HONK de BONK

鳥の“落し物”が直撃しましたが(泣)鳥には寛容な私です。。。

トラックワールドカップ今季全戦終了

2010-01-25 13:10:51 | bike
昨日閉幕したトラックワールドカップ第4戦北京大会を以て、W杯全戦が終了。トラックシーズンを締めくくるのは、トラック世界選コペンハーゲン大会(3月24日~28日)。

Cycling.TVでは、3日目イブニングセッションのライヴしかなかったが、合間合間に振り返りをやってくれたので、1・2日目の種目も観ることができた。

≪北京大会で印象に残った二選手≫
エドワード・ドーキンス(Edward Dawkins)男子スプリント優勝…ニュージーランド
「あんた、誰?」って感じの伏兵優勝だった。朗らかで華があり、今後、有名どころとの対戦が楽しみだ。ニュージーランドは近年力をつけてきている。NZナショナルチームは、スポンサーにラボバンク(RaboPlus)を迎えている。

マイケル・ヘップバーン(Michael Hepburn)男子個人追い抜き準優勝…オーストラリア
惚れ惚れするほどTTのフォームが美しかった。マーティンさんも「肩が柔らかいですねー」と。ヘップバーンはオーストラリアU23RRチャンピオン。チームジェイコスキンズ(旧チームAIS)の選手なので、TOJで来日するといいんだけどー。

≪覚書≫
  • オーストラリア、男子団体追い抜き優勝
    3分台に入ってほしかったが、オーストラリアは選手層が厚過ぎるぐらいで、チーム内の選抜が熾烈であろう。


    (オーストラリア: L→R)トラヴィス・メイヤー、ルーク・ダーブリッジ、リー・ハワード、マイケル・ヘップバーン


  • オーストラリア、マディソン4位で世界選枠は獲得?
    リー・ハワード - トラヴィス・メイヤー組は4位。香港のラップ獲得はうまく隙をついたもので、素晴らしかった。クオ・ホーティンはいい選手になったなぁ。

  • アワン、ケイリン優勝
    今回もウィリー・ゴールを魅せる!!

    (L→R)ジェイソン・ニブレット、アジゾルハシニ・アワン、ダン・エリス
    アワンが優勝すると、常に“捕えられた宇宙人”状態(笑)


    (photos: Tissotより)

  • サルツバーガー祭り@ツアー・ダウンアンダー最終ステージ

    2010-01-25 00:51:44 | bike
    エースゼッケンもらっといて(101)、何も出来なかったらどうしようかと思った。

    そしたら、最終日に昨年と同じように華やかに逃げる。文字ライヴの中の人もサルツバーガーを応援(苦笑)。“Voice of Cycling”のフィル・リゲット氏が“サルツバージャー”なのが気になったけど。楽しいひと時でした。


    リクイガス、ガーミンと逃げる@補給ゾーン


    最終日敢闘賞(一番左)だと、特別ジャージの皆さんとこのようにポディウムに整列
    一番右のルーク・ロバーツ(ミルラム)は「サウスオーストラリア最先着賞」


    総合、山岳、スプリント、新人賞の皆さんとシャンパンファイトに興じるのも最終日の特権
    サイクリングシューズでこんなことやって、滑ってコケないか心配(←それはカヴ)


    (photos: Yahoo! Sports[上]、Cor Vos[中・下]より)

    TDU Stg. 6 ライヴストリーミング観戦中→終了

    2010-01-24 12:22:33 | bike
    http://www.vshare.tv/live/50165/SS2

    3人逃げている。

    +++

    追記: TDU最終ステージで、サルツバーガーがもしや…な逃げをかまし、チームスカイのクリス・サットンが母国でステージ優勝し、その後、トラックW杯@北京のライヴストリーミングをCycling.TVで楽しんだ。その後、バッファリング地獄のビデオオンデマンドをポーズ状態にし、2時間半かけてダウンロード(涙)。それでやっとトラックW杯@マンチェスターの団抜き決勝を観ることが出来た。保存しようとしたら、出来ないのねー。そりゃそうか。

    で、今現在はシクロクロスW杯をCycling.TVで観始めたところ。。。

    トラックワールドカップ第4戦北京大会本日開幕

    2010-01-22 18:48:25 | bike
    トラックワールドカップ今季最終戦、北京大会本日開幕(1月22日~24日)。

    ≪現在の状況: 第1日途中≫
    ポイントレースの盛君は、予選通過でファイナル進出。
    チームスプリントは日本11位。

    追記: CYCLIST FANさんが現地からの速報をやっている。
    CYCLIST FAN


    +++

    Tissot: 09/10 World Cup Classics - Beijing(スタートリスト&リザルト)

