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SONY WALKMAN WM-EX909の修理

 アナログ・レコードやカセットテープが復権しているらしい。

 ビデオテープを何百本と捨てた後、カセットテープもダンボールにどっさり捨てようと思ったのだが、「カセットが流行っているらしい」と巷から声が聞こえてきた。

 通勤のとき使っていたウオークマンを探し出してテープと乾電池を入れて再生ボタンを押してみたが、テープが動く様子はない。ただ、モーターが回っているらしい音はするし、イヤホンからはかすかなノイズが聞こえる。基本的な部分は動いているようだ。



 そのSONY WALKMAN WM-EX909を早速分解してみた。



 ゴムベルトが切れている。

 秋葉原の千石電商で30φを中心に7種類のベルトを購入した。



 使ったのは30φで0.95Tのゴムベルト。

 ゴムベルト交換で動作を始めたが短い周期の回転ムラ、いわゆるフラッターが有る。1992年ころ購入したものだから25年も前のものだからそんなものかと思ったが、よく見るとプーリーに黒い点がついている。切れたゴムベルトがこびりついているのだ。両方のプーリーをきれいに磨いたら大幅にワウ・フラッターが減り、きれいな音で鳴ってくれる。

 SONYが35年前に発表したウオークマン、当時その音質に非常に驚いた記憶がある。携帯の高音質プレーヤーという、当時誰も考えなかった商品を完成度高く作り上げたソニー、彼らの絶頂期だったのだろう。残念ながらソニーの製品で今欲しいものはない。
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