木村正治のデイリーコラム

木村正治(きむらまさはる)が世の中の様々な事項について思う事や感じた事を徒然に綴っています。

終戦記念日に

2012-08-15 21:43:03 | インポート
 韓国の李明博大統領の言動を見ていると、一国の指導者とし
ての器を感じない。ここまで軽薄で、教養もなく、品性を感じない
一国の指導者も珍しい。自国内政局を意識したスタンドプレーや
テレビカメラの回っている前でのマイクパフォーマンスは自己満足
にこそなれど、韓国大統領とはこの程度の器なのかという失望と
マイナス評価しか生まないという事実を認識するべきだ。

 李明博大統領はどのような神経回路になったのか、
「もし天皇陛下が韓国を訪問したいのなら心からの謝罪をするべきだ。」
と傲慢にテレビカメラの前で述べた。
 いい加減にしてもらいたい。
 我が国の側から天皇陛下に韓国訪問をさせて欲しいと願い出た
事は全くなく、逆に韓国の李明博大統領の側から日本の天皇陛下
に韓国訪問をして頂きたいと願い出ていたのではないか。にもかか
わらず、自作自演で「訪問をしたいのなら謝罪が条件」とは何事か。
 このように自らの言動さへ虚飾する姿は、この人物が韓国大統領
であるとか以前に人間として信用できない。余りにも薄っぺらで軽い。
 私は一人の日本国民として、李明博大統領は大統領引退後にお
いても、もう二度と我が国には来て欲しくない。それよりは他の良識
あり人物として信用できる韓国の人物に我が国に来てもらいたいも
のだ。

 植民地支配という言葉について考えてみる。
 欧米諸国がアジア、アフリカに対して行った植民地と、我が国が
韓国を併合した事とは本質が全く異なる。欧米諸国のアジア、アフ
リカに対する300年以上に及ぶ植民地は、まさに略奪、酷使、収奪
と言うべきもので、1945年の第二次世界大戦終了までは白人社会
は黄色人種や黒人などの有色人種を人間とは見なしていなかった。
また多くの有色人種も当時は白人社会に対する劣等意識が根底に
あり、当初からあきらめ、服従、支配されている事に対する疑問すら
抱くことはなかった。唯一、有色人種でありながら白人社会の横暴と
挑発に敢然と立ち向かったのが我が国であった。
 これに対して我が国が行った韓国併合は自国と同じようにインフラ
を整備し、人々に教育を行い、衛生の改善と向上に努め我が国とし
て扱い国政を行った。欧米諸国の植民地とは意味合いが全く異なる
のである。
 1941年の対米国開戦以来、我が国はアジア全般に出て行き、そ
こで300年以上も植民地として支配していた英国、オランダ、米国、
フランスと戦闘を行い、開戦以降の3年間は多くがこれを撃退した。
300年に及ぶ植民地支配を行っていた白人を日本軍が撃退して駆
逐する光景を目にした現地のアジアの人々は狂喜乱舞した。
 フィリピンで我が国に撃退された米軍の当時は将校だったマッカー
サーの「I shall return .」のセリフは有名である。
 しかしながら、資源の枯渇と戦略の無さ、諸々の状況により戦局は
悪化し我が国は力負けをし、1945年に敗戦した。
 我が国の敗戦以降、欧米諸国は再びアジアを支配しようと試み、
オランダ軍、英国軍が侵攻を試みたが、1940年以降の我が国の
白人国家に対する果敢な戦いに同じ有色人種として触発され奮起
した多くのアジアの国々は1940年以前の支配されたままの状態に
は二度と戻らず、現地に残った日本人兵と共に白人の軍隊と戦い、
国家として独立していったのである。
 アジアの国々は1945年以降、ことごとく国家として独立した。
 今や世界では常識のこの歴史事実も、何故か我が国ではメディア
もほとんど報じないし、学校教育においても子供達に教えられない。
 知らないのは当の日本人だけという珍奇な現象が生じている。

 この珍奇な現象に乗じて付け込もうとしているのが韓国の李明博
大統領の軽薄な言動である。
 有史以来、もっとも朝鮮半島を侵略したのは時の中国の王朝で
あった。虐殺、略奪は数え切れず、朝鮮半島は時の中国の属邦で
あった。日清戦争は朝鮮を巡る清と我が国との戦いであり、勝利し
た我が国は人類の歴史上初めて朝鮮を独立させた。
 すると今度はロシアが領土拡張のために南下を強め、我が国は
朝鮮がロシアの手に落ちないようにするために日露戦争が始まり、
朝鮮半島を主な戦場として戦った。もし我が国がロシアに負けてい
れば当然のごとく朝鮮は消滅しロシアとなっていた。我が国もロシア
領となっていた危険性が高かった。
 もしも朝鮮が我が国ではなくて、例えばロシアや清の支配下に組
み込まれていたとすれば人々は奴隷扱いを受け、苛斂誅求の中で
凄惨な歴史を刻んでいたであろう。
 従軍慰安婦問題もこの20年来で騒ぎ立てられるようになった。
 その根本の原因は1983年に吉田清治氏が「私の戦争犯罪 朝鮮
人強制連行」という書籍を三一書房より出版した事がきっかけとなっ
た。著書の中で吉田氏は済州島で日本軍人らを引率して若い未婚女
性や妊婦を連行して強姦した等という自身の体験談として述べている。
しかし、済州島の済州新聞が報じるところでは、現地住民はそのような
事は無かったと述べている。現地住民は吉田清治氏が嘘をついている
と語っている。名乗りを挙げた元慰安婦とされる女性は戦場に連行され
たのではなく、貧困から生活のために人身売買に応じたのであって喧伝
されているような国家権力により連行されたものではない事が明白にな
っている。ところが某大手新聞紙が吉田清治氏の著書をほぼ鵜呑みに
して大々的に従軍慰安婦を問題として大誤報を続けた為に、少なからぬ
人々が虚実ない混ぜの状態になって事の本質を混同している。
 その後、現代史学学者である秦邦彦氏が吉田清治氏の著作に基づい
て現地調査を行い、嘘であった事を確認している。
 また、ソウル大学名誉教授の安乗直氏が、その他の名乗り出た慰安婦
の方々について学術調査を行った結果、日本の国家権力による連行は
証明できないとしている。

 本日は67回目の終戦記念日である。
 望む望まざるとにかかわらず戦争という悲劇により散った人々、当時の
置かれた状況の中でやむにやまれず戦い、一日でも長く日本を滅亡から
免れようと戦死していった多くの兵士達、米軍の無差別大空襲や原子爆弾
投下により殺戮されたあまたの人々の御霊を想い、静かに鎮魂の思いで
手を合わせたい。

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