数日前の夕方、何気なくテレビを見ていたら、夜明けのスキャットで有名な、由紀さおり氏の対談が報じられていた。世界的に知られた大物歌手でもあり、さらに美人で魅力的な人柄は好きな人の一人でもある。対談の内容は、10年ごとに訪れる流行歌の変遷の対処に悩むことなど、初めて知った。
そして、座右銘として山中鹿之助の「憂きことのなほこの上に積もれかし、限りある身の力ためさん」という歌を、心の支えにしているという話を披露されたのにはビックリした。山中鹿之助は「願わくば我に七難八苦を与えたまえ」と言って祈る姿が、現在でもHPで見れる。
山中鹿之助はNHKの大河ドラマ「軍師黒田官兵衛」に登場しているが、主家である尼子家再興のため、奮闘した英雄として有名である。自分も昔々、三日月に祈る彼の絵姿が脳裏に焼き付いている。それにしても、あの嫋やかな有名歌手の心の中には、武人の精神が流れて居ることを知ると同時に、一芸に秀いた人には、学ぶべき点が多いと感じたことである。
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