キャメロン・マイヤーとリーハワードのペアが、オーストラリアのマディソン選手権で優勝。
2位はW杯アスタナ大会の金メダリスト、22歳のグレン・オシェイと17歳のアレックス・エドモンドソン。3位は6日間レースペア、スイスの英雄フランコ・マルヴリとドイツのウェーブ職人、マルセル・バース。
【リザルト】
1 Leigh Howard (Aus) & Cameron Meyer (Aus) 20 pts
(↓1周回遅れ)
2 Glenn O'shea (Aus) & Alexander Edmondson (Aus) 21 pts
3 Marvulli (Swi) & Marcello Barth (Ger) 2 pts
(↓2周回遅れ)
4 Jackson Law (Aus) & Caleb Ewan (Aus) 20 pts
:
:
+++
このレースには、非情の逸話が二つある。私はスポーツにおける容赦のなさが好きだ。裏を返せば、対戦相手への敬意なワケだし。まあ、時に大人げないパターンもあるけれど…。
その1。マイヤー - ハワード組は、オシェイの相棒、17歳のエドモンドソンを無慈悲に徹底マークし、潰したあとににラップを決めた。17歳のレース後のコメントが泣ける。
「勝負の世界だから。ここに友達を作りに来ている訳じゃないしね。彼らの方が強かったということ。オシェイには感謝している。最高のパートナーだよ」
いい選手になるよー、きっと(忍泣)。
その2。レース直後は、ジュニアペアのカレブ・ユアン(オムニアム ジュニア世界チャンピオン) - ジャクソン・ロウ(マディソン ジュニア世界チャンピオン)が銅メダルのコールだった。
そこへスイス・ドイツ連合軍が抗議。ジュニアペアは、ロウがメカトラ中に1ラップ失っているのではないか、と。審議の結果、抗議は認められ、3位と4位が入れ替わった。
裁定は非常に難しかったようだ。意見真っ二つだったみたい。
スイス・ドイツ連合軍もえげつないよねぇ。だって、これはオーストラリアのナショナル選だし。欧州組は、暖かい豪州でトレーニング中、調整の一環でレースに出場したのだろうし。更に相手はジュニア(苦笑)。
でもこれがルールだから。抗議して当然。流石、6日間レースの百戦錬磨としか言いようがない。よそ様のナショナル選に参加しての本気っぷりがある意味微笑ましい。
この裁定についてのマイヤー兄のコメント。
「自分のラップに集中していたので分からない。コミッセールって大変だよね」←大人の発言な上、超ひとごとw

ポディウムw
+++
2000年、マディソンが初めてオリンピック種目になった。11歳のリー・ハワードは、スコット・マグローリー - ブレット・エイトケンの豪州ペアがシドニーで優勝するのをテレビで見た。オリンピックの金メダリストになる夢を持つ。
ロンドン五輪トラックの中長距離種目が、団体追い抜きとオムニアムのみとなった今、ハワードのロンドンへのモチベーションは、ロードに移行しつつある。
だがここで、噂の段階ながらも朗報が。
リオデジャネイロ五輪でマディソンが復活するのではないかという噂が。
「オグレディのようになりたい。トラックに戻ってきて、若い選手相手に出場権争いをするんだ。(※ オグレディとブラウンはアテネ五輪のマディソン金メダリスト)この噂の真偽の程は僕には分からないけど、4、5年後にマディソンで金メダルを獲ることが出来るチャンスがあるかもしれないと思うと、リーと僕は凄く興奮したんだ」(マイヤー兄)
噂・噂・噂なんだけど、朗報だよね。ロードに移行し尽くして、トラックで五輪金メダルを獲ることに興味を失ってるかもしれない。トラックに力を入れている若い選手にはもう敵わないかもしれない。それでも選択肢があることはいいことだ。
まずは世界選マディソンのハットトリック(三連覇)を是非とも叶えてもらいたいなぁ。