    トラックワールドカップ第4戦北京大会公式サイト

    公式サイト: 時間割
    UCI: 時間割

    +++

    北京五輪の時もへぇ~と思ったが、北京語でケイリンは競輪じゃなくて凯林だ。

    【北京語(簡体字)のトラック種目】
    争先…スプリント
    团体竞速…チームスリント
    个人追逐…個人追い抜き
    团体追逐…団体追い抜き
    捕捉…スクラッチレース
    记分…ポイントレース
    1公里计时…1kmTT
    500米计时…500mTT
    凯林…ケイリン
    麦迪逊…マディソン

    伊豆ベロドローム建設へ&バンクの切れ端は…

    2010-01-21 19:10:05 | bike
    悲願でもあった木製の250mバンクの自転車競技場「伊豆ベロドローム」(仮称)が、5月着工、来年秋の完成を目指すこととなった。

    読売新聞: ドーム型屋内競技場建設へ 国内初板張り自転車走路
    毎日新聞: 自転車競技場:国内初、屋内型板張り走路--伊豆に来年秋完成 /静岡

    +++

    思えば伊豆CSCで屋内250バンクのアンケートに答えたのが2008年5月。やっと“構想”が“実現”しそう。

    バンクのデザインは、北京のラオシャン・ベロドローム(老山自転車館)を手掛けたドイツ人、ラルフ・シューマン氏が担当する。設計者と建築に当たる大工さんは別物だろうが、ドイツ人の大工さんが木製バンクを作る話はよく聞く。仕事が丁寧なんだろうか?(単に納期を守るからだったりして・苦笑)

    昨年、トラック世界選が行われたポーランドのPruszkówのベロドローム(BGŻ Arena)は、2008年の世界選開催を目論んでいたが、建設が大幅に遅れたため、翌年に先延ばしとなった。日本はそんなことがありませんように。

    盗み聞きした話だが(ちゅうか、聞こえてきちゃったのよねー)、日本でのベロドロームの建設費用は、海外の2倍かかるんだとか。すべては耐震構造のため。記事には伊豆のは約30億円、と。

    我がことのように楽しみでなりません。選手たちが、早くここで練習に励むことができますように。W杯や世界選が開催されるといいな~(夢大爆発)。

    +++

    写真はポーランドのトラック世界選のお土産。バンクの木片に焼き印が押された記念品。文鎮にしては軽いし、置物にしては地味だし、自転車ファン以外は絶対喜びようがないモノだけど、更に、「サイクルジャージが○○ズウォティ(←ポーランドの通貨)で、バンクの木の切れ端が●●ズウォティかよ!?」というような、謎の高価格だった。まあ、ジャージが異様に安かった気もするけど…。

    しかし、こういった物こそ、オタク心をくすぐる逸品なのではないかと思う。是非、日本でもやって戴きたい。バンクの切れ端は捨てないでオタクに売って下さい。あと、板の張り替えをする時も、廃棄しないでオタクに…(以下略)。

    兄に続け

    2010-01-20 20:37:46 | bike
    ピーター・ケノーの弟、ティム・ケノーがイギリスのトラックのイベントRevolution27のスクラッチレースで優勝。

    Cycling Weekly: Team Slicks on top in Revolution Champs
    British Cycling: Report: Revolution 27

    2名がラップし一騎打ちとなったが、ケノー弟は周回遅れのチームメイト、ゲラント・トーマスを発射台に使い(※ 今季のRevolutionはチーム戦)見事優勝。

    ケノー弟は先日のロッテルダム6日間レースのUIVタレントカップに出場していたが、最下位だった。やっと調子が出てきた? 今季からGBアカデミー(U23英国ナショナルチーム)。兄ちゃんより大きいエンジンを持っているそうで、期待できる。ただ、レースはエンジンだけじゃないから(センスとか負けん気とか集中力とか…)。見た感じはピーターより、聞かん坊っぽい(苦笑)。


    ティム・ケノー@Revolution27 スクラッチレース ポディウム
    関係ないけど、いぬたろうがこのポディウムガールを気に入っていた


    (photo: Cycling Weeklyより)

    TDU初日のKOMはTDK3位のROE

    2010-01-19 20:40:33 | bike
    暗号ではなく、ツアー・ダウンアンダー第1ステージの山岳賞は、ツール・ド・コリア総合3位・ステージ2勝の期待の若手、ティム・ロウ。ロウは昨年の世界選U23RRのオーストラリア代表。

    Adelaidenow: Roe goes all out for team

    23km地点から3人の逃げに入る。残り30km、山岳ポイントを狙うため、一緒に逃げていたAG2RとBMCを置き去りにする。しかし、ラスト18kmで捕まる。一時は集団と10分も開いたが。16ポイントで山岳ジャージを獲得。おまけに敢闘賞も。

    昨年までの所属チームは地元のセーヴィングス&ローンズ。今季よりアームストロングのU23育成チーム、トレックリヴストロングに加入。

    「これまで彼(アームストロング)と、4、5回一緒に乗ったことがあるんだ。TDUの前にも1回。彼と話が出来たことは、自信に繋がった。今日は燃料を費やしただけなので、明日も頑張らなきゃ。ここ数年のユニSAの戦略は、攻撃ありきで、僕のアタックは別段不思議じゃないよ。チームのためだ」

