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ソニー ポータブルカセットプレーヤー TCM-R3の修理

 30年ほど前、1992年2月に発売されたSONYのポータブルカセットプレーヤーTCM-R3を修理した。

 この機種は語学学習用に適したモノラル・カセットプレーヤーで、再生スピードが可変できたり、テープの内容一部を4秒、8秒とか16秒間分だけICメモリーに入れ、繰り返し再生できたり、カウンターゼロで停止する機能など、ウオークマンなどにはない機能が搭載されている。



 押し入れの中に10年ほど放置されていたTCM-R3、再生、早送り巻き戻しができない。モーター音はしているから、重症ではないかもしれない、早速分解してみることにした。

 1. PLAYなどの押し釦のある面(フロントパネル)の取り外し



 ネジ1を外すとストラップが取れます。続いてネジ2を外し、



 カセット室内のネジ3をはずす。

 爪100を矢印方向に押し、爪101を軽く押しながらフロントパネルを上に抜く。




 2.底板の取り外し

 ネジ4,5を外すと底板が取れる。



 3.基盤の持ち上げ

 3.1 ネジ6,7,8を外す。

 3.2 アオ・アカワイヤー止めテープを剥がす。

 3.3 ピンクワイヤー止めテープを剥がす。

 3.4 フラットケーブル止めテープを剥がす。

 3.5 フラットケーブルを外す。

 3.6 カセット室内の爪102を外しながら基盤を少し持ち上げる

 3.7 バッテリー電極を上に持ち上げると基盤が持ち上がる。



 ゴムベルトが溶けてます。

 4. ゴムベルトの交換

 ゴムベルト2本がタール状に溶けていたので、掃除してから新しいゴムベルトに交換した。モーターからのベルトは千石で購入した30Φ,0.95T。もう一本は35Φ,0.95Tを使用した。



 無事動作を始めたが、ICリピート時に小さなノイズが入る。チップコンデンサの交換など老人の目には不可能なので、聞かぬふりをすることにした。
 

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