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映画、ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅

 ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅を見てきた。もう公開が終わりに近づいているようで17時20分の上映しか無い。

 サイドウエイの監督が撮ったこの映画、「当選したので100万ドルをお支払い致します」と書かれた手紙を信じ、ネブラスカまで賞金を受けとりに行くと言ってきかない父ウディと、彼を車で連れて行く息子デイビッドの物語である。



モノクロームで撮られたロードムービーの範疇のこの物語、旅の途中で立ち寄った街で旧友に会った父がだんだん正気を取り戻していくのだろうと読んで映画館に出かけたのだが、、、

 なら息子が成長していくのかと思ったら、、、

 この映画でカンヌ国際映画祭の男優賞を受賞したブルース・ダーン、痴呆症の父親を上手に演じている。映画は笑いとストレス発散と思っている私に痴呆症の映画など無縁と思っていたが、実際痴呆症の肉親を抱えている身になってみると、この映画がストレス発散になるから不思議だ。

 「そーだよなー」というシーンが沢山出てきて、自分の大変さを分かってくれる人がここにいるという気分になるから、ほっとするのだ。

 気分転換して、ちょっと優しくなれる映画だ。あまり大上段に構えず、ちょっとしたイタズラでも楽しんでみようかなと思っている。




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