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映画、バーレスク

 バーレスクは女性のお色気を強調した踊りを含めたショー。だから、ダチョウの羽を使ったファンダンスもバーレスクの一種。

バーレスク

 ロサンゼルスにある小さなバーレスクの劇場を舞台にしたこの映画は、主人公アリをクリスティーナ・アギレラが演じている。これは音楽映画として期待できると、早速桜木町のブルク13に出かけた。マイナーな映画だから混まないだろうと思っていたが、最前席までいっぱい。前日にインターネットで予約しておいて正解だった。

 ストーリーは、アイオワの田舎町でウエイトレスをやっていたアリが劇場のオーナー、テスと絡みながら、成功していく物語。

 バーレスクはもともと音楽に合わせたダンスのショウで、歌う場面があってもそれはリップシンク、つまり口パク。それでは主役に今をときめくシンガーソングライターのクリスティーナ・アギレラを持ってきた理由がわからない、、、というのが伏線になっている。

 この映画は、バーレスクのショウのすばらしさと、アギレラの歌に酔うことになる。その上、テスを演じているのがシェール。我々の世代にはソニーとシェールのシェールだが、ちゃんと歌も歌ってくれる。音響のよい映画館で見ることをお勧めする映画だ。

 ところで、アメリカン・ミュージック・アワードでアギレラがバーレスクの挿入歌を、映画の装束そのままで歌っていた。ご覧になった方もいらっしゃると思う。こんなことを言って、政治的に正しい発言かどうか自信はないが、本物のアギレラは映画の中よりもちょっとおデブさんだったし、踊りもいまいち。

 とにかく映画の中のアギレラは歌がうまいのは当然として、スタイルもよいし踊りもOK。お勧めの映画だ。



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