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映画、ダーク・シャドウズ

 ティム・バートンとジョニー・デップの新作ということで最近散々テレビでCMを流していたダーク・シャドウを公開初日に見にでかけた。

 横浜桜木町駅前にあるブルク13。初日とあって400席の一番大きいシアターが割り当てられていたが、あれっ、観客は100人足らず。

 話は、200年前に魔女によってバンパイヤにされ、恋人を殺され、その上棺おけに閉じ込められていたバーバナス・コリンズの物語。その彼が1970年代によみがえり、今や落ちぶれてしまったコリンズ家を再興しようとしようとする。

 設定を70年代にしたことにより、懐かしい場面や音楽が流れる。パーシーフェイス楽団の夏の日の恋から始まって、エルトンジョンのクロコダイルロック。カーペンターズも出てきてギャグに使われ、今やおじいちゃんになったアリス・クーパーが出演したりしていて楽しめる。

 ジャンルとしてはゴシック・ホラーらしいが、ティム・バートンとジョニー・デップだからコメディを期待して見に行ったら、やはり200年ぶりに蘇ったバーバナスの今浦島ぶりを楽しむ作りになっていた。

 これには原作があって、60年代のテレビシリーズだという。原作へのオマージュとして製作されたのであろう、舞踏会のシーンでは原作の出演者達が出ているとのことだが、残念ながらテレビで見ていないので、唐突に挿入された場面としか思えないのが残念。

 一番残念なのは、せっかくミシェルファイファーやクロエモリッツなど豪華メンバーを使いながら登場人物たちに魅力が無いこと。それに魔女とバンパイヤの戦いという設定のため何でもありの状況になってしまい、ストーリーが無いという状況におちいってしまったのではないかと思っている。

 映像はきれいなので気軽に見るのがよい映画であろう。



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