私事過ぎて非常に恐縮なのですが。ツアー・ダウンアンダーからベルリン6日間レース、奇跡と幸運が入り乱れる不思議で意外な展開だったので。。。 どうか御容赦下さい。
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キャメロン・マイヤーはツアー・ダウンアンダー第2ステージで、激しく落車する。すわ、鎖骨骨折か!?(泣)と血の気が引いた。ベルリンは無理としても、トラック世界選には間に合うだろうか…とまで思った。その後、CNの記者さんが、大丈夫だと本人が言っている、とtweetし、胸を撫で下ろす。
その夜のマイヤーのtweet。
「今日は派手に落車した。3年間のTDUで3回目だ。俄然やる気が出てきたよ」
戦意を喪失してもおかしくない状況なのに、この闘争心!! 感激したので、コメントしてみた。
「あなたって男の中の男ね。ベルリン6日間レースも楽しみにしてるわ」
翌朝、「ありがとう! では向こうでね!」と返信があった。
浮かれて大騒ぎしていたら、「じゃあ、あのうちわを見せてやれよ」と、いぬたろうが言う。
「恥ずかしい。絶対にイヤだ」
「ここで見せないでどーすんだよ。それに誰も読んでねえよ」←悲
……。丸1日悩んだ。1月21日の朝、うちわの写真と共にtweetした。
「返事、ありがとう。日本からサポーターグッズを持って応援に行きます。じゃあね」
その直後、奇妙な応援グッズだからか、それを公式リツイートしてくれたorz
21日午後、TDU第4ステージをマイヤーは逃げ切って制した。
+++
ベルリンに行ってからは、「ちゃんと来たよ~」という意味も込めて、応援の言葉と共にリー・ハワード - マイヤー組の記事が載っているスポンサーのタブロイド紙の写真をtweetしたら、二人がそれをリツイートしてくれた。
6日間レースはお祭りだから、観客がアウェー選手に対して冷淡ということはないのだが、やはりドイツ人はドイツ人選手を激しく応援する。近隣のスイスやデンマークは、団体サポーターが来ているし。天下のマディソン世界チャンピオンに、うら淋しい思いをさせてはなるまいと、(なるべく)派手に声援を送ろうと思った。
日曜日のレースのウォーミングアップ中、バンク内側で騒ぐ私にまずロジャー・クルーゲが気づいてくれて(※ ベロドローム内はとかく薄暗く、走路から人混みはあまり見えない。Tomityさんが多少明るい場所を教えてくれた)、マイヤーに伝えてくれた(ようだった)。次に回ってきた時、マイヤーが手を振ってくれた。なんか訝しげな感じではあったが(苦笑)。でも、目標達成だ。
月曜日。席が最前列だった。
レース前、前日までの総合1位の表彰式があり、バンクをパレード。その時、なんとマイヤーは私にブーケを投げてくれた。次、嫁に行けるのは私でしょうか?(違) 驚いていたら、振り返って、頷くような仕草。。。 これは「分かってて投げたんだよ」ということですか? いや、どうだろう?
更に奇跡は続く。デルニーレースで優勝したハワード - マイヤー組。なんとハワードは、優勝者が首にかける大きな金色の月桂冠(←造花です)をくれた。舞い上がっちゃって、あまり覚えてないんだけど(とほほ)、「祝福のキスを!!」と言われた。えっ、、、ビズって2回するんだっけ、3回?と、狼狽えつつコトに及んだら、1回で終わらされた(哀)。そのあとなんか私、無理矢理手を握った気が…(←溺れる人?)。この月桂冠がまた重い。首にかけたまま、どこかにぶつかったら、鞭打ち症になりそうだ。
+++
火曜日。最終日。ハワード - マイヤー組は4位に転落していたが、最終レース60分マディソンの怒涛の攻撃で2位に。あわや優勝しそうな勢いだったんだけどね~。本当に素晴らしいレースだった。
1・2・3位の選手はバンクをオープンカーでパレード。大騒ぎする私に(←またかよ)ハワードは笑顔をくれた。マイヤーとは目が合わなかった。。。
レースが終わり、夜中の1時頃ホテルに帰って荷造り。ブーケは湿ったティッシュを茎に巻き、ビニール袋に詰め、月桂冠はスーパーで買ってきた100リットルの紙製ゴミ袋で包んで、1ユーロショップで買ったガムテープでぐるぐる巻きにした。
チェックアウトの4時半まで多少時間があったので、Twitterを覗く。
「応援してくれてありがとう、メイト!」と、レース終了直後のマイヤーの呟き。ちょっと泣きそう。。。
+++
よく「有名なスター選手でなくとも、小さなレースであなたのことを気に入って、応援しているファンが何処かにいるかもしれない。だから頑張って!」と思うことがある。逆の立場のことはあまり考えたことがなかった。でも、知り合いでもなく、大勢いるファンの中の一人だけど、応援する気持ちが届いて、少しでも励みになっているとしたらとても嬉しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/ea/37a8bf38af932130a85b4ad0aa9be609.jpg)
3日目: Leigh Howard
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/ac/acfca65ca77e256823be8dfd578a1ed5.jpg)
3日目: Cameron Meyer
@ホイールに囲まれたピットでソワニエと談笑
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/bd/6acf993c9ab9dbee3acb1eaa94a74cfb.jpg)
5日目: Leigh Howard (R) & Cameron Meyer (L)
マディソンTT
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/03/2f9ceb57acabaefec63548c20d739df7.jpg)
5日目: Leigh Howard (R) & Cameron Meyer (L)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/1b/20c0b33d99e63da17dda0f6c580c1bc3.jpg)
5日目: Leigh Howard (L) & Cameron Meyer (R)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/d3/efd382889b747dc59be1287b0ddfddbc.jpg)
6日目: Cameron Meyer (R) & Kenny De Ketele (L)
ベルギーのデケイトルと談笑
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/3d/cd38474eb61be3b456a586c5eefa9f00.jpg)
Thanks!! Cam & Leigh!!