Cameron Meyer (L) & Leigh Howard
なんだかハワードがやけに成長したような…。いぬたろうはマイヤーが痩せたのだと。
後輩を山で引き摺り回して得意にになってたから、それもアリか。
Cycling Australia: World champions Meyer and Howard claim Australian Madison crown
The Age: Madison too good to give up
Ninemsn: Cycling juniors miss out on bronze
Cycling Australia Madison National Championship: World champions Meyer and Howard claim Australian Madison crown
(photos: Cycling Australiaより)
2位はW杯アスタナ大会の金メダリスト、22歳のグレン・オシェイと17歳のアレックス・エドモンドソン。3位は6日間レースペア、スイスの英雄フランコ・マルヴリとドイツのウェーブ職人、マルセル・バース。
【リザルト】
1 Leigh Howard (Aus) & Cameron Meyer (Aus) 20 pts
(↓1周回遅れ)
2 Glenn O'shea (Aus) & Alexander Edmondson (Aus) 21 pts
3 Marvulli (Swi) & Marcello Barth (Ger) 2 pts
(↓2周回遅れ)
4 Jackson Law (Aus) & Caleb Ewan (Aus) 20 pts
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このレースには、非情の逸話が二つある。私はスポーツにおける容赦のなさが好きだ。裏を返せば、対戦相手への敬意なワケだし。まあ、時に大人げないパターンもあるけれど…。
その1。マイヤー - ハワード組は、オシェイの相棒、17歳のエドモンドソンを無慈悲に徹底マークし、潰したあとににラップを決めた。17歳のレース後のコメントが泣ける。
「勝負の世界だから。ここに友達を作りに来ている訳じゃないしね。彼らの方が強かったということ。オシェイには感謝している。最高のパートナーだよ」
いい選手になるよー、きっと(忍泣)。
その2。レース直後は、ジュニアペアのカレブ・ユアン(オムニアム ジュニア世界チャンピオン) - ジャクソン・ロウ(マディソン ジュニア世界チャンピオン)が銅メダルのコールだった。
そこへスイス・ドイツ連合軍が抗議。ジュニアペアは、ロウがメカトラ中に1ラップ失っているのではないか、と。審議の結果、抗議は認められ、3位と4位が入れ替わった。
裁定は非常に難しかったようだ。意見真っ二つだったみたい。
スイス・ドイツ連合軍もえげつないよねぇ。だって、これはオーストラリアのナショナル選だし。欧州組は、暖かい豪州でトレーニング中、調整の一環でレースに出場したのだろうし。更に相手はジュニア(苦笑)。
でもこれがルールだから。抗議して当然。流石、6日間レースの百戦錬磨としか言いようがない。よそ様のナショナル選に参加しての本気っぷりがある意味微笑ましい。
この裁定についてのマイヤー兄のコメント。
「自分のラップに集中していたので分からない。コミッセールって大変だよね」←大人の発言な上、超ひとごとw

ポディウムw
+++
2000年、マディソンが初めてオリンピック種目になった。11歳のリー・ハワードは、スコット・マグローリー - ブレット・エイトケンの豪州ペアがシドニーで優勝するのをテレビで見た。オリンピックの金メダリストになる夢を持つ。
ロンドン五輪トラックの中長距離種目が、団体追い抜きとオムニアムのみとなった今、ハワードのロンドンへのモチベーションは、ロードに移行しつつある。
だがここで、噂の段階ながらも朗報が。
リオデジャネイロ五輪でマディソンが復活するのではないかという噂が。
「オグレディのようになりたい。トラックに戻ってきて、若い選手相手に出場権争いをするんだ。(※ オグレディとブラウンはアテネ五輪のマディソン金メダリスト)この噂の真偽の程は僕には分からないけど、4、5年後にマディソンで金メダルを獲ることが出来るチャンスがあるかもしれないと思うと、リーと僕は凄く興奮したんだ」(マイヤー兄)
噂・噂・噂なんだけど、朗報だよね。ロードに移行し尽くして、トラックで五輪金メダルを獲ることに興味を失ってるかもしれない。トラックに力を入れている若い選手にはもう敵わないかもしれない。それでも選択肢があることはいいことだ。
まずは世界選マディソンのハットトリック(三連覇)を是非とも叶えてもらいたいなぁ。

Cameron Meyer (L) & Leigh Howard
なんだかハワードがやけに成長したような…。いぬたろうはマイヤーが痩せたのだと。
後輩を山で引き摺り回して得意にになってたから、それもアリか。
Cycling Australia: World champions Meyer and Howard claim Australian Madison crown
The Age: Madison too good to give up
Ninemsn: Cycling juniors miss out on bronze
Cycling Australia Madison National Championship: World champions Meyer and Howard claim Australian Madison crown
(photos: Cycling Australiaより)