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映画、ランナウェイ/逃亡者

 ロバート・レッドフォードの主演作、ランナウェイ/逃亡者を見た。



 今売れっ子のシャイア・ラブーフは別として、脇をスーザンサランドンやニック・ノルティなど豪華メンバーで固めている。豪華メンバーだが1940年台生まれの彼らを使うのには理由がある。

 これは1960年末から70年代に実在した、ベトナム戦争反対を訴え連続爆破事件を起こした過激派グループ過激派グループ、ウェザーマンをモデルにした映画。彼らはその後姿をくらまし、30年後メンバーの一人が逮捕される。

 という訳で日本で言うと全共闘世代の俳優がたくさん出てくる映画になったわけだ。

 反体制グループを主人公にした、それも実話にもとづいていると重い話しになりそうだが、政治的主張は少ない。この映画は、主義主張と実生活をどう折り合いをつけていくのかという話だから、本当はもっと重いテーマなのかもしれない。

 原題はThe Company You Keep。訳すと「仲間たち」か。30年たった今でも彼らは昔の仲間を裏切ることはない。

 殺伐としたところは無く、静謐なミステリー映画である。公開館数は少ないようだが、善良な市民の仮面をかぶって生きのびてきた革マルだった君にお薦めの映画だ。




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