(photos by kumataro)
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キャメロン・マイヤーはツアー・ダウンアンダー第2ステージで、激しく落車する。すわ、鎖骨骨折か!?(泣)と血の気が引いた。ベルリンは無理としても、トラック世界選には間に合うだろうか…とまで思った。その後、CNの記者さんが、大丈夫だと本人が言っている、とtweetし、胸を撫で下ろす。
その夜のマイヤーのtweet。
「今日は派手に落車した。3年間のTDUで3回目だ。俄然やる気が出てきたよ」
戦意を喪失してもおかしくない状況なのに、この闘争心!! 感激したので、コメントしてみた。
「あなたって男の中の男ね。ベルリン6日間レースも楽しみにしてるわ」
翌朝、「ありがとう! では向こうでね!」と返信があった。
浮かれて大騒ぎしていたら、「じゃあ、あのうちわを見せてやれよ」と、いぬたろうが言う。
「恥ずかしい。絶対にイヤだ」
「ここで見せないでどーすんだよ。それに誰も読んでねえよ」←悲
……。丸1日悩んだ。1月21日の朝、うちわの写真と共にtweetした。
「返事、ありがとう。日本からサポーターグッズを持って応援に行きます。じゃあね」
その直後、奇妙な応援グッズだからか、それを公式リツイートしてくれたorz
21日午後、TDU第4ステージをマイヤーは逃げ切って制した。
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ベルリンに行ってからは、「ちゃんと来たよ~」という意味も込めて、応援の言葉と共にリー・ハワード - マイヤー組の記事が載っているスポンサーのタブロイド紙の写真をtweetしたら、二人がそれをリツイートしてくれた。
6日間レースはお祭りだから、観客がアウェー選手に対して冷淡ということはないのだが、やはりドイツ人はドイツ人選手を激しく応援する。近隣のスイスやデンマークは、団体サポーターが来ているし。天下のマディソン世界チャンピオンに、うら淋しい思いをさせてはなるまいと、(なるべく)派手に声援を送ろうと思った。
日曜日のレースのウォーミングアップ中、バンク内側で騒ぐ私にまずロジャー・クルーゲが気づいてくれて(※ ベロドローム内はとかく薄暗く、走路から人混みはあまり見えない。Tomityさんが多少明るい場所を教えてくれた)、マイヤーに伝えてくれた(ようだった)。次に回ってきた時、マイヤーが手を振ってくれた。なんか訝しげな感じではあったが(苦笑)。でも、目標達成だ。
月曜日。席が最前列だった。
レース前、前日までの総合1位の表彰式があり、バンクをパレード。その時、なんとマイヤーは私にブーケを投げてくれた。次、嫁に行けるのは私でしょうか?(違) 驚いていたら、振り返って、頷くような仕草。。。 これは「分かってて投げたんだよ」ということですか? いや、どうだろう?
