30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

エダマメは発芽率を上げることに懸命

2021-04-30 | エダマメ

4月18日に育苗箱にタネをまき、25日の発芽状態、すぐに定植した

4月30日朝の姿、無事に子葉が開き、初生葉も

4月27日にコロナワクチン接種券が届いた。予約開始日は未定。接種できるのはいつになることやら。住まいのある我孫子市が4月28日から「まん延防止等重点措置」適用区域に指定された。

エダマメは4月18日に育苗箱にタネをまき、1週間後の25日に定植した。なぜこんなに早く定植してしまうのかは後述する。

今年のエダマメの発芽率は86%になった。かなりの高率である。だが驚くことはない。というのもこの数年は、いかに発芽率を上げるかにかなりこだわり、熱心にやってきた成果といえる。

エダマメの発芽をそろえることは意外とむずかしい。家庭菜園派に失敗する人はかなり多いはずだ。わたくしもそうであった。それが菜園近くの農家の知り合いから、発芽をそろるための“秘伝”を授かってからというもの、これを参考にして自分なりの方法を探り、こうして毎年高い発芽率を示し、失敗がなくなった。ひとつ残らず一斉に発芽してくる様子は感動ものであった。

菜園を縮小したため栽培面積が限られる。ことしは「湯あがり娘」1本に絞り、いつもの税込440円の徳用袋を買った。容量は昨年までは85mlであったが、今年は75mlに減っていた。値段が変わらないのに容量が減っていた。実質値上げになっていた。

タネの数は、容量が85mlときに発芽率を計算するためかぞえたことがある。約165粒だった。75mlだと約145粒ぐらいになるだろうか。

これを育苗箱にまく。温度と湿度に気を遣う。失敗するのはたいがい過湿が原因だ。昨年は気温の低い日が続き毛布をかぶせるなどして保温に苦労したが、ことしはうってかわってあたたかく、毎日外に出してして日に当ててきた。天気がよすぎて乾燥に気をつけるほどだった。

タネをまいた18日から4日ほどであちこち土が盛り上がり、1週間たった25日にはほぼ発芽がそろった。これをみたいがために手間をかけてきたといえる。

25日ではまだ子葉が出ていないのだが、この段階で育苗箱から畑に定植してしまう。このところ毎年そうしている。初生葉や本葉が出るまで育苗していると根の扱いなどで移植に手間がかかる。子葉が開かないこの状態では、育苗箱から苗をスムーズに引き抜くことができて、畑に移植するのだって極めて手間いらずだ。

それでだいじょうぶ? 毎年そうしている経験ではこれまで失敗はない。1カ所に2本で株間20センチ、条間40センチの2条植え。気をつけることは、定植したとき定着活着させるよう水をたっぷりやるやること。

ひ弱な苗は捨て、125本を植えつけることができた。タネの数を145本と推定すると発芽率は86%になる。もうこれだけあれば十分。昨年までが作りすぎていた。あとは実が膨らんで酒のつまみになるよう育ってくれと願うばかり。


2021年の読書

2021年4月の読書
前月の続きで島尾敏雄の「死の棘」を読んだ。感想はといってもすぐに言葉がみあたらない。読み始めてすぐにミホの言葉がいちいち胸に深く突き刺さった。いまさらわが身を反省しても遅いのだが。「パディントン発4時50分」は若いとき読むつもりでいたのを何十年後の白髪の年寄りになったいま手に取った。

・パディントン発4時50分( アガサ クリスティー著、 松下祥子訳・ハヤカワ文庫)
・レストラン「ドイツ亭」(アネッテ・ヘス著、森内薫訳・河出書房新社)
・死の棘(島尾敏雄著・新潮文庫)

2021年3月の読書
1月の梯久美子著「サガレン」が気に入ったようだ。同氏の本を読んでみたくて代表作「狂うひと」を手に取った。これが大部だった。これを読んだら島尾敏雄の世界に入らざるを得ない。3月はもっぱら島尾敏雄であった。仕上げ?にいま「死の棘」を読んでいる。

・震洋発進(島尾敏雄著・潮出版社)
・魚雷艇学生(島尾敏雄著・新潮文庫)
・出発は遂に訪れず(島尾敏雄著・新潮文庫)
・島尾敏雄(ちくま日本文学全集)
・狂うひと-「死の棘」の妻・島尾ミホ-(梯久美子著・新潮社)

2021年2月の読書
2月はコロナ渦、花粉症、農閑期、厳寒期と重なって家にこもりがち。楽しみは、1月と同じく読書、それに全豪オープンの大坂なおみ選手のテレビ観戦だった。

・ザリガニの鳴くところ(ディーリア・オーエンズ著、友廣 純訳・早川書房) 
・汚れた手をそこで拭かない(芦沢 央著・文藝春秋) 
・推し、燃ゆ(宇佐見 りん著・河出書房新社)  
・インビジブル(坂上 泉著・文藝春秋)  
・心淋し川(西條 奈加著・集英社)

2021年1月の読書
コロナ渦と農閑期で読書に専念。ひと月でこれほど読むなんてと驚いている。
「サガレン」の第2部は読んでいて気持ちがいい。

・パチンコ・下( ミン・ジン・リー著、池田 真紀子訳・文藝春秋)
・パチンコ・上( ミン・ジン・リー著、池田 真紀子訳・文藝春秋)
 ・ニッケル・ボーイズ (コルソン・ホワイトヘッド著・早川書房)
・八月の銀の雪(伊与原新著・新潮社)
・窓辺のこと(石田 千著・港の人)
・サガレン(梯 久美子著・KADOKAWA)
・キリン解剖記(郡司芽久著・ナツメ社)
・アンダードッグス(  長浦 京著・ KADOKAWA)

⇒2020年、2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書一覧


      
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