないように英知の限りを尽くしていかなければならな
いと強く胸に刻む時節である。

コメント (1)
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