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映画、エクスペンダブル2

 公開初日、桜木町のブルク13でスタローンのエクスペンダブル2を見てきた。



 比較的大きな劇場が割り当てられていたが、客はまばら。それもシルバー料金組と思われる年配の方が多かったから、映画館もシネコンも大変な時代になったものだと思う。

 この映画は、スタローンが脚本を書いた単純明快でサービス精神満点のアクション・コメディ。エクスペンダブルとは消耗品の意味で、雇い主にとっては使い捨ての傭兵部隊。金のために外国で人殺しをしてくるわけだから、本来ならとんでもない話だが、そこは劇画の世界、大笑いしていれば良いのだろう。

 話は、雇い主ブルース・ウイルスから、旧ソ連領内に墜落した飛行機から重要なものを回収しろと依頼されたスタローン率いる傭兵部隊。簡単に見つけることが出来たが、突然現れたバンダムにとられてしまう。その際仲間を一人殺されてしまったスタローンは復讐を、というもの。これですべて。サイドストーリーもほとんどないから、単純明快とはそういう意味。

 出演者は豪華で、今回はシュワルツネッカーもカメオ以上の役をもらっている。そのシュワルツネッカーに銃を渡しながら、

 "If I don't get this back, your ass is terminated."

 というシーンがある。ターミネーターのパロデイだろうが、字幕では、

 「銃を返さないと溶鉱炉で溶かしてやる。」

 のような感じで訳してあった。翻訳も大変である。サービス精神満点とはこういう意味だ。

 ただ残念なのが、紅一点のユー・ナンに魅力がないこと。なぜこのキャスティングかと思ったのだが、どうも中国の配給会社が中国人を使うことと、中国での撮影を要求したかららしい。その上、このエクスペンダブル2は中国公開版も作るらしい。

 これからこういうことが当たり前になっていくのだろうが、最近のハリウッド映画が私の琴線に触れなくなってきているのは、こんなことも原因の一つかもしれない。もっとも、一番大きな原因は私が年を取りすぎて時代に取り残されてきているのだろうとも思っているが、、、



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