    山登りが得意そうな体型だ。昨シーズン大活躍だったが(だから世界選に出場できた)、エリート集団AIS系じゃないようだ。ラインが違うのかしら。フラワーとか南関とか栃茨とか…(←ボケ)。

    ティム・ロウのレース後インタヴュービデオ。

    Cycling Central: Team UNI-SA Tim Roe

    +++

    ステージ優勝はグライペル。まともにスプリントしたら、TDUはグライペルの独壇場になるんじゃなかって強さだった。

    19 January 2010 - Stage 1 Santos Tour Down Under News Feed



    (photo: Gettyより。訂正: 山岳ジャージ 敢闘賞ジャージのティム・ロウ)

    CS英国版、自転車選手ファッションチェック

    2010-01-18 22:25:39 | bike
    『CYCLE SPORT』(英国版2010年2月号)に、自転車選手のファッションチェック。大雑把に意訳。

    1. ジョナサン・ヴォータースのアーガイル、赤パン、もみあげ
    普通、多くの監督は、しわくちゃでランチのシミがついたチームのポロシャツ着用。

    2. コンタドールの2010ツールのプレゼン
    ツールウィナーのスーツは、朝食前に暗号クロスワードをやり遂げたシャープ感がある。に、比べ、借金取りっぽいランスの肩幅の広いジャケット。

    3. ウィギンスの緑色のパーカーとモッズカット@イギリスの不良
    70年代後半に逆行。

    4. ポルノ俳優風のポッツァート
    レザージャケット、派手なサングラス、ジェルべったりの髪。モスクワ娘に受け入れる子はいるかも。

    5. 2003ツールのプレゼンにノータイで行ったアームストロング
    あと、あごの筋肉を鍛えるため、ガムを噛んていた。

    6. バルベルデの赤黒ストライプの粋なセーター
    写真撮影に変なケスデパのTシャツを着てきたが、カメラマンがセーター(←バルベルデの私物)に着換えさせた。

    7. シュレック弟のみすぼらしい学生風@ツール2010プレゼン
    シャツ、ジーパン、電話セールスの下級管理職から借りたようなジャケット。

    8. ガーミン、チーム全員
    ガーミン入りする選手の条件は二つだけ。TTの能力が高いことと、ゴルフカジュアルウェアを率先して着ること。

    9. アムステルキュラソーレースの選手
    毎年毎年、柄モノの海パン、貧相な肉体、変な日焼け、作り笑いのフォトショット。。。

    10. カヴの白いスーツ
    授賞式とは言え、いくらなんでも白いスーツはないだろ、と。

    +++

    私は若者っぽいスーツぐらいにしか思わなかったけど、いぬたろうはコンタドールのスーツ、高そうって言ってた。

    (photo: Belgaより。白スーツのカヴ)

    ここ一番に病気になる男(涙)

    2010-01-18 18:35:24 | bike
    グレン・オシェイは昨年のトラック世界選直前、水疱瘡になり出場取り消し。マディソンの相棒のリー・ハワードは、急遽キャメロン・メイヤーと組んで銀メダル(更にはオムニアムで世界チャンピオン)。

    そして今年は…。

    オシェイのTwitter(glenno176)より。

    1月8日: 「少々調子が悪い。明日のレースには出場しないよ」

    オーストラリアナショナル選U23RRに出場予定だったが、体調不良で出場回避に。リー・ハワードが「元気出せよ、相棒。俺は壊れた膝でレース出てるんだぜ、なんちゃってー。早く治りますように。アデレードで会おうな」と励ますが…。

    1月13日: 「なんて1年の始まりなんだ。腺熱だなんて」

    腺熱(伝染性単核球症)はクネゴもかかったウイルス性の病気…。トラックW杯北京大会の欠場が決定。

    1月15日: 「1日中、パジャマ姿でクリケットのテレビを見た。病気になるのは悪いことばかりじゃないね」

    クリケットの試合時間、異様に長いもんねー。。。

    1月16日: 「週末は海辺でのんびりするよ」
    1月16日: 「ビーチの前でディナー」
    1月18日: 「テニス中継を見ていたら、今すぐにでも自転車に乗りたくなった」


    何故、テニスを見て自転車に…? 否、分かるよ。溌剌とプレーするアスリートと、元気な時の自分の姿を重ね合わせ…。ひょっとすると、自転車レースは見るのが忍びなくて、TDUの前哨戦とかあえて見てなかったりして(号泣)。

    不憫でね…。去年も水疱瘡だし。トラック世界選は3月末だが、伝染性単核球症は時間がかかるのかもしれない。。。
    兎に角、早く完治しますように。

    (photo by kumataro @2009年TOJ伊豆ステージ)