更に奇跡は続く。デルニーレースで優勝したハワード - マイヤー組。なんとハワードは、優勝者が首にかける大きな金色の月桂冠(←造花です)をくれた。舞い上がっちゃって、あまり覚えてないんだけど(とほほ)、「祝福のキスを!!」と言われた。えっ、、、ビズって2回するんだっけ、3回?と、狼狽えつつコトに及んだら、1回で終わらされた(哀)。そのあとなんか私、無理矢理手を握った気が…(←溺れる人?)。この月桂冠がまた重い。首にかけたまま、どこかにぶつかったら、鞭打ち症になりそうだ。
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火曜日。最終日。ハワード - マイヤー組は4位に転落していたが、最終レース60分マディソンの怒涛の攻撃で2位に。あわや優勝しそうな勢いだったんだけどね~。本当に素晴らしいレースだった。
1・2・3位の選手はバンクをオープンカーでパレード。大騒ぎする私に(←またかよ)ハワードは笑顔をくれた。マイヤーとは目が合わなかった。。。
レースが終わり、夜中の1時頃ホテルに帰って荷造り。ブーケは湿ったティッシュを茎に巻き、ビニール袋に詰め、月桂冠はスーパーで買ってきた100リットルの紙製ゴミ袋で包んで、1ユーロショップで買ったガムテープでぐるぐる巻きにした。
チェックアウトの4時半まで多少時間があったので、Twitterを覗く。
「応援してくれてありがとう、メイト!」と、レース終了直後のマイヤーの呟き。ちょっと泣きそう。。。
+++
よく「有名なスター選手でなくとも、小さなレースであなたのことを気に入って、応援しているファンが何処かにいるかもしれない。だから頑張って!」と思うことがある。逆の立場のことはあまり考えたことがなかった。でも、知り合いでもなく、大勢いるファンの中の一人だけど、応援する気持ちが届いて、少しでも励みになっているとしたらとても嬉しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/ea/37a8bf38af932130a85b4ad0aa9be609.jpg)
3日目: Leigh Howard
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/ac/acfca65ca77e256823be8dfd578a1ed5.jpg)
3日目: Cameron Meyer
@ホイールに囲まれたピットでソワニエと談笑
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/bd/6acf993c9ab9dbee3acb1eaa94a74cfb.jpg)
5日目: Leigh Howard (R) & Cameron Meyer (L)
マディソンTT
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/03/2f9ceb57acabaefec63548c20d739df7.jpg)
5日目: Leigh Howard (R) & Cameron Meyer (L)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/1b/20c0b33d99e63da17dda0f6c580c1bc3.jpg)
5日目: Leigh Howard (L) & Cameron Meyer (R)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/d3/efd382889b747dc59be1287b0ddfddbc.jpg)
6日目: Cameron Meyer (R) & Kenny De Ketele (L)
ベルギーのデケイトルと談笑
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/3d/cd38474eb61be3b456a586c5eefa9f00.jpg)
Thanks!! Cam & Leigh!!
(photos by kumataro)
事前に本人達と連絡を取られていたのですね。
選手に対し想いを抱くだけでなく、
その想いを常に行動に移されているのに
いつも感心させられています。
自分からアプローチしないと
奇跡も幸運もやってこないものですよね。
だからこそくまたろうさんは
強運の持ち主なのですね~♪
そうか、もう前フリの部分から、かなり脈あり、自ら呼び寄せた幸運だったわけですね。
それに
・うちわの演出
・舞台がベルリンで、彼らにはいわゆるアウェー
・かぶりつきの席
などもあいまって最高の成り行きでしたね。
ミラー、デッケル、キルシェン、サルツバージャーなど過去の人たちが急に色あせて見えます。
同じRRファンとして、kumataroさんの気持ちが良く分かります。
彼らも、自国のファンではなく、わざわざ日本から来てくれたことが嬉しかったのではないでしょうか。
と思っていましたが、それだけのことをしていたということですね(正座)
そして、チャンスの女神の前髪をつかむ勝負勘っちゅうか、そういうものも持ってますよね。
月桂冠のリボンに熊のマークが発見!貰うべき人に貰われた訳ですね(笑)。
次は上半身振袖、下半身イブニングドレス、全体的にはレディガガの扮装で行きます(破産)。
いや、今回は奇跡続きでした。
マイヤー兄はファンへの返信をすることはあまりなく、TDU・ベルリンの時は気持ちが高ぶっていたのかも。
おかげで、気づいてもらえました。
で、今はまた沈着冷静な現状報告のみのtweetに戻っています(苦笑)。
>Nacoさん
>過去の人たち
なんてことを…(薄笑)。
あ゛ーでも、時々「自分は今誰のことを一番応援していたんだっけ?」と分からなくなることがあります(危)。
で、今、結構熱いのがマンチェスターW杯個人追い抜き優勝のローハン・デニスでですねー、彼の…(以下略)。
>kyomiさん
TdFなどではカンガルーを持ったOZファンは結構いますよね~。
最終日にオーストラリアの国旗を掲げてる男性がいましたが、ほかには世界チャンピオンチームを応援する人はなく。。。
豪州も日本以上に欧州から離れているから、遠い道のりを遥々と…と思ってくれたのでしょうか。
>tannenbaumさん
4月の成果を期待していますよー(←プレッシャー)。
ハモンド先生一筋80年のtannneさんが何を仰いますやら(牛丼?)。
あと、カリフォルニアは???(←更なるプレッシャー)
チェコ人にとってアメリカ大陸はまさにアウェー、心細いに違いない、新大陸ですよ!?
>cross-checkさん
口元がリアルで恐ろしいベルリンの着ぐるみ熊をブログかTwitterのアイコンにしようかと思っています。
cross-checkさん、着ぐるみとのツーショットの時は「いぇ~い♪」って超リラックスな感じなのに、マイヤー兄とのツーショットは無茶苦茶かしこまってるじゃないですか!?
まったくもって、羨ましい。。。
>fucchoさん
今度マイヤー兄に会ったら「そろそろ私たちの結婚式の日取りを決めないと」と言ってみます(←危ないストーカー)。
あと家を訪ねて「キャメロン、来ちゃった♪ 寒い、開けて~」とか。。。